通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

エンドマーク、リニューアル!

2016年11月01日 | 広島の話題
エンドマーク

外観・内容とも一新

サロンシネマ






広島市内にある映画館、

サロンシネマと八丁座、

そして昨日(10月31日)をもって閉館したシネツイン

を運営している株式会社序破急という映画興行会社を

皆さんはご存知ですかの?





序破急系の映画館では毎月、

その月に上映する作品を紹介する小冊子

『End Mark(以下、『エンドマーク』と表記)』を発行、

配っておられます。





その『エンドマーク』が通算379号にして、

外観・内容とも一新されたんじゃ!







左側(2016年10月号)が今までの『エンドマーク』で、

右側(2016年11月号)が新しゅうなった『エンドマーク』。







今までは、巻頭・巻末の8ページがカラーで

全32ページ、中綴じ・ホッチキス止めじゃったのが…、







リニューアル後は、片面が赤と黒の2色、

もう片面は青1色の全12ページの

蛇腹(じゃばら)折り。







蛇腹折りなので、

広げるとこ~んなになります。





…それにしても、

ページ数だけでいうと、32ページから12ページへと、

大減量の大幅ダウン。





連載や近日上映作品の紹介が削られ、

映画紹介の写真が小さくなり、

映画館の案内地図すらのうなってしもうた。





考えてみりゃ、今の世の中、

ホームページはもとより、

フェイスブックやツイッターがあって、

ここで情報を発信していれば、

十分に事足りる時代である。





しかし、そんな世の中でも、

いや、こんな世の中だからこそ、

紙媒体での冊子を毎月、発行し続けるということに対して、

ただただ、頭が下がる思いである。





最初にも書いたが、今月の『エンドマーク』は

通算379号。





単純に計算してみると…、


 379÷12=31.58≒31年7か月


『エンドマーク』が発行され始めて、

32年近い年月が経っているのである。





32年前といえば、ネットなど影も形もない時代。

東映・東宝など大手映画会社の映画館が残っていて、

シネコンはまだ広島にはなかった、かな…?





今は広島市の中心部、

広島東映プラザビルにあるサロンシネマが、

まだタカノ橋にあったころ。





3階にあって、急な階段をわざわざ上っていかにゃいけんうえに、

大手の映画館に比べて、お世辞にもきれいとはいえん、

ほいじゃが、幅1メートル近くあるイスというかソファは座り心地がええ、

単館系の映画を中心に上映する、小さな映画小屋じゃった。





そのタカノ橋サロンシネマでは、

映画を愛するスタッフの方が、

熱い想いを込めて選んだ作品を上映されとった。





それだけに上映前、

スタッフの方が作品の紹介をしてくさだることもありました。





そこで上映される作品の

「ここがいいんです! 是非これを観てください!!」

と紹介するために発行されたのが『エンドマーク』。

(…と、わしゃ勝手に解釈しとるじゃがの)





わしが就職した会社がタカノ橋にあった関係で、

サロンシネマに通い始めた。





それまではアニメ映画くらいしか観とらんかったのが、

『エンドマーク』と、

スタッフの温かいおもてなしと、

そして、上映される作品のパワーに魅かれて、

いつの間にかサロンシネマに通い詰めるようになったもんじゃ。





夜7時から始まる最終回の上映を観るために会社を抜け出し、

観終わった後に会社に戻って仕事をする、

なんてムチャクチャな生活を送っとったころもあったのう。





あのころは、オールナイトも月に複数回やっとって、

おかげで、1年で100本以上の映画を観たこともあったっけ…。





…というわけで、個人的には、

毎月発行される『エンドマーク』と、

「夢売劇場」サロンシネマには

そのくらい思い入れがあるんじゃ。





ほいじゃけぇ、この世にサロンシネマがある限り、

『エンドマーク』は毎月、

紙媒体で発行し続けて欲しいと願うとります。





↓サロンシネマについては、こちら↓

広島の映画館サロンシネマ、シネツイン、八丁座





以下、余談。





今月は、広島関係の映画が3本、

サロンシネマと八丁座で上映されます。





1本目が、広島と呉(くれ)を舞台に、

昭和初期から戦争中の生活、戦後までを描いたアニメ映画

『この世界の片隅に』(原作:こうの史代、監督・脚本:片渕須直)

(11月12日公開、八丁座)





↓『この世界の片隅に』については、こちら↓

11月12日(土)全国公開 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト





2本目は、安芸郡府中町出身で、名人を目指し奮闘するも、

29歳の若さで亡くなった天才棋士

村山 聖(むらやま さとし)の生き様を描いた

『聖の青春』(原作:大崎善生、監督:森義隆)

(11月19日公開、八丁座)





↓『聖の青春』については、こちら↓

映画『聖の青春』2016年秋全国ロードショー





そして3本目は、広島の島しょ部でオールロケし、

今年の春に公開されたばかりのハートフルコメディ

『モヒカン故郷に帰る』(監督:沖田修一)

(11月12日から1週間公開、サロンシネマ)





↓『モヒカン故郷に帰る』については、こちら↓

映画『モヒカン故郷に帰る』公式サイト





おまけで、先月から八丁座で公開中の、

広島市出身の西川美和(にしかわ みわ)監督の最新作

『永い言い訳』。





本木雅弘(もとき まさひろ)さん演じる主人公の名前・衣笠幸夫は、

元・プロ野球広島カープの選手・衣笠祥雄(きぬがさ さちお)さんに

ちなんだもの。





ほいで、名前を使わせてもらうのに挨拶にうかがったところ、

快諾されたうえに、「限りなき挑戦」の色紙をいただいたそうじゃ。





↓『永い言い訳』については、こちら↓

映画『永い言い訳』公式サイト





撮影日:2016年10月30日





今日は、サロンシネマを運営している序破急が

毎月、発行している冊子『End Mark(エンドマーク)』

について話をさせてもらいました。





ほいじゃあ、またの。
コメント
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