バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

あぁ~ 紛らわしい!

2017年07月04日 19時42分45秒 | バス運転士
「天気予報では台風が来ると言っているけれど、夕方までは雨も降らないんじゃないのぉ~?」と希望的観測を胸に抱いて外出した人が、突然の豪雨に見舞われて… ビショ濡れになりながら自転車で走り続ける美女もいたのだが、屋根付きのバス停で雨宿りをしている人もチラホラ… もちろん、私は“乗客か否か”の判別ができないので、止まって扉を開けたのだが… 「バスを待っとるんじゃない」と言わんばかりに完全無視… あ~ 紛らわしい!

このように“紛らわしい”と思う場面には、ちょいちょい遭遇する。例えば… バス停を通過しようと思った時に、“バス停の方に向かって走っている人”を発見した場合… その人が、手を挙げるなどの乗車意思を表しているか否か? 着ている物がスポーツウェアか否か? 走り方が必死か否か? などを分析… 「乗客に違いない!」と思って、バス停で止まって扉を開けたのに、そのまま素通り… なぁ~んてこともある。

バス停での乗降客扱い後、着席確認をしてから扉を閉めて発車… と思った時に、席を立って通路を歩いてくる人がいた場合… 「そのバス停で降りるつもりだったのに、ボォ~ッとしていて降りそびれたのか?」「お気に入りの席が空いたのを見て、そこへ移動しようとしているだけなのか?」などと考えながら、再び扉を開けるのだが… 大抵は後者だったりする。多分、「自分のせいで発車を遅らせたくない」ということで、「扉が閉まってから席を立っても、そのまま発車するだろう」と思っているに違いない。

不意に車内から話し声が聞こえてきた時… 「ん? 乗客同士の会話なのか? 携帯での通話なのか?」と思いながら車内ミラーを見るのだが、誰が話しているのか確認できず… 「それでも注意しておいた方がいいのだろうか?」と迷っていると、「そうだね」と呟く“もう一人の声”が聞こえてきたのでホッとする… このように“一人が大きな声で一方的に喋っていて、もう一人はほとんど相槌を打っているだけ”という場合は悩ましい… 以前、そのパターンで注意して恥ずかしい思いをしたことがあるからなぁ~ エヘヘ…