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 私の持っているパソコン(FMV-BIBLO)は、富士通の親指シフトキーボード配列を搭載したノートモバイルである。3年前に限定生産されたのを、これだと思って買った。だましだまし、使っているが壊れてしまったらどうしようとやや不安でもある。家や事務所で原稿書くときには、一般のPCでも接続できる「親指シフト」キーボードがあるから、少し安心だが。

なぜなら、私はもっとも初期の頃からのワープロユーザーだったからだ。『週刊朝日別冊』でワープロ特集をやり、草創期の各社のワープロを全部試してみて、「親指シフト」を使用している富士通以外に選択肢はないと思った。そして、
たしか200万円近くをかけて事務所に導入した。

それ以来、大小とりまぜて12種類ほど「親指シフト」搭載の富士通ワープロを使用してきた。しかし、もっとも早く職業的に文章を書くユーザーだったことが、パソコンの使用への移行を妨げた。「親指シフト」のパソコンなど、90年代の後半にはなかったからだ。仕方なく、ワープロで文章を作成し、FDに落としてMS-DOS変換するというめんどうなプロセスを踏んで情報発信していた。

私の友人たちは、ローマ字変換へと移行していったが、私にはワープロで覚えた「親指シフト」が捨てられなかった。なんと言っても早く、正確に打てる。
日本語の頻出度が高い順に中央部にキーが配列されているから、指の動きが自然で、ブラインドタッチに入りやすい。職業的な速記やテープ起こしでは、いまだに使われていると聞いている。

 頑固に「親指ひとすじ」でこれからも行きたいのだが。


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