時の流れは速い 齢を重ねれば 重ねる程 時の流れは速い 庭を見渡せば、いつの間にか万緑の季節になっている 曰く付きの記念樹がある 山法師の樹が今が盛り・・・・この庭のシンボルツリーと思う位 成長してくれている 騙すより 騙された方が強い事を証明してくれている 樹を見上げていると Monsieurの心の中で一つ遣り遂げた感 が強い この儘・・・・天空権を与えて続けてやろうと 決意を新たにした
Monsieurの手造りの庭は『そよ風』である 今年から『深い森の小さな美術館』に庭を深化させる事を始めている 深い森にするためには大きな樹に成長させなくてはならない 『そよ風』樹々の中で最初に山法師の樹に天空権を 与えた事を説明する 運命の悪戯があった H社という大樹を飛び出す事になった 生きていくために 超零細企業 をMonsieurは立ち上げた
大手のM商事の紹介で神奈川の中小企業を紹介され この工場の生産性の向上テーマに参加する事を求められた 相手 側の責任者の常務のご提案があって数か月を要して『企画書』をまとめた 了解が得られ 契約を締結する事になった この山法師の未生の苗を記念樹にする事にして 相手側の責任者と一緒に玄関アプローチに植樹した 社長の了解の下 に このプロジェクトはスタートする事に成っていた 理由は定かで無いけれど 急転直下 ご破算（！）になった
この山法師の樹はMonsieurが超零細企業を立ち上げ綿密に生産システム設計を行った ホンダの親爺に教えていただ いた技術屋の使命を全うしていた 日本の生産現場の生産性を底上げする事にMonsieurの心は満たされ 希望を抱い ていた 自分でも満足できた生産システムであった Monsieur設計の設計図を添付した 結果・・・・騙された この時のMonsieurの心境はこの世に於いて 騙す奴よりも 騙された奴の方が強い事を証明しようと思った
この山法師の樹は植樹してから・・・・30年経った 山法師は騙された事がスタートの記念樹である
風立ちぬ 法師の花 ひらりひら（Monsieur）
2018-5-2０ Monsieur