今日の新聞は、袴田さん無罪を『一審死刑』の裁判長が最高裁判所に上申書を提出したことを伝えている。静岡地方裁判所で袴田事件を担当し、事件当初から「自白調書」には疑いを持ってきたというが、獄中41年を数える袴田巌さんにとって重要な局面が訪れている。
静岡県清水市(現静岡市清水区)で一九六六年、みそ製造会社の専務一家四人を殺害したとして死刑判決を受けた元プロボクサー袴田巌死刑囚(71)が再審請求している「袴田事件」で、一審の静岡地裁で死刑判決に関与し、今年になって「無罪を確信していた」と告白した熊本典道・元裁判官(69)が二十五日、再審の開始を求める上申書を最高裁第二小法廷に提出した。
死刑判決に関与した元裁判官が、最高裁に再審を求めるのは極めて異例。袴田死刑囚の支援者らは同日午前、東京・隼町の最高裁を訪問。A4判四枚つづりの熊本さんの上申書と再審開始を求める約四千人分の署名を最高裁の担当書記官に手渡した。(6月25日東京新聞)
最近はボクシング関係者との面会も始めていて、心配されていた袴田さんの「拘禁症状」もいくらか改善されているようだ。私が4年前に会った時には、すべて妄想の世界の話だったが、ボクシングという共通の話題でしっかり話が出来ているとのことだ。引き続き、国会で袴田さんの無実と待遇改善を訴えていきたい。

| Trackback ( 0 )
|
|