春の花三昧

 我が家のネズミの額のような敷地の東側、駐車スペースの奥で咲いている春の花三種、左か花韮、二輪草、蔓日々草です。花韮は、もともと南側の山法師の樹下の二輪草の中に勝手に生えてきたものをここに移植したのですが、その時に二輪草の根茎も一緒に掘ってきてしまったようで、我が家二か所目の二輪草繁殖地となりました。蔓日々草(斑入り)はいつからか勝手に生えてきて、越境して隣家まで蔓延ってしまい、ご迷惑をおかけしている次第です。この三種のすぐ左側ではまもなく大甘菜(おおあまな。別名ベツレヘムの星)がこれまた愛らしい花を咲かせてくれますので楽しみにしているところです。

 ところで、「花三昧」と書いた「三昧」(さんまい、ざんまい)は、趣味三昧とか贅沢三昧などと(中華三昧なんてのもありましたね)気軽に使っていますが、本来はサンスクリット語の音写で元々は仏教用語のなんチャラかんチャラ、難しい言葉のようでありました。
 ちなみに、「花三昧」は徳島市にある天ぷら屋さんの名前ともなっているようで、検索するとそのお店が真っ先に出てきます(^^)

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月27日に撮影した写真を10点掲載しております。春爛漫となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#二輪草 #ニリンソウ #キンポウゲ科イチリンソウ属 #スプリング・エフェメラル #花韮 #ハナニラ #ヒガンバナ科ネギ亜科ハナニラ属 #キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属

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花韮

 我が家の花韮(はなにら。ヒガンバナ科ネギ亜属ハナニラ属)。今の季節、空き地や道端でよく見かける雑草ですが、ご多聞にもれず我が家の庭でもあちらこちらで花を咲かせ、年を追うごとにその数が増えてきている花韮です。

 原産地はなんと南米アルゼンチン。明治時代に観賞用として日本に入ってきたようですが、今ではすっかり春に花咲く雑草年として定着していますね。名前はその名の通り葉や茎をちぎるとニラ臭がすることからで、花色は白と薄青。園芸種としてはイフェイオンと云う名前で、白・薄青の他に黄色やピンクのものも販売させているようです。

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#花韮 #はなにら #ヒガンバナ科ネギ亜属ハナニラ属 #身近な春の雑草

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燈台草

 燈台草(とうだいぐさ。トウダイグサ科トウダイグサ属)の開花が始まりました。北半球の温帯から熱帯にかけて広く分布し、日本でも北海道を除く全域で見ることができるようです。日当たりの良い田んぼや畑の畔、道端に生えていますが、有毒植物ですので注意喚起のために毎年花の咲く時期に掲載しております。今の時期は草丈10〜15センチですが、大きくなると30センチほどになります。上から見た感じは大きくなっても写真の通りです。

 全草に有毒成分を含んでおり、茎や葉を折るなどして傷つけると出る白い乳液が出てきます。これに触れると皮膚がかぶれます。果実や種子を食べると激しい痙攣を起こすそうですので、雑草として駆除する場合にもゴム引きの手袋を使用するのが良いようです。くれぐれも口に入れたりしませんように。

 実は燈台草の他にも身近なところに有毒植物がたくさんあり、水仙(最近も水仙の球根を玉ねぎと間違って食べて中毒になった報道あり。葉がニラに似ている)や彼岸花、紫陽花(料理の下に敷いたり添えたくなる?)、スズランなども有毒です。生垣にされている夾竹桃などは枝を燃やした煙にも有毒成分が含まれていて吸うと中毒を起こすとのことですので気をつけないといけませんね。

 ちなみにトウダイグサを漢字で書く場合には東大でも灯台(船の為の目印)でもなく燈台。昔(明治初期まで)使っていた木製の脚のついた台の上に油皿を置いて燈火をともす照明器具のことです。

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#燈台草 #トウダイグサ科トウダイグサ属 #身近な有毒植物

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枝垂れ桜

 桜の季節です。なかなか桜の名所までは出かけることはできませんが、自宅から程近いところでも桜を楽しむことはできます。樹勢が落ちているのか、花付きがまばらなのがちょっと残念ですが・・・

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月27日に撮影した写真を10点掲載しております。桜咲く森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#桜 #サクラ #山桜 #ヤマザクラ #バラ科サクラ属 #枝垂れ桜 #近場で桜を撮る

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Spring Ephemeral has arrived.

 我が家の山法師の樹下で今年も春の妖精、Spring Ephemeralがその姿を見せてくれました。二輪草と云いながら今日は一輪。咲いている花の下にある蕾が数日のうちに花茎をスルスルと伸ばして愛らしい二輪草と相成ることでしょう。

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#二輪草 #ニリンソウ #キンポウゲ科イチリンソウ属 #スプリング・エフェメラル #春の妖精

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日替わり天気と花水木の開花

 夏日になったところもあったと云う昨日から一転、冬に逆戻りかと云う肌寒い一日となった今日。明日は晴れて暖かくなるようですので、満開の桜(染井吉野)を楽しむことができるでしょうか。
 とまれ、寒暖の差が激しいここ数日です。みなさん、くれぐれも体調管理には留意してお過ごしください。

 と云う訳で今日の一枚は、我が家の庭の花水木。例年よりも数日早く咲き始めました。例年のことですがもう一本の薄紅色(うすくれない)は一週間分ほど開花が遅れているようです。

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#天気定まらず #菜種梅雨 #花水木 #はなみずき #ミズキ科ミズキ属 #アメリカ山法師 #北米原産 #桜の返礼木

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人それぞれ

 私は、オトナになった男子だけれど、毎週金曜日に掲載される益田ミリさんの「オトナになった 女子たちへ」(朝日新聞朝刊)を楽しみにしている。何だか気の抜けたようなほんわかしたイラストと文が何とも云えず和ませてくれるのだ。昨日のコラムにはこんなことが書かれていた。

 こんな雪の中、誰に見られるわけでもないのに凛として咲いているミズバショウを見て
 「誰に見られなくても咲くってすがすがしいね」と早川さんは言った。
 「どうせ咲くならあたしは見られたいわよ」とマユミちゃんは言った。
 マユミちゃんは早川さんの友達である。

 仲の良い友達同士でも早川さんは誰に見られなくて咲いているのが素敵、と思った。でもマユミちゃんは、どうせ咲くなら誰かに見られたい、と思った。人それぞれである。

 私はと云えば、早川さんである。見てくださいと云わんばかりに咲き誇り、そして多くの人が見惚れ賞賛する染井吉野をどうも好きになれない。芽吹き始めたクヌギやコナラに混じって赤茶色の葉と同時に薄桜色の花をひっそりと咲かせる山桜が好きなへそ曲りなのである。

 いや、へそ曲がりなのではない。私は私、他の誰とも違う私。200種以上あると云う桜がそれぞれに違った花を咲かせるように、人もそれぞれなのである。


 今日の一枚は、山桜ではなく枝垂れ桜です。

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#益田ミリ #オトナになった 女子たちへ #人それぞれ #桜 #へそ曲がり



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他人事とは思えない 〜大学の生き残り戦略

 今日の雑文は少々長いです。私立大学・短大の置かれている状況に興味のない方はどうぞ遠慮なくご退出ください。

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 昨日、恵泉女学園大学(東京都多摩市 大日向雅美学長)が2024年度以降の募集を停止するとの報道を受けて、私立大学・短大を取り巻く厳しい状況について少しだけ書きましたが、恵泉の募集停止が他人事(ひとごと)とは思えない郷秋<Gauche>なのであります。

 何故なら、恵泉女学園は間もなく創立100周年を迎えようという1929(昭和4年)設立の私学ですが、我が母校(そして元勤務先)もまた1929(昭和4年)の設立、そして共に小田急線沿線にキャンパスを構え発展してきた学校だからなのです。

 さて、ここでなぜ大学・短大が閉学を避け、生き延び発展し続けなければならないのか、そのためにはどんな手立てがあるのか考えてみたいと思います。

 まず、何故生き延びなければならないのか。私学(私立学校)には建学の精神があり、それに基づく確固たる教育理念を持っています(注1)。そしてその理念に基づく教育により社会へと有為な人材を送り出す責務を持っています。私学であっても公教育の一端を担っていますので、より良い教育と研究を継続し続ける責任を負っている訳です(注2)。
注1:創立から時を経て建学の精神や教育理念が不明確あるいは軟弱になってしまった私学もあるようですが、そのような私学は淘汰されるのもやむを得ないものと私は考えます。
注2:我が国の大学生300万人のうち実に3/4が私立大学で学んでいるのです。

 以下、大学の生き残り策について箇条書き的かつ簡単に記しておきます。
 受験生の増加、ひいては定員充足率向上のために学部・学科構成(内容)を時代の要求にマッチしかつ受験生(とその保護者)が飛びつきそうなものに変えていく努力はどの大学においても行われていることですが、すでに受験者の著しい減少、定員充足率の低下を来している大学においては、これらの改革も余り功を奏しません。以下は、閉学を回避する最後の手段と云うことになります。
 なお、これらは私が大学行政管理学会という学会の会員であった時代に得た知見を基にしておりますのですのでやや古い情報・知見となっている可能性もありますことを予めご承知おきください。
 
1. 短期大学の場合
   いくばくかでも体力のある(入学定員を充足でき、財務内容が健全である)うちに4年制大学に転換改組する。
 ただしこれは20年前までに有効であった手法。現在は多くの短大が体力のない状態であると思われるので4年制大学への転換改組の可能性は少ない。

2. 女子大・女子短大の場合
   建学の精神を共学可能な形に再構築して共学化する。やや手遅れの感もありますが、2023年も2大学が共学化し校名から「女子」を外すようである。

3. 文系・家政系学部のみの女子大の場合
   旧来から女子大の多くは文系あるいは家政系の学部のみを設置していたが、女子にあっても昨今はこれらの学部での学びを希望することが少なくなってきている。改組するだけの体力(良好な経営内容)があるならば、旧来の学部学科をイマドキの高校女子に「ウケる」イマドキ風の学部学科に転換改組する。「ビジネス」「国際」「ICT」「Ai」などがキーワードか。

4. 同一法人に4年制大学がある短大の場合
   短大を4年制大学と統合。可能であれば定員を大学に移行させ新学部・学科として短大を発展的に解消する。短大教職員の雇用は守られ、短大時代の卒業生も統合された大学を母校とすることができる。30年ほど前から多くの法人において実施されてきた手法。

5. 姉妹関係の学校法人がある場合
   設立母体が同一・類似の宗教団体である法人がある場合には体力のある法人と合併し、強み(特色)のある学部・学科を合併先大学の新学部・学科として存続させる。
例1:聖和大学。2009 年、関西学院(同大学)と合併。
例2:聖母大学。2011年、上智学院(上智大学)と合併。
例3:富士常葉大学、浜松大学。2013年、常葉学園(常葉大学)と合併。

6. 単科大学の場合
   近隣の他の単科大学と合併、あるいは強み(特色)のある学部・学科を持たない他大学と合併し、その大学の学部・学科として存続する。当該学部・学科の教職員の雇用は守られるが旧大学名称は消滅する。
例1:共立薬科大学。2008年、慶應義塾(同大学)と合併。
例2:北海道薬科大学。2018年、北海道科学大学(同)と合併。

7. 地方の大学の場合
   地方の中核となる都市以外に所在する大学・短大は小規模の単科大学が多く厳しい経営状況に置かれている法人が多いが、設置者を学校法人から地元自治体を設立団体とする公立大学法人に転換して継続運営する方式である。授業料の低廉化により周辺地域からの受験生も増え大学、自治体双方にとってのメリットがあり近年注目されている方式である。
例1:高知工科大学(2009年、高知県)
例2:長岡造形大学(2014年、新潟県長岡市)
例3:諏訪東京理科大学(2018年、諏訪広域公立大学事務組合)

8. 設置学部学科の重複が少ない同規模の複数大学が対等合併する
   相互に近隣に所在しA大学を設置するA学校法人とB大学を設置するB学校法人の双方が学校法人を解散し共同で新たなC学校法人を設立し、A大学とB大学の学部・学科を継承あるいは整理統合・転換改組したC大学を設置する。メリットとしては両大学の教職員の一定数の雇用を確保することがでること、いわゆる基礎・教養科目を一本化することによる合理化、人員削減が可能なこと、既存の校舎等施設を継続利用することで設置経費の最小化がはかれること、学際的研究の進展が期待できること。
 ただし、新設のC大学の建学の精神、教育理念を新たに構築し教職員に周知徹底、意識改革を促すこと、その精神・理念を反映させたカリキュラムを構築することには相当の困難が予想される。
 この方式に基づく対等合併の例を筆者は現段階では承知していないが、今後増えざるを得ない状況にあるのではないかと思料するところである。

9. 大学・短大としての存続を断念し、大学・短大設置以前の高等学校等設置法人としての経営に立ち返る
   昨日話題にした恵泉女学園がその例。同一法人が設置する幼稚園、小中高等学校部門等の経営が健全である場合には、設置法人の存続を優先させ大学・短大は閉学とする。大学設置法人は文部科学省の管轄だが高等学校設置法人は都道府県の管轄に変更となる。大学・短大教職員の多くは解雇となるだろう。卒業生の立場で見れば、卒業した大学はなくなるが「学園」は存続し、同窓会組織等も継続するものと思われるので心の拠り所を失う寂しさはある程度避けることはできるだろうか。卒業証明、成績証明などの事務は継続する学校法人が取り扱うことになる。

以上

 なお、本稿については随時加筆・修正される可能性があることを予めご承知おきください。


 と云う訳で、今日もまた記事本文とは何の関係もない一枚は、近所の公園の、多分桜の切り株の”うろ”に根を下ろし花を咲かせている連翹(れんぎょう(モクセイ科レンギョウ属)。自然はたくましく、そして美しい。

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#大学淘汰の時代 #大学冬の時代 #大学の経営破綻 #大学閉学 #大学の生き残り作戦 #大学の生き残り作戦 #連翹 #れんぎょう #モクセイ科レンギョウ属

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四年制大学も閉学の時代へ

 恵泉女学園大学(東京都多摩市 大日向雅美学長)が2024年度以降の募集を停止するとの報道。報道の通りであれば2023年4月の入学者が卒業する2027年をもって同大学は閉学することとなる。

 1992年の205万人をピークに18歳人口は減少を続け2023年には110万人と半減し、これに伴い大学の経営環境は厳しさを増してきてきた。初めは地方の短期大学、そして4年制大学が経営難から閉学。それが首都圏にも及んできた。

 私の住む横浜市北部およびその近郊だけでも東京女学館大学(東京都町田市)、カリタス女子短期大学(横浜市青葉区)が2017年に、聖セシリア女子短期大学(神奈川県大和市)が2021年に閉学している。

 上に記した通り首都圏でもその周辺部に位置する女子短大、女子大学から厳しい経営状態となってきているようだが、上野学園大学(台東区)が2021年から募集を停止しており(注)、経営困難に陥る大学は首都圏周辺部から中心部に所在している大学にも徐々に及びつつあるようだ。

 恵泉女学園大学の募集停止は同大学のみにとどまらず首都圏とその周辺に所在する大学、とりわけ女子大学の経営が芳しからぬ状況であることの一つの現れであり、今後も募集停止の大学が増えてくることは確実である。

 大学関係者の間では既に30年前に「大学冬の時代」の到来が語られていた。進学率の上昇などに支えられ、首都圏に限れば経営破綻に至る大学・短大は思いの外少ない状況が続いてきたが、いよいよ「大学冬の時代」が、大学の経営破綻が現実のものとして押し寄せてきたのだ。恵泉女学園大学の募集停止は、私立大学淘汰の時代の到来を告げるものなのだろうとの思いを強くした報道であった。

注:18歳人口の減少という外的要因だけではなく、経営陣に起因する問題が大きな要因であるとの指摘もある。

参考:東京女学館大学が募集停止(2012/4/30掲載)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/6c3db77763af9296dcac17f7389063ae


 記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、辛夷の花。

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#大学淘汰の時代 #大学冬の時代 #18歳人口減少 #大学の経営破綻 #受験者現象 #入学定員割れ #大学閉学 #女子大の経営不振 #辛夷 #コブシ

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編笠百合


 我が家の編笠百合は、残念ながら今年も開花しませんでした。時期を見て株分けし来季に備えたいと思います。写真は日曜日に恩田の森で撮ったもの。

編笠百合(あみがさゆり。ユリ科バイモ属):中国原産で日本には享保年間に薬草としてもたらされ、観賞用としても栽培され現在は庭から逃げ出した(あるいは捨てられた)ものが一部では野生化もしている。

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#編笠百合 #あみがさゆり #ユリ科バイモ属

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春の妖精、姿を現す

 庭の山法師の樹下で、今年も律儀に二輪草が姿を現しました。既に小さな蕾もいくつか見えておりますので、今から開花の日が楽しみでなりません。

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#二輪草 #ニリンソウ #キンポウゲ科イチリンソウ属 #春の妖精 #スプリング・エフェメラル #Spring ephemeral

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辛夷咲く


 千昌夫が「白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国のあゝ北国の春」(いではく氏の歌詞では辛夷ではなく平仮名で「こぶし」です。前にふた文字漢字が三つ並んでいるので敢えて平仮名としたのか、漢字では読めないと思ったのか)と歌ったその「辛夷」です。来週末は雨の予報ですので、この春に見られたのは昨日が限り。樹木の花の場合にはスプリングエフェメラルとは云いませんが、まさに一期一会。会えてよかった今年の辛夷の花でした。

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#辛夷 #コブシ #モクレン科モクレン属 #一期一会 #年に一度の出会い

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染井吉野、開花

 品種はともかく、どんな品種であっても桜が咲けば「サクラサク」。でも、「桜開花」と云えば染井吉野、しかも東京・九段の靖国神社の境内の標本木の花が数輪開花したことをもって「東京の桜開花」とすることすることが決められているらしい。誰がどのような経緯でそう決めたのか、どれほどの権威や拘束力があるのかは知らないけれど。

 横浜でも咲き始めました。上の写真は近所の小学校の門の脇に植えられている染井吉野。蕾こそ薄桃色ですが、開花後の花弁はほとんど白ですね。撮影するにはちょうど良い塩梅のロケーションなので明日も行ってみようかしらん。

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#サクラサク #桜開花 #染井吉野 #ソメイヨシノ #近場でお手軽撮影 #花弁は白

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一年ぶりの母校訪問

 一年前までは49年間毎日通っていた母校かつ勤務先に、ほとんど一年ぶりに出かけてきました。44年勤務した中の最後の7年間担当した、子供たちの放課後教育の成果の発表会。日本舞踊、マリンバ、バレエ、トランペット、リトミックの発表を見て聴いてきました。子供たち、みんな立派にたくましく成長しておりました。雨天のためサッカーが中止になり、楽しみにしていた子供たちはさぞかしがっかりしたことと思います。
 上の写真はマリンバ、トランペット、リトミック発表の場となったチャペルの内部。ステージ対面の二階にある辻オルガンを背にして撮ったものです。

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#母校 #元勤務先 #玉川学園 #延長教育 #放課後教育 #学童保育ではない #放課後の学びの時間 #チャペル #辻オルガン  #スタンインウェイ(ニューヨーク)

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最近買ってしまった物

 ここ数年、できるだけ物を増やさないように、少しの物で賢く上手に暮らそうと意識はしているのですが、どうしても必要なものは出てきてしまいます。その結果、やはり物は少しずつではありますが増えてきてしまいす。それぞれ必要な物ですので仕方がないので、せめて他の不要なものを処分してトータルの物の量を減らす努力をしようとは思ってはいるのですが・・・

 上の写真は最近増えてしまった物の証拠写真です。

 一番大きなものは、チェロの楽譜です。先日のレッスンの折りに師匠に「こんなのありますけど・・・」、とお薦めいただきましたので早速購入いたしました。私でもすぐに弾ける簡単な曲もあるので楽しいです。模範演奏のCDの他にカラオケならぬ「カラピアノ」のCDも付いているので、お薦めかも。

 一番小さいものは電気剃刀の替刃です。どうも最近調子がわるいのでよくよく見たら、刃は一年に一度交換するように、さらに2005年製造とも書かれておりました。もちろんPanasonicであるわけもなく、松下電工の製品です。20年経っても交換部品をちゃんと供給しているPanasonicはエライ会社です。古い刃は廃棄しましたので、この部分の物の量は増えておりません。

 右手前のグレーの物はPGYTECHの「テックオーガナイザー」と云う写真・カメラ用のアクセサリーポーチです。先日、泊まりがけで伊豆に行った時、MacbookやiPhoneのACアダプターだのケーブルだの替えのバッテリーだの何だのかんだのと小物が結構多くで大変だったので買ってみましたが、これは大正解だったようです。がま口の様にガバッと大きく開いて中に何が入っているのか一目で分かりすぐに取り出せます。気に入ったストラップをつけられるフックもあるのでこれだけをショルダーバッグとして使うこともできます。郷秋<Gauche>の場合にはそのような使い方がメインになりそうな感じです。気になる方は検索してみてください(Yodobashi.comで入手可)。

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#物が増える #断捨離という言葉は嫌い #必要なものは必要 #カメラ用オーガナイザー #カメラ・写真用小物入れ #PC関連用品入れにも便利

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