バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

二人の男性に悩まされた私

2017年11月24日 21時57分09秒 | バス運転士
午前8時頃、A駅経由B駅行きの始発地点である某所で待機していたら、隣のスペースにバスを止めた運転士さんが「今、乗り場に立っている男性Pがいるでしょ? ▲▲停から俺のバスに乗って来たんだけどさぁ… どこへ行くんだろうね」と言ったので、私は「ここから▲▲停と別方面へ行くバスと言えば… 他営業所のバスしかないよねぇ~」と言った。

その後、私がバスを乗り場に着けたら… 男性Pが乗ってきたので驚いた。「えぇ~っ!? このバスなの? ▲▲停の方へ行くんだけど… ひょっとして寝過ごしたのかな?」と思いながらバスを走らせていたのだが、男性Pが乗ったと言われた▲▲停を過ぎ… 「寝過ごしじゃないのか!?」と思っていたら、A駅を過ぎた▼▼停で降りたのだった。なんでぇ~???

午後1時過ぎ、再びA駅経由B駅行きの始発地点である某所で乗り場へ着けたところ… そこには見覚えのある… そう、またもや男性Pが乗ってきたのである。「えっ!? デジャヴ… ではない。今朝、確かにここで乗せたよなぁ~ 今度は何処へ行くのかなぁ~」と思いながら運転していたところ… ◆◆停で“私の苦手な臭いを発散させている男性Q”が乗り、助手席に座った。

私は換気扇のスイッチを入れて“弱”で回したのだが、「あぁ~ ダメだ… 臭いが漂ってくる… 換気扇を“強”にしたいけど、寒くなったらいけないし… あぁ~ 気持ち悪ぃ…」とテンション下げ下げ… 「きっと、(乗降客が多い)A駅で降りるだろうから、それまでの我慢だ!」と自分に言い聞かせていたのだが… 男性Pも男性QもA駅では降りなかった。

しばらくして、午前中に男性Pが降りた▼▼停も通過… その後は、各バス停で止まって一人か二人が乗ったり降りたり… 男性Qが乗ってから約15分後、ようやく●●停で降りて行ったのだが、そこでホッとした私は男性Pのことをすっかり忘れてしまい… 何処で降りたのか分からなかった。

その折り返し… またもや男性Qが“逆向きの●●停”から乗ってきたので、私は言葉を失った。しかも、今度は背後席に座ったので、ブレーキを踏むたびに苦手な臭いに襲われるという… 最悪のパターンであった。それから約10分後、A駅停に到着したのだが… なんと、そこには男性Pが待っていたのであった…。。。

あちらこちらに現れて私を撹乱する男性P… 不気味な臭いを漂わせて私のテンションを下げる男性Q… 強敵二人との戦いに疲れ果てた松井運転士であったが、夕方のA駅経由B駅行きの折り返し便では、乗客の誰かが持っていたと思われる“たこ焼き(醤油味)”のような香りに癒されたのだった。グゥ~~~