古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『やすらぎの森診療所』ができたみたいですが……。

2012年02月10日 04時00分05秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 東条町のとどろき荘前の道を川沿いに300メートルほど下ると左の山のほうに曲がる道があります。すぐに立派な建物が見え、前に行くと『せせらぎ東条』と書いてあります。ネットでさがすとこのあたりの下水処理施設のようです。この施設の前を通り過ぎてさらに山道を車で上ると、急にひらけた場所が見えます。冬なのにきれいに芝生が張られ、ずらっと木が植えてあります。50メートル余り奥まったところには写真のような建物があり、『やすらぎの森診療所』という表札があります。
 内科とありますがネットで調べてもそれ以外の情報は出てきません。建物とまわりの植栽は見事です。奥まった庭には手入れの行き届いた松が植えられ、建物も庭も山の中で静まりかえっています。だれか人影があればきいてみようとうろうろしましたが、車はあっても人は見あたりませんでした。とても個人が建てたような診療所には見えませんでしたが、ぼくらがいきなり行っても診てもらえるのかなー。
 雨が降って畑仕事はしにくいし、軽トラでうろうろしてちょっとめずらしいところがあれば車を止めて散歩したりしています。道子さんは頑張ってコンニャクをつくりました。コンニャクはおととしはじめてつくりましたが、「つくろうと思えばいつでもつくれる」とわかってからはつくっていませんでした。いい味のコンニャクがたくさんできました。コンニャクイモは4年がかりでつくるので、今年もつづけて植えることにします。
 吉田裕氏の『日本の軍隊』 - 兵士たちの近代史 - (岩波新書) を図書館で借りて読みはじめました。この人の著作は『昭和天皇の終戦史』(岩波新書)を読んで、「こんな学者が現れる時代になったんだなー」という感慨を持ちました。戦後に生れた人は「感情に引きずられずに冷静にあの戦争を見る目をもっている」のです。牟田口や辻という存在に腹を立てないで冷静に分析できる。生身の人間が歴史に送り込まれていく瞬間を見ている気がします。
『日本の軍隊』も同じタッチです。新鮮な視点に感心しながら読んでいます。
コメント
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