今朝のウォークで椎の実を拾ってきた。
食べるためである。
椎の実は生でも食べられるが、
やっぱり軽く煎って食べるととてもおいしい。
銀杏のように紙の小袋に入れてチンしてもおいしい。
毎年の秋の小さな楽しみの一つとしている。
本当は午後の日差しの中で拾うのが好きだ。
静かな公園で地面近くかがんでいると
なんだか世界が変わって見える。
植栽の間から小さな妖精さんが出てきそう。
実が落ちる音も聞こえる。
小さな音だけれど
でも、確かに秋の音。
食べる楽しみと
拾う楽しみと
そして、異世界に遊ぶ楽しみ・・・
とても静かな満たされた気持ちになれるのだ。
で、ついでに近くに落ちていた白樫の実も拾ってきた。
こちらは大きくてりっぱ。
ロビーに飾って
子供たちに秋を届けよう・・・・・・、
と、思ったのだが
あれ~~~~~~ぇ?????
ひょんなことからいろいろ調べてみると
これってもしかしたら、「マテバ椎」??????
向かって左、苞が4つに分かれているのはきっと「スダ椎」
いつも、食べていたもので
もちもちしていて野趣的な美味。
で、右の帽子のような形の苞のものを私はずっと樫の一種だと思ってきたのだけれど
図鑑でも、ネットでも、これにそっくりなのを「マテバ椎」とし、「食べられる」となっているではないか
えっ???
これも椎?!
樫、じゃなくて、椎?!
うそぉ~~~~~~~
びっくりぃ~~~~~~
ほんとぉ~~~~~~~?
もしかしてぇ~~~~~~~?
というわけで、もちろん食べてみることにした。
樫の実ならば苦くてそのままでは食べられないはずだ。
紙に包んで、チンすること40秒。
こちらは大きいので丁寧に渋皮を向いて・・・・・
う~~~~ん、
食べられないことはない。
もちもちしている。
でも、おいしいという代物ではないような…・
なんか、渋みが残るし・・・・・
とまあ、朝からこんな実験をしている私は暇人?!
いえいえ、優雅な幸せ者です。
結局、今の私には
これが
マテバ椎なのか樫なのかはわからない。
味で違いを知るならば、
今度は確実な「樫の実」を拾ってきて食べてみよう、と思った次第である。
P.S.
納得いかなくて、今度は苞に着目して調べてみたらわかりました。
写真が拾ってきて食べたものの苞です。
帽子の表面がぶつぶつしていますね。
樫の場合はこれが横縞模様になるんです。
つまり、「マテバ椎」だったんですね。
ずっ~~~~~~と、思い違いをしていました。
おお、今朝は一つ賢くなった
でも、きっと私は今後マテバ椎は食べない、かも。