新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

闘病も喧嘩も苦手

2017年02月26日 13時12分39秒 | 写真と俳句

 五回目の癌と出会った。しかし、「闘っている!」という感覚はない。

 病気をねじ伏せようと思っていないし、やっつけられるという意識もない。癌は同居人だ。

 今までも、さほど「闘病」の意識はなかった。決して強がりではない。

 現在相対している客人とも、敵として闘ったりせず、同居人として仲良く過ごしたい。

 (このあたり、大いに気取っているのですよ)

 昨夜は快眠というわけにはいかなかった。

 もちろん、病気のせいではなく、まァ、謂わば身から出た悪いクセみたいなもの。

 年寄りの冷や水かな?

 「えーい、くそっ」と思って公園へ。雪柳の新芽を撮ろうと思ったのだ。

 ところが、思わぬところで「いぬふぐり」と出会った。

 「オオイヌノフグリ」とは名ばかりのちいさな野草だが、そこで足が止まってしまった。

 ほんとにいじらしい花。こんな小さなくせに、茎も花弁も花芯もあるのだから不思議。

 30分ほどそこにいて、家路へ。

 いつの間にか、いろいろなモノが吹き飛んだ。また頑張れそうだ。

 人はこんなことをしながら、老いていくんだね。

 でも、傍の人を道連れにしてはいけないぞ。

   柔らかに生くるに如かずいぬふぐり    ひよどり 一平

 

 

コメント (4)
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