1週間前の2022年8月2日(火)
NHKラジオ深夜便の午前3時台は
赤塚 不二夫(あかつか ふじお)
作品集じゃった。
赤塚さんは、
『天才バカボン』を始め
『おそ松くん』
『ひみつのアッコちゃん』
などのヒット作を描いた漫画家。
「ギャグ漫画」いうジャンルを
作り上げたことでも、
2008年8月2日に亡くなったときの
告別式ではタモリが、
「私もあなたの作品のひとつです」
と、弔辞を読み上げたことでも
有名じゃの。
↓タモリの弔辞については、こちら↓
「弔辞 ( ノーカット版 )」YouTube
この日の放送では、
アニメ化された赤塚作品の歌が
主題歌、
キャラクターたちの歌、
音頭(夏ですからね)、
元祖 天才バカボンの春、
の順に紹介された。
↓赤塚 不二夫さんについては、こちら↓
赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
今日は、
赤塚不二夫作品集
についての話でがんす。
先に紹介したとおり、
この日の放送では
アニメ化された赤塚作品の主題歌
から紹介された。
「おそ松くん(前期主題歌)」
歌:ヤング・フレッシュ
「おそ松くん(後期主題歌)」
歌:藤田まこと
(『おそ松くん』第1作:1966年)
「ひみつのアッコちゃん」
歌:岡田恭子
「すきすきソング」
歌:水森亜土
(『ひみつのアッコちゃん』
第1作:1969年)
「もーれつア太郎」
歌:桂 京子
「江戸っ子のスキャット」
歌:ハニー・ナイツ
(『もーれつア太郎』第1作:1969年)
「天才バカボン」
歌:アイドル・フォー
「バカボンのパパ」
歌:敏 (びん) トシ
(『天才バカボン』第1作:1971年)
↓アニメ『おそ松くん』の歌については、こちら↓
「おそ松くん[OP-1/OP-2/ED]」YouTube
↓アニメ『ひみつのアッコちゃん』の歌については、こちら↓
「『ひみつのアッコちゃん』アニメ」赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
↓アニメ『もーれつア太郎』の歌については、こちら↓
「『もーれつア太郎』アニメ」赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
↓アニメ『天才バカボン』の歌については、こちら↓
「『天才バカボン』アニメ」赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
続いて、赤塚さんが生み出した
キャラクターたちの歌が
3つ紹介された。
「ニャロメのうた」
「ケムンパスでやんす」
「ココロのウエスタン」
歌:ミュージカルぼーいず
ニャロメ、
ケムンパス、
ココロのボスとも、
初出が『もーれつア太郎』なんじゃが、
赤塚作品を代表するキャラクター
としても知られとるんじゃの。
ニャロメは、
語尾に「ニャロメ」を付けて話し
二本足で歩くノラネコ。
↓ニャロメについては、こちら↓
「ニャロメ」赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
ケムンパスは、
「~でやんす」が口ぐせの毛虫。
今、思い返してみたら、
赤塚キャラの中で一番多く模写したのは、
バカボンパパでもなく、
ニャロメでもなく、
ケムンパスじゃったかもしれん。
多分、一番描きやすかったから。
↓ケムンパスについては、こちら↓
「ケムンパス」赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
ココロのボスは、
「~のココロ」が口ぐせのタヌキ。
↓ココロのボスについては、こちら↓
「ココロのボス」赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!
コロナ禍の今では
中止されることが多いが、
かつては「夏」といえば
「盆踊り」じゃった。
(「夏」といえば
「ラジオ体操」じゃったりもしたの)
そのむかしのテレビアニメでは、
夏になると
番組のエンディングが「音頭」になる
というパターンが多かった。
たとえば…、
「オバQ音頭」
歌:石川 進、曽我町子
(『オバケのQ太郎』第1作:1965年)
「ど根性ガエル音頭」
歌:石川 進、荒川少年少女合唱隊、
千々松 幸子
(『ど根性ガエル』第1作:1972年)
「ドラえもん音頭」
歌:大山のぶ代、こおろぎ'73
(『ドラえもん』第2作:1979年)
「アラレちゃん音頭」
歌:小山茉美、コロムビアゆりかご会
(『Dr.スランプ アラレちゃん』1981年)
…など、よぉけ(=たくさん)あった。
この日は、
次の2つの音頭が紹介された。
「ひみつのアッコちゃん音頭」
歌:堀江 美都子
(『ひみつのアッコちゃん』
第2作:1988年)
「おそ松くん音頭」
歌:細川たかし
(『おそ松くん』第2作:1988年)
余談じゃが…、
「ルパン音頭」というのがあったのを
ご存じじゃろか?
…えぇ!?
ルパン三世に音頭なんてあったっけ?
そう、あったんです!
マモーが出てくる
劇場版アニメ『ルパン三世』(1978年)
のラストで流れるのが、
当時の国民的歌手
三波春夫(みなみ はるお)先生が歌う
「ルパン音頭」じゃた。
♪オレはルパンだぞ~
ルパン、ルパン
作詞:モンキー・パンチ
補作詞:中山大三郎
余談ついでにいうと、
赤塚さんはアメリカ大統領役で
出演されとられましたの。
今回の放送で大トリを飾ったのが、
「元祖 天才バカボンの春」。
(『天才バカボン』第2作:1975年)
♪41才の春だから
元祖天才バカボンのパパだから
作詞:赤塚不二夫
…の、あの歌じゃ。
なぜ「41才」と歌われているかというと、
バカボンパパの誕生日が
1926(昭和元)年12月25日で、
雑誌連載が始まったのが
1967(昭和42)年4月だったから。
計算すると、
バカボンパパは41才になるんじゃの。
この日の放送を聞いて驚いたのが、
歌の冒頭に
「これでいいのだ」
の赤塚さんの音声が入っていたこと。
家庭用のカセットデッキに
吹き込んだと思われる(?)
音声を編集して
歌の最初に持ってきたのだろうが、
赤塚さんの声を
久しぶりに聞いて驚いた。
そして、
なぜかとてもうれしかった。
以下、余談。
『青春歌年鑑 戦前編4 昭和15年〜20年』
というCDに収録されている、
川田義雄とミルク・ブラザースの
「地球の上に朝が来る」の出だし、
♪地球の上に朝が来る
その裏側は夜だろう
作詞・作曲:川田義雄
…を聞いたときは、
びっくりした!
バカボンの主題歌
「天才バカボン」の出だし、
♪西から昇ったおひさまが
東へ沈む
あっ たいへん!
作詞:東京ムービー企画部
作曲:渡辺岳夫
…と同じくらいのインパクトが
あったからじゃ。
↓「地球の上に朝が来る」については、こちら↓
「地球の上に・川田義雄-2昭和15年」YouTube
歌もすごいが、
発売されたのが
1940(昭和15)年6月
というのもすごい。
1940年といえば、
世界では第二次世界大戦が起こり、
日本は中国と戦争をしていたころ。
そんな時代に、
よく発売禁止にならんかった
もんじゃと感心してしまう。
いうても、この年の7月には
「贅沢(ぜいたく)は敵だ」
という標語が採用され、
戦時色が次第に濃くなっていく。
「地球の上に朝が来る」
が発売されたころは、
日本という国にまだ余裕があったころ
じゃったんじゃろうの。
今日は、
赤塚不二夫作品集
について話をさせてもろうたでがんす。
ほいじゃあ、またの。