IMAGES of YOKOSUKA（No.7）

 　No.2の機動隊の写真はクラブの先輩に借りたNikon F2 Photomic+Reflex 500mmで撮ったものであると書いたが、今日ご覧いただく写真も同じくF2+500mmで撮ったものである。半長靴の足元の小石が既にボケているなど被写界深度がごく浅いことと、点光源ではないのであるいは判りにくいかも知れないが、小石のボケがリング状になっていることでそれとわかる。保管されているネガの前後のコマを確認しないとはっきりとは云えないがNo.4の写真もReflex 500mmかも知れない。

 

 

　500mmと云う超望遠を使いながらも、見た限りでは手振れは無いようである。そのことを意識して、ASA（ISO）200のNeopan SSS ではなく、ASA 400のTRI Xを奮発したのかも知れない。現在手元にある「デイロール」（100 feetの長尺フィルムを使い古しのパトローネに巻き込む道具）の箱には大学を卒業した年の4月の日付が記されている。それ以前にどうしていたのか、いま思いだした。クラブの誰かが100 feet巻を買ってきて、それをパトローネに巻き込んで遮光の為にアルミホイルで包んだものを頒布していたのだった。

 

　レンズやフィルムについてはこと細かく書いても、カメラ本体についてほとんど触れていないのを不思議に思った読者がおられるかも知れない。何故触れないのかと云えば、理由は簡単。フィルム&MFの時代には極端な高温多湿、低温、微小な砂塵など特殊な気象条件下以外では、シャッタースピードが正確でありさえすれば、写真の出来上がりにカメラの差は現れないからである。それにしては写真雑誌のコンテストページには昔から必ずカメラ名が記されているが、よくよく考えてみると何の意味も無いことなのである。

 

『IMAGES of YOKOSUKA』★目次★

No.1　（1月28日掲載）

No.2　（1月29日掲載）

No.3　（1月30日掲載）

No.4　（1月31日掲載）

No.5　（2月1日掲載）

No.6　（2月2日掲載）

No.7　（2月3日（本日）掲載）

No.8　（2月4日掲載）

No.9　（2月5日掲載、最終回）