特別養護老人ホームのお祭りに招かれ、午後からまちづくりの仲間と出かけた。
今年で2回目となるお祭りは、施設の隣にある元中学校の体育館も使う大掛かりなもので、体育館の舞台ではプロのミュージシャンをはじめ賑やかに歌や踊りを演じていた。また全国展開している社会福祉法人だけあり、静岡県のご当地グルメ富士宮焼きそばなどの屋台が出て、来場した地域の人たちはお目当ての屋台に長い列を作っていた。
入所者の家族は勿論、地域の顔見知りも大勢来場していたが、いくつか考えさせられることがあった。一つは特養に入れる基準が要介護4以上のため、お祭り会場にいる入所者は全員と言ってよい程車いすが必須だった。そのため介護職員はお祭りの運営と入所者の面倒の両方を同時に見なければならず、過剰な負担を強いられているのではないかと思ったのが二つ目だ。国の施策が高齢者にますます冷たくなっていく現実があるなかで、地域との連携を模索しながら、この福祉施設は少しずつ地域に根を張る努力をしている。このような現実を認めながら地域として何が出来るか、宿題を貰ったようなお祭りの参加だった。帰り道、暗くなった空に上弦の月が掛かかっていた。穏やかに一日が終わった。
お祭りの看板も職員の手作り
体育館は満員
プロのミュージシャンも来た
ご当地グルメもやってきた
人気のブースは長い列
今年で2回目となるお祭りは、施設の隣にある元中学校の体育館も使う大掛かりなもので、体育館の舞台ではプロのミュージシャンをはじめ賑やかに歌や踊りを演じていた。また全国展開している社会福祉法人だけあり、静岡県のご当地グルメ富士宮焼きそばなどの屋台が出て、来場した地域の人たちはお目当ての屋台に長い列を作っていた。
入所者の家族は勿論、地域の顔見知りも大勢来場していたが、いくつか考えさせられることがあった。一つは特養に入れる基準が要介護4以上のため、お祭り会場にいる入所者は全員と言ってよい程車いすが必須だった。そのため介護職員はお祭りの運営と入所者の面倒の両方を同時に見なければならず、過剰な負担を強いられているのではないかと思ったのが二つ目だ。国の施策が高齢者にますます冷たくなっていく現実があるなかで、地域との連携を模索しながら、この福祉施設は少しずつ地域に根を張る努力をしている。このような現実を認めながら地域として何が出来るか、宿題を貰ったようなお祭りの参加だった。帰り道、暗くなった空に上弦の月が掛かかっていた。穏やかに一日が終わった。
お祭りの看板も職員の手作り
体育館は満員
プロのミュージシャンも来た
ご当地グルメもやってきた
人気のブースは長い列