静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

御前崎地区の見学1

2017年05月15日 14時20分50秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

学園では、1年間の短い修学期間中、積極的に施設見学などに出かけて勉強します。
今回は御前崎。
最近、御前崎、地頭方、坂井平田、吉田の4漁協が合併し、南駿河湾漁協になりました。

さて、最初に御前崎の市場。
天気が悪く、定置網の水揚げはありませんでしたが、近海カツオが並んでいました。
御前崎は焼津と違って近海カツオの水揚げ基地です。
南駿河湾漁協所属の近海カツオ船は2隻になってしまいましたが、他県のカツオ船が水揚げします。
なお、御前崎の沿岸漁業はシラスがメインですが、カツオが近くに来るとシラス船が一本釣りでカツオを獲るそうです。
この日は、運良く、カツオ船が横付けしていました。


大きさによって、カツオの値段が全然違うことに生徒は驚いていましたよ。
組合長も熱烈歓迎して一緒に市場を回ってくれました。
そして、漁協の古株職員の一人は学園の3期生でした!
この人を以前から知っている我々もビックリでした。
卒業生は、いろいろなところで活躍しています。

この後、漁協の会議室で御前崎の漁業についてビデオを交えて説明をいただきました。
ビデオはプロの漁師が一本釣りでリズミカルにカツオを釣り上げるものでした。
これは、生徒も見入っていました。


学園へのお問い合わせは下記までどうぞ。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【近海カツオ漁】
焼津に水揚げするのは400トン以上の遠洋船です。
一方、近海のカツオ漁船は100トンくらい。
1隻に20人くらいが乗り込みます。
1週間前後の漁で、鮮魚(冷凍ではなく、氷水につかった状態)で水揚げされます。
このため、御前崎近くでは、あちらこちらで鮮魚のカツオが売られていて、切り身ではなく丸ごとです。
その値段も様々ですよ。


 園長のつぶやき
今週からカッター訓練がスタートです。
他にも視察があったり、溶接講習、ダイビング講習、水泳訓練....
1学期終了まで行事がすし詰めです。
私の方は、その合間を縫って県内の高校を訪問があります。
学園の入学説明会も始まったし、
6、7月には漁業就業支援フェアへの出展も。
来年度の生徒募集に向けての活動も忙しくなります。

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