2012年5月4日(金)、花を中心とした有料公園施設の参考事例の一つとして休みを利用して群馬フラワーパークに行ってみた。 前橋市の現地までは息子に車で送ってもらい、そこから帰りは熊谷にいる娘に迎えに来てもらおうかと思っていた。 しかし。孫その1が風邪をひいて咳がひどいというのであきらめて公共交通を乗り継いで熊谷まで行くことにした。 フラワーパークには10時半ころ到着し、入場料700円を払って小雨の中園内を見て回った。 ちょうどチューリップが終わって、バラが咲くにはまだ早いという時期ではあったが、花が少なくフラワーパークというより、単なる遊園地という感じであった。 以前来た時にはもう少し花も多く、管理も今よりきちんとされていたように思う。 園内にはイングリッシュガーデンもあったが、雑草が生えていたり、手入れがイマイチで人もほとんど入っていない。 売店も、ほとんどが花とは関係のないお土産売り場となっている。 ほとんど参考にはならなかったが、お金をかけた施設があっても花をメインにした有料公園の難しさを改めて実感した。
園内で軽い昼食をとり、昼過ぎに前もって予約しておいた相乗りタクシーのような巡回バスに乗って最寄りの駅に向かう。 料金は200円均一でこの周辺を巡回しているとのこと。 最寄りの駅は上毛電鉄の大胡(おおご)駅で約15分くらいで着いた。 我々の他に地元の人らしい客が一人乗っていただけである。 大胡駅で前橋までの切符を買おうとしたが、どうやらJRの前橋駅とは少し離れたところにある中央前橋駅というのが終着駅らしいことがわかった。 そこからはバスでJR前橋駅まで行かなければならないらしい。 上毛電鉄は30分おきに走っていた。 上毛電鉄の車両の天井には花や気球などがいろいろぶら下がっていてにぎやかだ。 こんな電車は初めてだ。 大胡駅から約20分ほどで中央前橋駅に到着。 車内で[JR前橋駅へおいでの方は、駅前から100円でJR前橋駅に接続しているバスを利用してください」とのアナウンスがあったのでそれに乗ることにした。 駅前で待っていたバスは、観光地でよく見かける古い電車のような形をした、内装も木が張ってあるシャトルバスである。 5分くらいでJR前橋駅に着き、今度はJR両毛線で高崎に向かう。 高崎でJR高崎線に乗り換えようとしたら、ちょうど湘南新宿ラインの小田原行き特別快速が入ってきた。 これに乗れば熊谷に早く着くかと思って乗ったが、結局熊谷までは各駅停車だということで、特別快速の御利益はなかった。 結局群馬フラワーパークからバスと電車を4回乗り継いで2時間半ほどかかって熊谷駅に到着した。 しかし、TV番組ではないが、ローカルな公共交通の旅もなかなか面白い。 特にGWの渋滞を気にすることも、駐車場を探したり長時間待ったりすることもないのでイライラすることはない。
〈花のテーマパークは維持管理が非常に難しい。〉
〈上毛電鉄大胡駅。無人駅ではなかった。〉
〈上毛電鉄の車両〉
〈天井から色々なものがぶら下がるにぎやかな車両だ。〉
〈上毛電鉄中央前橋駅とJR前橋駅を結ぶ100円シャトルバス〉
〈バスの内部も板張りのレトロ調になっている。〉
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