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 ついにブログの更新画面を開くことも出来ずに週末になった。たった今、『愛川欽也のパックインジャーナル』(午前11時~13時)に生出演し、内閣不信任案をめぐる政局や、原子力発電からの脱却について意見を交わした。番組では、原発事故と政府の対応を議論しながらも、今週30日(月)に東京電力渋谷支社に申し入れた「電力消費量のリアルタイム開示」について、説明させてもらった。「節電」「節電」と心がけるのは合理的ではなく、世田谷区内の電力供給量の限界ラインと、リアルタイムの電力消費量をグラフで表示し、開示してもらうように求めたという経緯を話した。そうすれば、電力供給限界ラインに近づいていけば警告を出すことも出来るし、また区のHPにアップすることで、地域電力消費量のコントロールを行なってピークの危機を乗り切ることが出来るはず。さらに、電力供給に余裕がある時間帯に不必要な節電をして地域経済を萎縮させる必要もなくなる。「いつ停電になるかわからない」から怖いのであって、電力消費を「見える化」して区民がコントロールすることが、「民主的な情報開示」につながる。

〔引用開始〕

世田谷区 電力の使用状況公開要請

5月30日 22時13分 NHK

この夏の消費電力を15%削減する方針を立てている世田谷区の保坂展人区長が、東京電力に対し、柔軟で効果的な節電が行えるよう地域ごとのきめ細かい電力の使用状況を公開するよう要請しました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響などで、夏場の電力不足が懸念されるのを受けて、世田谷区は、7月から9月にかけての消費電力を去年に比べ15%削減する方針です。世田谷区の保坂展人区長は、30日、世田谷を担当している東京電力の渋谷支社を訪れ、柔軟で効果的な節電が行えるよう協力を求め、地域ごとのきめ細かい電力の使用状況を公開するよう要請しました。

東京電力は、現在、管内全体の電力の使用状況についてホームページで公開していますが、世田谷区は、地域ごとの電力の状況がリアルタイムで分かれば、過剰な節電によって冷房を切りすぎて熱中症を起こすような事態を避けられるとしています。これに対して東京電力の担当者は「本社と協議したい」と答えました。要請のあと、保坂区長は「全体状況が分からないまま行っている今の節電対策では、使っても大丈夫なはずの電力も使用を控え、さまざまな活動が中止される結果となっている。電力を賢くコントロールすることが必要だ」と話していました。

〔引用終了〕

このニュースを見て、いくつかの自治体から世田谷区同様の要望が東京電力に寄せられているようだ。来週の半ばには回答があるとのことだが、ぜひ効果的で合理的な世田谷区の電力使用のコントロールが出来る情報を出してほしい。もちろん、この夏の「節電」の課題は、世田谷区だけの問題ではない。来週早々に、内閣府の蓮舫節電啓発担当大臣を訪ねて、地域別の電力消費量の「見える化」を進めるように意見交換をすることになった。

 今週1日には就任2回目の記者会見があった。産経新聞によると、東京23区や市町村の中で、2週間に1度の記者会見を開いているのは、町田市と世田谷区だけで「なぜ、頻繁にやるんですか?」という質問が出たので、「本来は週1回でもやりたいのだけれど、準備する事務方も大変なので、2週間に1度は必ず皆さんに報告することがあるぐらいのペースで仕事をしていきたいという意欲の表れです」と答えた。毎回、30人近い記者が集まってくれて、活発なやりとりをしている。

〔引用開始〕

退職金廃止条例案提出へ 世田谷・保坂区長 放射線量の独自測定も

  東京都世田谷区の保坂展人区長は1日、同区役所で記者会見し、退職金の支給を廃止する条例案を6月定例会に提出すると発表した。保坂区長の在任期間に限定した条例案で、同区によると現在の区長で廃止を検討しているのは世田谷区だけという。区内の放射線量を独自に測定することも明らかにした。

 保坂区長は4月の区長選の公約に区長の退職金廃止を訴えていた。会見で「客観的にみて高過ぎるという人が多いと思う。有権者との公約は重く、まず実行したい」と説明した。

 各区で広がっている放射線量の独自計測については、区立幼稚園、保育園、小中学校で地表やプールの水の放射線量を測るとし、「(保護者から)子供たちが過ごしている校庭の数値は大丈夫か知りたいという声がずっとあった」と述べた。区役所周辺ついても機器が調達できしだい早急に測定し、結果を区のホームページなどで公表していく。

 世田谷区庁舎の移転については、「災害対策の面で、安全性や(情報伝達の)指揮がしっかりと確立できるかじっくり考え直し、議論するスタンス」とするにとどめた。(産経ニュース

〔引用終了〕

 区長選のチラシや選挙公報には「わずか4年間で2500万円の区長退職金は即刻廃止」とある。これは、有言実行しなくっちゃ、就任直後から準備してきた。6月から始まる定例区議会で提案する。また、地表や水の放射線量の測定については、区民からの要望が相次いでいる。5月の連休明けから準備に入り、5月20日には23区区長会に測定要請を出して、同時並行で独自に測定する準備をしてきた。機材不足、測定方法などの条件を整えるのに、やや時間がかかってしまったが、ようやく具体化することになった。

 記者会見で記事になるのは、区長として仕事をしている中のほんの一部に過ぎない。「何をしているのか判らない」という声がスタッフからもあがるほど、いったん役所の中に入ってしまうと外から見えづらい面があるのも事実だ。そこで、就任から2カ月たった今月下旬に報告会を準備している。詳しくは明日以降にまわすが、日時と場所は以下の通り。

 〔お知らせ〕6月25日(土)18時30分から成城ホール(小田急線成城学園前駅下車)で、区長就任報告会を行なう予定です。

 



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