バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ハッとしてゲッ!

2016年10月19日 19時11分04秒 | バス運転士
先日、営業所前ターミナルへ向かって走っていた時のこと… あ、もちろんバスでね。(言わんでも分かっとるわぃ!) 突然、お婆さんAが「このまま乗っとれば某総合駅へ行くの?」と言ったので、驚いた私は“その場所からどうすれば良いか”考えながら返事を… と、その前に! 2~3人のお爺さんが口々に「行かんよ」「間違えとるわ」「戻らないかん」と言ってくれた。

間もなく次のバス停に到着… すると、お婆さんAが「そりゃいかんね」と言いながら、他の降車客と一緒に降りようとしたので、私は「大丈夫ですか?」と問い掛けたのだが… 聞こえなかったのか、恥ずかしかったのか… お婆さんAは何も言わずに降りて行ってしまった。

その後、私は「本当に大丈夫だったのだろうか? とりあえず反対方向のバスに乗って戻るのだろうか? 特に急いでいなければいいけれど… 他に某総合駅へ行く方法はなかっただろうか?」などと考えながら走っていたら… ハッとしてゲッ!

危うく“乗客が待っていたバス停”を通過してしまうところだったのだ(厳密には約5m通過!)。私が「すいませぇ~ん」と言いながら前扉を開けると、待っていたおばさんは「あぁ~ 良かった!」と言いながら乗ったのだった… ホント、すいません。でも、いい人で良かったぁ~

さて… 実は、お婆さんAが乗ったバス停で、ちょっと気になることがあった。そこでは、数名のお年寄りが乗ったのだが… お婆さんAが財布から現金を取り出している時に、すぐ後ろに並んでいたお婆さんBが“フリーパス”を提示しながら「あんた、フリーパス持っとらんの?」と話し掛け… お婆さんAが「私、だがや市民じゃないもんで…」と答えながら現金での支払いを済ませた。

そして、二人一緒に車内通路を歩き始めたのだが… その時、お婆さんBがお婆さんAに「私もだがや市民じゃな※△★○◆…(途中から小声になったので、よく聞こえなかった)」と言っていたのである。ただ単に「私もだがや市民じゃなかったけど、何年か前に引っ越してフリーパスをもらえるようになったんだよ」と言っていただけなのか… まさか「私もだがや市民じゃないけど、ちょっとしたルートでフリーパスが手に入るのよぉ~」なんて言ってたりして!? ハハハ…(こらこら! ホントだったらシャレにならんぞ!)