新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

OB会の統合ができてよかった!

2007年10月01日 20時51分04秒 | 身辺雑記

 今日10月1日、我が社にかかわる2つのOB会(D社OB会、S社OB会)がW社OB会としてスタートした。
 関係者の方々には、心よりお礼を申し上げたい。 

 かつての日本は、バブル崩壊以降の長期低迷に喘いでいて、手の打ちようもなく、暗中模索の状況にあった。

日本国中、「BPI」運動も大きな高まりを見せ、企業統合も、有力な手段として、大きく喧伝されていた。

 我々クラスの中堅企業においても、業容の拡大に活路を見い出すべく、企業統合をも有力な手段として考えの一つにいれていた。

 そのような中、平成12年4月、我々は合併を決断し、D社とS社が合併してD社となった。

 その後も様々な社内改革に努め、現在のW社として、相応の実績をあげるまでになってきた。
 
 バブル崩壊後の不透明な経営環境の中、業容拡大には多くの人材を投入した。しかしながら、期待通りの結果を得ることはかなり困難であった。

 もちろん、ビジネスのプロセスを改革することについても、いち早く取り組み、「BPI」活動として、大小種々な施策を展開していった。これらとて、にわかに特効薬とはならなかった。

 社員の縮減についても、労働組合や社員個人の意思を尊重しつつ、緩やかなピッチで進めていった。

 かつては、ハリウッドの映画会社をすら買収しようとしていた日本経済だったが、バブル崩壊以降、下降の一途を辿ることとなり、昔日の面影はまったくなくなっていた。

 我が社の合併劇も、そのような経営環境の中で企図され、実行に移されていった。

 合併自体について言えば、当初の目標はおおむねクリアされ、現在は、良好なペースで進んでいる。ただし将来を展望すれば、解決すべき大小様々な問題が、まだまだ山積されている。
 仕事量は増えたり減ったり。これも景気の動向に左右されるのだが、気儘なお客様のご機嫌にも左右される。なにしろお客様は、基本的に我が儘で勝手な怪物なのだ。

 しかし、我が儘勝手なお客さまこそが、真の「国民のニーズ」なのかもしれない。

 内閣の支持率の動向をみても、右に左に揺れている。実体が見えない。
 見えない実体を手探りで探り求め、それを実体だと思い込んで、対策を打とうとしているのだから、政府も大変だ。
 会社の経営についても、同じようなものだ。

 余談に流れたが,見えにくい実体を探りながら経営刷新を進め、100点には到らなくても、まずまずの成果を上げはじめた。

 そのような状況の中で、今日の10月1日は、残されていたOB会の統合を行った。

 従来から、旧D社にはD社OB会があり、旧S社にはS社OB会が存在していたのだ。
 この段階でやっと、統合の気運が生じてきた。喜ばしいことだと思う。

 人によっては、「たかがOB会」と思うに違いない。しかし、そんな小さな一つ一つの集まりが、大きなパワーの源泉にもなるし、場合によっては、大きな陥穽になるかも知れないのだ。

 準備に当たってくれていた幹事の労苦には、心からなる感謝の意を表したい。 

 ことの重大性を感じない人はいないと思うが、仮に、「たかがOB会}と思っている人がいたとしたら、「人の心」を軽視した時代錯誤者だと思う。

 世界を混沌に落とし入れている地域紛争が多い。
 一つ一つは、小さな心の食い違いだったかもしれない。
 
 しかし、その小さな食い違いが、大きな不気味な混沌の渦を巻き起こすことにもなる。

 今は心の時代です。心のほころびには最大限の配慮をしなければなりません。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ   ← ランキングに参加中 応援クリックを!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする