2012年4月21日(土)〔1〕、2007年の中越沖地震で柏崎市の大地主であった史跡・飯塚邸が被災した。その数年前には中越地震でも被災しており、2003年に一般公開されて以来、2度の震災によって休館を余儀なくされていた時間の方が長かった。 今日はその修復工事が終わって再オープンの記念式典が行われる。 当社が修復の設計と監理を担当したため、今日の式典に招待された。 当初の一般公開に向けた調査や整備の設計にかかわってからはもう10年以上になる。 今日は内覧会で飯塚邸の建築の特徴などを解説しなければならないので設計担当者たちと4人で柏崎に向かった。 飯塚邸のような古い木造の歴史的建築物は、自治体で保全しない限り、個人所有では持ちこたえられなくなって解体される場合が多い。 今後の有効な利活用によって、地域の歴史文化の拠点として長く親しまれていくことを願う。 幸い今日はオープン記念式典にふさわしく快晴となった。 今日の式典に花を添えるイベントと してこの地域の伝統芸能で国の無形文化財である「綾子舞い」が演じられることもあって多くの人たちが集まった。
〈飯塚邸の風格ある表門〉
〈1947年には昭和天皇の全国御巡幸の際の行在所となった。〉
〈行在所となった2階の部屋〉
〈住居と庭の間の空間〉
〈庭の中にも茶室がある。〉
〈式典の後、国の無形文化財になっている「綾子舞い」が地元の子供たちによって演じられた。〉
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