「お元気ですか」岡野恵美です

岡野恵美の日常の活動や生活を紹介します。

脊髄損傷の娘がディズニーランドから帰ってきました。今日はわが家の改造について書きます。

2012年03月14日 | 日記

3月14日(水)

 昨日、夜遅く、娘がディズニーランドから、帰ってきました。私はとても

心配していましたが、新幹線は多目的室も利用できたそうで、乗り降り

もJRの職員が対応してくれて、スムーズに行けたそうです。ディズニー

ランドでは、車椅子の人も多く、普通に過ごせたようです。

 

 今日は、わが家の改造について書いてみました。

 娘が退院したのは、昨年8月末でしたが、家の改造はそれまでに、ほ

ぼすませ、自宅で生活しながら、駐車場など外回り、自宅内の細かいと

ころや不便なところを直しました。

 7・8月頃、入院生活をしながら、私が送り迎えをして、大工さんと打ち合

わせて、外から自宅に入れるようにスロープや屋根をつけ、トイレ、洗面

所を直しました。

 トイレは、障害者も使えるようなものに。両側に手すり、トイレットペーパー

の上のスペースには消毒薬や手袋などを置けるようにしました。

幅はこれ以上広げられないので、車いすから便器に乗り移って使います。

   

    

     洗面所は、段差を解消して、床を高くし、入り口はアコーディオンカーテン

     に。洗面台は車いすで使えるようなものに変えました。左側にある小さな

     少し深い洗面台は、尿の管を洗うために必ず必要なものです。その上に

     も消毒薬や手袋を置く台をつくってもらいました。

       

 

 娘は、自分で何でもします。洗濯物をほすために、テラスに車止めをつくって

もらってあります。また、家の中から外のテラスに出るためには、約10センチの

ななめになっているサッシのレールを乗り越えなければなりませんが、さすが

プロです。戸の開け閉めをする時には、取り外せる板をつくってくれました。これ

なら、お金はそんなにかかりません。

                              

 一番、知恵が必要だったのが、駐車場です。我が家は常時浸水地域にあるため、

盛り土をして住宅をかさあげしてあります。車椅子でスロープを登るのは、大変きつ

いので、「ああでもないこうでもない」と相談した結果、車で直接玄関先に乗り上げて、

駐車できるようにしました。屋根もありますので、これなら、雨の日でも大丈夫です。

間口がせまいため、車がスムーズに入れるように、住宅ぎりぎりまで角きりがしてあ

ります。ここでも左官屋さんがだいぶ苦労されていました。

                                                                                                          

 

 以上のような住宅改造ですが、昨年3月末で県補助がなくなり(なぜ、なく

なったのかわかりません) 、津市の補助金が18万円出ました。それも、私も大工

さんも何回も市役所に通い、写真を何回も撮り直したり、書類も書き直したりして、

やっと補助してもらえました。 家の改造に200万円ぐらいかかりましたから、18

万円ではささやか過ぎると思います。

 障がい者が、普通に生活することは、とても大変なことです。  


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