バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

何を撮っとるの? 何を騒いどるの?

2017年10月06日 22時10分43秒 | バス運転士
先日、市内中心部路線の1セット(二往復)をやっている途中、A駅ターミナルでの僅かな休憩時間でのこと… バスが一台も止まっていない待機場所の中央へバスを止めた私は、客席の長椅子に座って窓の外をボォ~ッと眺めていた。すると、園児を乗せた乳母車を押している保母さんが二人、降車停の通路を歩きながら、こちらを指差して何か言っていた。

園児&保母さんが去った後、一人のお爺さんが降車停に現れてカメラ(スマホ?)を構えたので、これといった特徴のない普通のバスに乗っていた私は「お爺さん、何を撮っとるの? こんなバスの写真なんて、誰も喜ばん… あっ! このバスはラッピングバスで… 某工務店の広告が… ひょっとして社長なのか!?」と思った。間もなく、お爺さんは立ち去ったのだが… 入れ替わるようにして一人のオッサンが現れて写真を撮っていたので、「なんだぁ? 今度は専務… 社長の息子か!?」と思ったのだった…

今日、JR某駅へ向かっていた時のこと… 某高校前停で15名ほどの生徒くん&生徒さんが乗ったのだが… 残念ながら、その多くが男子だった。「色気も何もないなぁ~」と思いながら進み、その先の右折する交差点へ接近… すると、突然! 車内やや後方に陣取っていた生徒くんが大声で叫び始めたので、「何を騒いどるんだよぉ~」と思いながら聞き耳を立てたところ、「地震じゃね? ほら、地震じゃね!?」と何度も叫んでいるようだった。

私が「地震? 走行中のバスに乗っていて揺れが分かるなんて… そりゃ相当な震度だぞぉ~ 何を言っとるんだぁ?」と思っている間も、その生徒くんは「地震ですって! 地震ですって! 言っとるがぁ~」と騒ぎ続け… すると、他の生徒くんが急に笑い出して「はぁ? あれは“右です、右です”って言っとるんだわ!」と言ったのだった… その後、「うっそぉ~」「うそじゃねぇって!」「地震じゃねぇのか…」「違うって!」「ホント、右だ…」「ハハハ…」と数名の生徒くんの笑い声を最後に静かになったのだった… 運行支援システムの音声は、妙なチャイムと一緒に流れるから… 紛らわしいっちゃ~紛らわしいかもね。ハハハ…