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今回の東京都議会議員選挙は、昨年の9月から「解散・総選挙」をダラダラと先延ばしにして度重なる「補正予算」で延命策を講じてきた自民・公明連立の麻生政権に対して、有権者の間に高密度に蓄積されていた「怒り」が爆発したという側面が強いと思う。同時に、「小泉劇場にだまされた」と感じた人たちが、後期高齢者医療制度に怒り、障害者自立支援法に憤り、また年末年始に「派遣村」が登場するような雇用の不安定化に「堪忍袋の緒が切れている」状態だった。石原都政は、小泉劇場の欠陥を修復する役割を果たさなかった。「弱肉強食・優勝劣敗」の勝ち組オヤジ的な石原慎太郎知事は、医療・介護・福祉でのセーフティーネットの充実という仕事よりも、「新銀行東京」「築地市場移転」「外環道」「オリッピック開発」といった大型開発プロジェクトに重きを置いてきた。昨日の東京都議会議員選挙で問われたのは、長きにわたって「こんな時代」「こんな社会」を形成した国政・都政の与党の政治に対する「NO」―「レッドカード」(退場通告)が示されたのだ。 . . . 本文を読む

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