A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

頭脳警察@渋谷 CLUB CRAWL 2013.11.2(sat)

2013年11月04日 00時45分00秒 | ロッケンロール万歳!


ラジオ日本 ROCK RUSH RADIO 10th Anniversary
「ROCK LEGEND Vol.2」 ~頭脳警察 結成45周年に向けて~
出演:頭脳警察 (PANTA(Vo&G)/TOSHI(Per)/菊地琢己(G&Vo)/小滝満(Key)/和田ジョージ(Ds)/満園庄太郎(B))

 

パンタ(vo,g/PANTA、本名:中村治雄 1950年2月5日-)、トシ(ds/石塚俊明 1950年2月2日-)、左右栄一(g)、粟野仁(g)の四人編成で1969年に結成された頭脳警察は来年45周年を迎える。約15年の空白があるとはいえ、パンタはソロを経てPANTA & HAL、トシは奇矯やトシ・ライブ・バンド・シノラマなどで現役活動を続けたので、実質的には連続体といえるだろう。ゴング(1967年結成)やマグマ(1969年結成)と並ぶ世界的ロックの重鎮に違いない。年齢的にはデヴィッド・アレン(75)、クリスチャン・ヴァンデ(65)に次ぐ63歳。日本では三上寛、友川カズキと同学年。ほぼ同期のバンドにこの日のドラマー、和田ジョージ所属のフラワー・トラヴェリン・バンドがいる。

  

満員の観客はかなりの年輪を重ねた人が多く、開演前のフロアでは大物海外ロック・ミュージシャンの来日ネタやあの人は今的な会話が交わされる。MCで「デビュー時は周りは年上ばかりだったのに、今ではみんな年下。こんな長く続くとは思わなかった。普通どっちかが逝くよね」とパンタが語る通り、還暦を超えても反社会的な歌や革命ソングを唄うとはファンにとっても想定外。しかし、革命の時代から約半世紀過ぎた今でも、歌曲の輝きが失せていないことに、ロックの無限のパワーを実感する。



70年代の代表曲オンパレードの1stセットから、パンタ&トシのアコースティック・セットを挟み近年の曲中心の2ndセットまで、タイトル通り45周年祭への序章といったセットリスト。パンタと長年タッグを組む菊地琢己の流暢なギタープレイ、最年長の和田ジョージの年齢を感じさせないパワードラム、若手キーボード&ベースのツボを心得たバックアップ、何よりもパンタ&トシの息のあったコンビネーションは、誕生から間もなく60年になるロックを生きる老兵の理想型と言えよう。21世紀も10年過ぎた現在、老獪なロケンローラーの来日公演が続く。老人にYoung Music=ROCKが可能か?という命題の答えは既に出ている。ロックもクラシックやジャズと同じくエイジレスなエンターテインメントになりゆくのは事実だし、元気な高齢者が増加する現代社会にとっての必然である。

ロックが他のジャンルと異なるのは、「如何にカッコ良く老いるか」ということを意識するか否かに集約される。パンタ&トシにとってカッコ良さが人生の基準なのは疑う余地はない。これからの時代は、老人も大志を抱かねばならない。




指名手配された老人は
ロック許可証を持っていた

▼何といっても好きなのはこの映像@' 90,11,12 同志社大学「超非国民集会」

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