母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

星野哲郎 昭和の歌

2020年04月04日 | Weblog
           あふれるものを

                  星野哲郎 作詞
                  遠藤 実 作曲

草になれよと 誰かが言った
それもそうだと 思っていたよ
風が吹いたら 風ままに
なびくつもりが なびけずに
折れる心を支えて生きた
熱い涙を頼りに生きた
もう戻れない 戻れない ただ歩くだけ

 川のほとり(畔)で 子どもが歌う
 歌につながる 故郷もあった
 いつか迎えに 行くからと
 待たせ待たせた あの人も
 いつか遠くへ嫁いで行った
 風の便りが泣かせるけれど
 もう戻れない 戻れない 少年の日よ

  春の訪れ どこかで聞いた
  秋の匂いも どこかで聞いた
  一つ選んだ 道のため
  五つ六つと 捨ててきた
  夢を数えりゃ夜風も苦い
  苦い酒だなあ明日を託す
  もう戻れない 戻れない ただ進むだけ

 (歌 北原謙二 https://www.youtube.com/watch?v=6Dik9VGkaQ0 )