グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

三原山と裏砂漠

2017年10月01日 | ツアー
昨日は、午前と午後の2回、ツアーに行ってきました。

午前中は、建設関係会社の社員旅行の皆さんと三原山へ。
歩き始めは霧に包まれて山の上が見えない三原山でしたが…

だんだん山が見えてきました☺️

いつもより30分ほどツアー時間が短く、休憩の少ないペースでしたが、火口もシッカリ見下ろせました!

火口展望所で帰りのルートを話し合い…行きと同じ舗装道路をのんびり帰るチームと、未舗装のルートをガシガシ歩いて帰るチームに分かれることになりました。

18名中15名の方が「ガシガシ歩くコース」を選択!

霧も大丈夫そうだったので、それぞれ自由に斜面を下りました。

前日はサイクリングや釣りやダイビング、夜は宴会、そして翌日は山歩きという体力系(?)社員旅行!

山を降りた後も、やはりガシガシ歩いて帰路につきました。

そして、溶岩が集落に流れ下るのを防ぐために作られた堤防まで来た時のこと…

みなさんのプロフェッショナルな心に火がつきました!

堤防の角度を図り、何やら討議中。

その後、角度を体感するためか(?)半数以上の人が堤防を登って行きました。

「溶岩が流れて来ても、この堤防は大丈夫ですよ」との意見もいただきました。
まさに「建設関係会社の皆さんの社員旅行だ〜」と感じた1シーンでした😁

そして午後は、バスを乗り継いで島の南部のキャンプ場からやって来たボーイスカウトたちとデート…じゃなくてツアーに行って来ました。

中学生と高校生の男の子たちの2人旅です☺️

山頂口で待ち合わせたので、まずはここで記念撮影。

その後、車で移動し裏砂漠を目指しました。

道中、真っ赤に紅葉したツタが、溶岩を彩っていてびっくりしました!

ツタって31年前に流れた溶岩の上で生きられるのですね!

明日葉もあちらこちらで、見事な花を咲かせていました。


自力であちこち観察し、様々な「?」を見つけるボーイスカウトたち。


黒い地面に「!」と思うものを発見してくれました。

何でしょう〜?

正解は「黒いバッタ」です。

もう大人のバッタが産卵を終える時期なのに、こんな小さなバッタがまだいるのですね〜(驚)

「この辺りは崩れて来た石ですね」という高校生の言葉にも驚きました。
確かに、今の裏砂漠には31年前の噴火で降り積もった石と、4年前の大雨で櫛形山の一部を削って流れて来た石があるのです。

高校生は足元に石の形状から、それを推察したようです。

さらに午前中に建築関係の方達と歩いたことを話したら、「その人たちは地面の角度を測ったりしていませんでした?」と言われて、ますますビックリしました。(すごい高校生です〜)

「お、これ軽い!」


「顔の大きさと比べてみよう」とアイデアが次々に☺️


モクモク勢いよく吹き出る湯気の中を歩き…


よく走って…


トビウオのように飛びました!


そして帰り道、何かを写真に撮っていたので「何撮ってるの?」と聞いたところ…

雲にぽっかり穴が空いて、青空が見えている風景を撮影していたことがわかりました。
一瞬のタイミングをとらえていたのですね!

「おお〜!」
慌てて写真を撮る私のために、高校生は後ろ向きのまま戻ってきて、モデルになってくれました!

素敵なボーイスカウトたち♡

午前も午後も、とても楽しい1日でした☺️

(かな)
コメント (2)
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