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鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

飯田線全駅下車への道 第1回(その4)

2013-09-04 22:31:41 | 中部縦貫線

先日は失礼しました。飯田線駅巡りに戻りましょう。


前回はこちら



湯谷温泉駅から乗車した「ワイドビュー伊那路1号」は、11時35分に水窪駅に到着。交換可能駅で、島式ホーム1面2線+側線2本の構内で、保線基地もあります。



水窪駅の所在地はどこだと思いますか?浜松市天竜区です。平成の大合併により無理矢理政令指定都市になったようなもので、区役所へは車で1時間半かかります。



構内踏切を渡って駅舎撮影。昭和30年12月築の木造駅舎です。トイレは豊橋方にあります。



では駅舎の中へ。待合ベンチが多いですが、無人化されて窓口が閉鎖されています。券売機の類もないので、乗車券類は車掌などから購入することになります。特急停車駅ですらこのような扱いになり、飯田線の合理化の徹底振りには驚きを隠せません。



駅前の様子。水窪駅は川面よりも1段も2段も高い所にあり、眼下の吊り橋を渡れば水窪の町です。で、隣駅である大嵐駅はどこかというと、あの大山塊の向こうです。車の場合は佐久間あたりまで迂回しなければなりません。



ということで、向市場駅まで歩きます。水窪川のせせらぎに沿った桜並木を進みます。







どこで渡ろうかと迷いましたが、2つ目の吊り橋を渡ります。ところで、浜松市天竜区の吊り橋が今年6月の豪雨で落ちたそうですが、まさかこれではないですよね。



水窪川を渡ってすぐの所にある八幡神社で旅の安全を祈願しました。



民俗資料館の前を通過すると、国道152号を南下します。



信号のある交差点を国道152号を辞し、水窪橋を渡ります。橋を渡り切ると、浜松市水窪総合体育館。



この踏切を渡ると、向市場駅はもうすぐです。で、これはただの踏切ではなく、向市場遺跡です。昭和30年の飯田線付け替え工事及び土地所有者の小塩氏、田中氏の宅地造成中に出土したものです。出土品の主なものは縄文後期から晩期に至る縄文土器ですが、弥生時代前期のものも見つかっています。縄文後期には塩の道沿いに集落が形成されていたことを示唆する遺跡です。


 直進すると段々畑状の向市場の集落。



向市場遺跡の出土品の一部はこの水窪中学校に保存されています。稲干しの光景が見れるとは思いませんでした。ここから右に進むとゴールです。


つづく


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