過日、仲間たちと六義園へ行き、花見と洒落込んだ。しだれ桜が満開であった。
ウイークデイににもかかわらず、庭園内は大賑わい。誰も彼も、しだれ桜を観に来たようだ。
上の画像は、しだれ桜の半分から上。それより下の方には人々の顔が並んでいたので、その部分を避けて撮った。
今から五十余年前の新婚時代、私はこの辺りに住んでいた。
その頃に六義園は、まだまだ殺風景。もちろん、入場料はタダ。昔日の感ひとしおであった。
われわれの花見は、酒を呑むことが主な目的。
ところが、あの界隈に、昼日なかに酒を呑ませる店はなかなかない。
やっと探した店ほすこぶるいい雰囲気だった。「飲み屋」ではなく「飯や」だったので、つまみがとてもよかった。
呑み始めたら、見事に咲いていてくれていた「しだれ桜」の話は吹き飛び、「つまみ」の旨さで持ちきり。やはり「花よりだんご」だ。
呑み疲れれば次はカラオケ。
カラオケを探し廻って、日暮里駅近くまでうろついてしまった次第。
「花より団子」ならぬ「花よりカラオケ」という「俗物の花見」であったという物語りのオソマツ。