幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

幸せは考え方次第

2022年09月15日 19時55分35秒 | 波動
 
      2022・9・4 12;32  信濃町野尻 ナウマンゾウの親子 後ろは黒姫山


電話が鳴った。

「気持ちがざわざわしてどうしようもないんです!!」

70代前半のその女性は、舅の代から始めた料理屋を手放すことにしたという。
彼女が頑張って、頑張って守ってきた店だ。

舅が始めて、息子である夫へと引き継がれた店は繁盛した。
その夫が50代で舅の後を追うように亡くなってから、
彼女は板前を雇い店を維持し続けた。
病気になったり、怪我をしたり、それでもその店を守るのに一生懸命だった。
やがて、息子が成長し板前となって一緒に店を切り盛りしたが、
温泉街が廃れると同時に店も賑わいを失い、
挙句、隣家の火事の延焼で焼けてしまったという。

色々あって、何年も悩んで、ついにその土地を手放すことにしたのだが、

「向こう様が売買契約の日程を変えてほしいと言ってらしたんですけれど、
 それがよりにもよって主人の命日だったんです」

・・・ということで、胸がざわざわして、どうしてよいかわからないのだと言う。

どうしてですか、と尋ねる私に彼女は答えた。

「だって、よりにもよって、命日ですよ。
 なんだか主人が怒っているようで。
 守るべき店をちゃんと守らずに、お前はなにをやっているんだ、
 って、恨まれているようで…だからわざわざ命日に・・・」


はてさて、どうして思考をそんな方向へもっていくのでしょう。

舅、夫の店を手放すことへの自責の念があるからでしょうか。

死んだ人たちは家族の幸せを願いこそすれ、
怨念を持つなどとんでもないことです。

あなたが、もし死んだとして、
あなたは息子さんやお孫さんやお嫁さんに怨念など持ちますか?
不幸になれと願ったりしますか?

私に言わせれば、それはご主人様の配慮。
見守ってくださっていることの証。
土地を手放すことに
何があってもお店を守らなくちゃいけないと苦しみながら頑張ってきたあなたに、
もういいんだよ、自由におなり、と祝ってくださっている印。

だのになぜ、怨念だなんて考えるのでしょう???


・・・そう告げた私に彼女はまたも言った。

「そんな風には考えられませんでした。
 だって誰もそんな風に言ってはくれませんでしたから。
 みんな、恨みだとか、草葉の陰で泣いているだとかばかりで」

ああ、どんな人たちが周りにいるかは大切ですね。
苦しくなるようなことをいう人たちからは離れてたほうがいいですよ。

電話を切るとき彼女はとてもハレバレしていた。
なんだか急に幸せになった、心が晴れた、と喜んでいた。

                       信濃町 黒姫童話館にて



物ごとはすべてとらえ方。
とらえ方はたくさんたくさんあるのです。

どうせなら心が軽くなり、幸せになれるとらえ方をする癖を身につけましょう。
それは訓練です。
必ずそうなれます。

2022・9・6 6;54a.m.


八坂弥栄。
今日もみんなが幸せを選択しますように。



  

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