クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

男鹿線全駅下車の旅(その1)

2010-09-29 23:23:02 | 奥羽本線
 猛暑が終わり急速に秋になりましたが、2010年夏の乗り継ぎ旅行の記事はまだまだ続きます。
 御覧の皆様もご存知の通り、2010年の夏は、ラニーニャ現象などにより113年の観測史上最も暑い夏となりました。もう1つ特徴があって、北日本では雨量が多く、東海から西日本にかけては少雨となる傾向が見られました。先回の旅先は三重県~奈良県~大阪府でしたが、今回の旅先は秋田県です。果たしてどんな旅になったのでしょうか。



2010年8月14日(土)。弟に新津駅まで送ってもらい、6時16分発の羽越本線823D(キハ110-212+キハ110-203)で出発。さすがに長距離客の姿が多く、新発田からは大盛況に。しかし、出発時からで、笹川流れも海水浴客の姿は無し。迷った末に、終点・酒田まで乗り通しました。結果的に、この選択が大きく裏目に出てしまいました。


酒田にて3番線に停車中の539M(701系N101編成)に乗り換えましたが、矢張り「18きっぱー」が多く、Mc車にやっと座れた次第。酒田を出てもが続き、秋田県に入ると一層激しくなってきました。道川あたりで「男鹿日本海花火大会は来週に延期」とのアナウンス。雄物川の水量は可也ヤバ目。それでも、定刻11時31分に秋田駅に到着。



折角なので、昼食を兼ねて、「こまち」の待つ11,12番線へ。E3系こまちを記録し、12番線の発メロを録音してきました。


3,4番線の入線音を録音していると、秋田以北が尋常で無いことがわかってきました。奥羽北線の1644Mが22分遅れで3番線に到着。更に「いなほ1号」を見ると、男鹿線が運転見合せ。でもこの時は秋田以北の駅を巡りたい気分だったので、4番線に停車中の、12時16分発の1649M(701系N28編成)に飛び乗ってしまいます。秋田を出ると、渡る川が全て警戒水位を超えていました。



次の停車駅である土崎でとうとう抑止。御覧の通り、路盤は水浸しです。同乗の元鉄道マンによるとATS地上子が埋まっているそうで、運転再開は絶望的です。矢張りというべきか、バス代行が決定しました。



失意の中で駅舎撮影。大正15年10月築の、洒落た木造駅舎です。みどりの窓口があり、駅そば店も併設されています。駅スタンプがあり、表題は「土崎港曳山まつりと史跡のまち」です。


 
結局のところ、二川発の代行バスで秋田駅にUターンしに行ったようなものでした。


 14時10分に秋田駅東口に到着。



結局3時間のロスタイムとなってしまいました。で、気を取り直して、14時33分発の奥羽本線2446M(701系N37編成)で駅巡りを開始。それなら、はじめから南線にすればよかった。



15時42分に後三年駅に到着。2面3線の横に保線用側線を1本有する構内です。



まずは駅裏の様子を。田んぼの向こうに山々が配されていて、後三年の役が起こりそうな雰囲気がしなくもないです。尚、史跡公園である平安の風わたる公園へは車で10分。



中に入ります。委託ながらも駅員が配置されているそうですが、この日は無人でした。駅スタンプがあり、表題は「後三年の合戦跡」です。



それでは駅舎撮影。昭和14年11月築の木造駅舎が健在です。トイレは右側。


少ない時間ですが、周辺を巡ってきます。


つづく


参考サイト  秋田各駅停車の旅
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黒井駅改築レポート(前編)

2010-09-27 19:35:49 | 新潟の鉄道(駅舎関係)

 ここで、新潟県内の駅舎関連の話をします。今回の対象は信越本線の黒井駅です。
 黒井駅は、直江津駅から下り方面へ1駅目で、上越市の郊外にあります。駅前には信越化学の工場があり、いわば貨物駅で、1面2線の島式ホームの横に多くの貨物用側線があります。
 黒井駅は、これまで昭和60年3月築のコンクリート駅舎が使用されてきましたが、平成15年あたりから無人化されています。駅裏も住宅地化が進展し始め、今年の6月1日から自由通路の工事が始まりました。
 さて、少し古いですが、2010年9月4日(土)に訪問した模様をお伝えしましょう。



列車を降り立って駅裏を見た様子。工事用のバリケードが築かれた段階で、まだまだ自然が一杯です。基礎もまだです。



ホームから駅舎へとつながる跨線橋。多くの線路を跨いでいます。自由通路が完成すると、駅舎と共に撤去されます。



駅前に出ました。直江津方が一部撤去されていますが、あのコンクリート駅舎が健在です。撮影するなら今のうち。右側にはバリケードが築かれました。尚、駐車場がなくなり、駐輪スペースも半減されています。



駅舎内で唯一入れるスペース・待合室。券売機と時刻表しかなく、座れるスペースはありません。



跨線橋の入口。そのたもとには水洗トイレがあります。改築後はどうなるのか。


 ざっと見てきましたが、この駅は無人化されているものの、それなりにまともな設備があります。自由通路は現駅舎より直江津方につくられるそうです。完成すると、現在の駅舎と跨線橋は解体され、奥羽本線の羽前千歳駅のような体裁になるとみられます。これまで見たところ、完成は少し先のようです。
 自由通路が完成したら、後編をお伝えします。年を越すかもしれません。

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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その13)

2010-09-23 22:56:56 | 関西線
15時32分に平野駅に到着。今回は、亀山から攻略してきましたが、遂に大阪市(平野区)に突入しました。



それでは改札を出ます。自動改札が4台あり、左側にみどりの窓口、右側にKIOSKがあります。トイレは改札内の南側。窓口営業時間は5:30~23:00です。



まずは南口に出ます。白系のタイル張りの橋上駅舎で、街路樹が大きく存在感を出しています。駅前ロータリーは広く、バスも発着します。周辺はさすがにマンションが林立します。



再び改札前を通り、北口に出ました。エレベータを中心に左右に階段が伸びており、南口と異なる形状です。駅前を直進して3分の所にマックスバリューがあり、ついつい吸い込まれてしまいました。でも、買ったのはエビスビール1本だけ。



40分くらい長居してしまいましたが、関西本線最後の未訪問駅に行くべくホームに上がります。天王寺方に進むと、平野駅のもう1つの姿が見えてきます。そう、2面4線(通過線を含む)の背後に百済貨物駅があるのです。16時14分発の1835K(201系ND609編成)に乗車しました。



16時16分に東部市場前駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。



それでは改札を出ます。自動改札が3台あり、左側にみどりの窓口があります。トイレはホームに上がる階段の脇につくられ、高架下の狭いスペースを有効活用したものだと感心しました。尚、通路を挟んだ向かいには、南口側にハートイン、北口側にたこ焼き屋があります。


とにもかくにも、東部市場前駅に降り立って、関西本線全駅下車達成。いくつか既訪問駅があったとはいえ、GWと真夏の2回であっさりと完遂出来ました。奈良遷都1300年祭も大きなきっかけの1つだといえます。



まずは北口に出ます。三角屋根の出口です。杭全1丁目方面の出口で、スタンプの表題となっている東部卸売市場もこちらから。駅前はマンションが聳え立っています。また、開業記念碑によると、この駅の開業は平成元年11月11日だそうです。



ついでに南口にも出ます。北口とは形状が異なります。杭全2~8丁目方面への出口で、周囲は住宅地(アパート含む)です。


高架下で買ったあつあつのたこ焼きをベンチで食べ、打ち上げその1。16時45分発の1841K(201系ND614編成)に乗車し、関西本線の旅を締めくくるべく終着駅へと向かいます。新今宮と今宮は学生時代に下車したことがあるのでパスします。



16時58分にJR難波駅4番乗り場に終着。2面4線の構内ですが、1,2番乗り場の島と3,4番乗り場の島はコンクリートの壁で隔てられ、構内の全貌を写す事は出来ません。


本日2度目の歯磨きをして、関西本線で最後の改札を出ました。今回旅した区間は全て電車特定区間に相当しているので、トータル1650円で済み、チャージ分の2000円以内に収まりました。尚、JR難波駅の駅スタンプの表題は「くいだおれとウォーターフロントの駅」です。



早いもので、今回の旅の最後の駅舎撮影となりました。平成8年3月完成の、OCAT(大阪シティーエアターミナル)という駅ビルです。JR線のみどりの窓口は地下1階にあり(つまりホームは地下2階)、1Fは複合商業施設となっています。2Fは高速バスなどが発着するバスターミナルとなっています。


その2Fのバスターミナルに移動し、17時20分発のバス(大阪200か563)に乗車し、先ほどのエビスのビールで打ち上げその2。OCATからはさほど乗ってきませんでしたが、なんばからは大盛況に。



阪神高速でビル群を通り抜け、淀川を渡れば、伊丹空港はもうすぐ。渋滞は特に無く、17時51分に伊丹空港に到着。


JAL出発カウンター脇の銘酒館で春鹿と梅の宿を頂けば、18時55分発のJAL2251便で新潟に帰るのみ。レジスタは前回と同じく「JA313J」。19時12分に離陸。松浜橋の方から着陸し、20時8分に新潟空港2番スポットに到着。帰り際に花火が見れました。


これで「平城遷都1300年記念乗り継ぎ」を終わります。ちょうど1ヶ月かかりました。でも、2010年夏シーズンの乗り継ぎ旅行のはまだ終わっていません。最後までお読み頂きありがとうございます。


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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その12)

2010-09-21 00:00:07 | 関西線

関西本線(大和路線)1815Kは、14時18分に志紀駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。



天王寺方まで歩いて階段を下り、改札を出ました。自動改札が4台並び、右手にはみどりの窓口で、トイレは改札をくぐって奥にあります。窓口営業時間は5:30~23:00です。



それでは西口に出ます。昭和60年3月31日築の駅舎です。駅前には「宮本むなし」やゲーセンなどがあったので、正午頃または18時くらいに降りたなら絶対立ち寄っていました。ロータリーを隔ててR25が走っています。また、この駅には休むスペースが無いので、石に座って尻を焼きながらレポートしていました。



ガードをくぐって東口に出ました。駅前にはパチンコ屋があり、周辺はアパートを含めて住宅が多いです。安売りの自販機があったので、飲料を買いました。


早めに改札をくぐり、入線音などを録音します。この路線にも大阪環状線と同タイプの自動放送が使用されています。上下ホームの入線音を録音し終えた後、14時50分発の1821K(201系ND612編成)に乗車しました。



14時53分に八尾駅に到着。対面式ホームの2面2線ですが、上下が互い違いになっています。


北口に出る前に、1番乗り場で入線音を録音。久宝寺駅で緩急接続が行なわれており、しかも駅間が短いこともあり、通過音の録音を終えてほっとしてつかの間に到着放送が流れたので、撃沈でした。



気を取り直して改札をくぐります。自動改札が4台あり、窓口営業時間は5:30~23:00です。尚、トイレは改札内にあります。



それでは北口の駅舎を撮影。木造モルタル駅舎が健在です。右隣はハートイン。旧植田家住宅は徒歩3分です。駅前には飲食店が何軒かあり、ちょっとした市街地が形成されていますが、全体的にレトロな感じです。


折角なので、すこしばかり周辺散策します。アパート脇の踏切を渡り、南口を探します。踏切を越えた途端、古い住宅が立ち並ぶ一帯に入りました。商店もまたレトロで、まるで何十年前にタイムスリップしたかのようです。



集落を通り抜け、南口に到着。ここにもレトロな木造駅舎があります。財産票を見ると「大正4年」。北口もその頃の建築ではなかろうか。



それでは内部の様子を。自動改札が4台設けられています。有人窓口がありますが、普段は人員を配置していないようです。


2番乗り場の通過音、入線音の録音に成功し、1番乗り場の入線音のリベンジにも成功。まあ、志紀と同系の放送ですけどね。15時21分発の1827K(201系ND614編成)に乗車しました。久宝寺、加美については、おおさか東線の初日の際に訪問済みなのでパスします。関西本線の駅巡りも残すところ、大阪市内だけとなりました。



15時32分に平野駅に到着。この駅も上下ホームが互い違いになっているようです。上下其々に通過線が1本あるのは確かです。


それでは、改札をくぐります。


つづく
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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その11)

2010-09-18 17:05:27 | 関西線

関西本線(大和路線)1795Kは、12時35分に高井田駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。



ホーム上から駅舎撮影。昭和60年開業の、耳が2つある橋上駅舎です。開業当時そのままの姿で、バリアフリー設備はありません。



それでは改札を出ます。自動改札が2台あり、左手にはみどりの窓口、右手にはトイレ(改札内)です。窓口営業時間は5:30~23:00です。自由通路を左手に進むと、立体駐輪場につながっています。


   
高井田駅から北方に500m近く歩くと、高井田横穴公園に到着。総数200基以上からなる横穴群で、入口からもう古墳だらけです。横穴は、6世紀中頃から7世紀にかけて形成されたお墓で、石器や槍なども発見されているそうです。二上山の火山灰で積もって出来た凝灰岩と呼ばれた岩盤に洞窟のような穴を掘り、人々は死者を葬ったものです。



第3支群11、12号墳まで登りました。周囲は竹林が広がっており、まるで竹取物語のような雰囲気です。付近には公開古墳。



公園をほぼ一周し、展望広場で一休み。柏原の町が広がっており、近鉄大阪線の電車がよく見えます。頻繁に通過するので見飽きません。大阪府大会が近いようで、どこからか吹奏楽の練習がよく聞こえてきます。



時間がもう少しあるので、再び回ります。こんどは礎石群に立ち寄ります。この日も猛暑日確定なほど蒸し暑いので、ここで服を取り替えました。駅間徒歩していないのに、もう汗でぐっちょりです。


歴史資料館の位置が分からぬまま、13時35分発の1807K(201系ND612編成)で次なる駅に進みます。



13時38分に柏原駅に到着。近鉄道明寺線が発着する駅で、2面4線+通過線1本(上り列車のみ)の構内を有します。後方(奈良方)には近鉄線専用の改札があります。尚、ここからJR難波までは普通列車が10分ヘッドになります。



それでは改札をくぐります。自動改札が3台設置され、右手にはKIOSK、左手にはみどりの窓口があります。トイレは1,2番のりば側の奥の方にあります。



まずは北口に出ます。平成18年夏に訪問したときは仮駅舎で、平成19年3月に橋上駅舎化されたので、今回も訪問駅に含めました。駅前には商店が多数あり、ちょっと手狭です。



少し歩けば、アクアロードに出ます。両側には住宅がびっしり。近くのファミリーマートで白くまを購入し、ベンチで尻を焼きながら体を冷やしました。温度計を見ると、35℃を指していました。道理で超暑いなと思ったら。



折角なので南口にも出ます。2Fから天王寺方に行くと駐輪場に繋がっており、自由通路は市民プラザに至ります。仮駅舎があった入口でもあり、ロータリーが完成しています。



自由通路直下にあるモニュメント「絆」。吉田可奈衛さんにより製作されたアートで、平成19年4月に除幕されています。


14時16分発の1815K(103系NS618編成)に乗車し、次なる駅に進みます。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その10)

2010-09-16 00:01:02 | 関西線

関西本線(大和路線)1783Kは、11時30分に三郷駅に到着。対面式ホームの2面2線の構内ですが、以前は2面3線でした。つまり上り副本線が撤去されています。



跨線橋を渡り、トイレを右手に見て、駅舎の中へ。みどりの窓口があり、自動改札が2台並びます。窓口営業時間は5:30~23:00です。



それでは駅舎撮影。昭和55年3月13日築の、三角屋根のコンクリート駅舎です。駅前はあまり広くありません。



駅舎右隣にあるミニ庭園。岩と池の組み合わせで風流な感じですが、如何せん水がぬるく鯉は泳いでいません。



三郷駅に降りたからには、訪問するべき場所が1つあります。それは龍田大社。洋食屋と自転車屋の交差点を北に入り、急坂を500mほど上って到着。左の碑石には「官幣大社 龍田神社」と書かれています。



砂利の参道を通って本堂へ。ここで旅の安全を祈願してきました。龍田大社は、成田山新勝寺と同様に交通安全の神社で、車で乗り付けた人も結構多かったです。


三郷駅前はローソンがあり、脇にはライフもあります。ローソンにてスパゲッティーとコーラを買い込み、12時7分発の1791K(201系ND609編成)に乗車しました。舞台は奈良県から大阪府へ。



12時10分に河内堅上駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内ですが、上下ホームがずれています。構内撮影後、軽く昼食にします。



跨線橋を渡る前に駅裏の様子を。直下には大和川が滔々と流れています。川の向こうは住宅がびっしり。関西本線が走るこの一帯はちょうど地塁山地の切れ目に当たり、長大トンネルはありません。大阪府にも景色のいい駅があるのですね。



改札をくぐり駅舎の中へ。自動改札が3台並んでいます。窓口営業時間は7:30~17:00です。駅舎内は狭く、座る場所がありません。



それでは駅舎撮影。昭和2年3月築の木造駅舎が現役です。トイレは右隣にあります。



ついでに駅前の様子も。道は狭く廃(?)商店が並んでおり、まるで30年前にタイムスリップしたかのような感じです。


まるで山間のローカル駅に降り立ったような錯覚を覚えましたが、滞在時間を最小限にとどめ、12時32分発の1795K(103系NS619編成)に乗車して次なる駅を目指しました。


つづく
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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その9)

2010-09-13 00:05:10 | 関西線
8時53分に法隆寺駅に到着。駅舎調査後、法隆寺に向けて歩きます。1つ先の交差点で左折し、幹線道路まで商店街を進みます。暑いですけど、何だか空が怪しくなってきました。



法隆寺駅から歩くこと20分強で南大門に到着。余りにも立派で、寺の山門というよりむしろ中国の城門のようです。永享10年(1438年)の再建。



しばらく北上し、西院伽藍へ。中門と五重塔が聳え立っています。中門脇で1000円払い、いよいよ法隆寺観光開始。


まずは五重塔と金堂を観光。金堂内には金銅釈迦三尊像、金銅薬師如来像、金銅阿弥陀如来像など、法隆寺のご本尊を安置する仏像が多数あり、ただただ圧倒されました。五重塔内部には奈良時代のはじめにつくられた塑像群が多数ありました。仏像は撮影禁止なので、アップできません。ここで雨が降ってきました。



あるポイントから、法隆寺の象徴である五重塔と、金堂を一緒に収めます。広角レンズだからこそ成せる技です。この五重塔は飛鳥時代の建築で、高さが32.5mで日本最古です。



大講堂は修復工事中。それでも、薬師三尊像や四天王像は健在です。



西院伽藍を見終え、鏡池に出ます。向かいは聖霊院で、御朱印所となっていました。



日本最古の食堂の前を通過し、平成10年に落成した大宝蔵院へ。飛鳥時代から鎌倉時代の聖徳太子像が多数並ぶなど、宝物が多数展示されており、あたかも美術館の特設展を見ているかのような見応えがありました。



雨が止んで蒸し暑さが戻り、回廊を通って東院伽藍へ。土壁の向こうに小さな寺院が多数並び、何だかエキゾチックな感じです。



辿り着いた先は、八角円堂である夢殿。601年に造営された斑鳩宮跡に、行信僧都という高僧が、聖徳太子の遺徳を偲んで天平11年(739年)に建てた伽藍を上宮王印といいます。この建物はその中心です。聖徳太子等身の秘仏・救世観音像(飛鳥時代)や聖観音菩薩像(鎌倉時代)などが安置されています。



最後に絵殿 舎利殿も。右には大きな枝垂桜があり、4月上旬から中旬には絶景が広がるでしょう。


東院伽藍を見終えると、残り時間は20分あまり。近くに中宮寺がありますが、今回はパスします。それだけ法隆寺が見応えがあったということ。溜池のある集落道を通って法隆寺駅に戻ります。10時50分発の3365K(221系NC601編成)に乗車し、次なる駅に向かいます。



10時54分に王寺駅に到着。和歌山線が分岐する駅で、3面5線の他に中線2本や多数の側線を有する大きな構内です。


王寺駅は昭和52年8月築の橋上駅舎。跨線橋の分かれ目にトイレがあり、改札を出ると右手にはみどりの窓口、左手にはカフェがあります。駅スタンプがあり、表題は「大和川のせせらぎが聞こえる駅」です。



左折して自由通路を北側に行けば、「りべーる王寺」すなわち西友に繋がっています。勿論、生鮮食料品売り場があり、飲食店も充実しています。



王寺駅北口の様子をもう1つ。線路側には吉野家やVIE DE FRANCEなど飲食店が多数あります。2000年11月と比べても大分変わりました。三郷駅を先に訪問しとけば良かったな。尚、左手には近鉄田原本線の王寺駅があります。



自由通路を通って南口へ。駐輪場から撮影し、やっと駅舎をモノにしました。時間は無いので、これで改札に戻ります。


11時26分発の1783K(201系ND614編成)に乗車し、次なる駅を目指します。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その8)

2010-09-10 22:12:09 | 関西線
2010年8月1日(日)の朝となりました。6時46分に起床。シャワーを浴びて健康朝食。パンバイキングでしたが、種類が豊富で大満足でした。歯磨きをして、7時40分前にチェックアウト。



この日の出発地である奈良駅。今年(2010年)3月13日に全面的に高架駅となったばかりで、仮駅舎の解体工事中でした。何ともカラフルな高架駅です。



威厳ある旧駅舎も忘れずに。観光案内所となりました。営業時間は9時からで、中は窺い知れません。


この日の行程は、JR難波まで駅を巡ったのちに伊丹空港に向かうだけ。あえて「青春18」を使わず、Suicaのチャージ分を利用します。



8時発の331K(201系ND606編成)で出発。申し遅れましたが、奈良駅の構内は変則的な3面5線です。



8時9分に大和小泉駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。



それでは改札を出ます。自動改札が4台並び、右手にKIOSK、左手にみどりの窓口があり、トイレは改札内の窓口側にあります。駅スタンプがあり、表題は「あじさい香る矢田寺の駅」です。



まずは西口に出ました。平成13年3月竣工の赤色系の橋上駅舎です。駅前にロータリーが形成されていますが、周囲は古い住宅地です。



そして東口に出ました。出入口の方向が異なっており、西口とは形状が異なります。左手には水場がありますが、この時は水が張られてなかったです。周辺はサークルKやパチンコ屋などがあり、西口以上に賑やかです。



東口の駅前ロータリーは西口以上に大きく、バスが多数発着します。そして、道路を又にかける、どこか近未来的なモニュメントがあります。題名は「時のシンフォニー」で、平成14年1月31日に除幕されたそうです。


手持ちのボールペンがそろそろやばくなったので、サークルKで予備のボールペンを購入。ホームに上がると、「庚申堂 西北徒歩7分」という案内が目に入ってきました。行けない事はなかったけど、場所分からないし。8時50分発の直通快速2101M(223系MA12編成+MA08編成)で次なる下車駅を目指します。



8時53分に法隆寺駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内で、バリアフリー設備が完備しています。



早速、改札を出ます。自動改札が4台並び、左手にはみどりの窓口、右手にはKIOSKです。改札内のトイレは、2番乗り場の王寺寄りにあります。



まずは南口に出ます。平成19年3月築の橋上駅舎で、法隆寺をイメージしてつくられたそうです。右手にはハートインが隣接し、レンタサイクルもあるそうです。



再び改札前を通って北口に出ました。2Fには観光案内所があります。こちらにもロータリーがありますが、周囲は古くからの住宅地でちょっと狭いです。


それでは、スタンプの表題となっている世界遺産に向けて歩きます。御覧の皆様は、どこのことだかもうお分かりですよね?


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その7)

2010-09-08 00:10:41 | 関西線
17時6分に平城山駅に到着。平城山は「ならやま」と読み、ちょっとした難読駅名です。京都府と奈良県の境目の駅ですけどね。



それでは改札を出ます。自動改札が2台設けられています。みどりの窓口があり、営業時間は6:20~19:30です。窓口の向かいにトイレがあります(但し、改札をくぐる)。



西口に出ました。ここだけ見れば、昭和60年12月29日築の橋上駅舎です。モニュメントをもつ駅前ロータリーがあり、公衆トイレもあります。目の前に幹線道路が通り、西側は丘陵地帯で大和ハウス工業総合技術研究所もあります。



改札前を通って階段を上がります。一段と高いところに奈良電車区が広がっていました。このところ「ムーンライトえちご」の運用から外れていた、183系31編成の姿も捉えることができました。奈良まで団体輸送してたのですね。



その回廊の行き着く先は佐保台ニュータウンでした。西口とは異なり、閑静な住宅街です。駅前ロータリーが形成されており、バス乗り場もありますが、発着するのはほんの朝の1,2便だけ。


17時40分発の奈良線からの649M(103系NS410編成)で平城山を後にします。木津川夏祭り輸送の関係なのか、4分ほど遅れていました。奈良にて丁度良く451K(201系ND604編成)に乗り継ぎました。17時53分に郡山駅着。勿論、東北新幹線の駅ではありません!



条件が厳しくなりましたが、直通快速と絡めて駅構内を撮影。対面式ホームの2面2線で、バリアフリー設備が完備しています。


トイレを左手に見て改札を出ます。外から見て右手にはKIOSK、左手にはみどりの窓口。窓口営業時間は5:30~23:00です。駅スタンプの表題は「金魚が泳ぐ城下町の駅」です。



東口に出ました。平成9年2月に橋上化された駅で、バリアフリー設備が完備しています。少しばかりお城の雰囲気がします。写真左手の回廊は立体的な自転車置き場に繋がっています。



駅前の様子。ロータリーの向こうにはチャペルがあり、その隣には郡山市民交流会館があります。



西口に出ました。セブンイレブンが隣接。ここにも駅前ロータリーが形成されており、高層マンションに囲まれ、学習塾もあります。



西口から車通りの多い狭い道を5分ほど歩き、薬園八幡神社に到着。この神社は天平勝栄2年(750年)の創祀で、この作り灯篭が並ぶ本殿は安土桃山時代の再建です。境内が狭いので、この角度でしか撮れません。ここで旅の安全を祈願してきました。



折角なので、外濠ロードを通って駅に戻ります。郡山城跡の外濠を利用した散策路で、出口にはちゃんと門があります。黄昏時になっても熱気が取れず、蒸し暑いです。散歩していた犬には気の毒です。


餃子の王将で天津飯定食を食べた後、18時55分発の直通快速2108M(223系MA05編成+MA17編成)で奈良駅へ。ハートインで土産を買った後、スーパーホテルLohasにチャックイン。天然温泉が男女別で且つ石風呂もあったので、1泊5980円で大満足でした。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その6)

2010-09-05 09:36:36 | 関西線

関西本線249Dは、16時4分に加茂駅4番乗り場に到着。変則的な2面3線(2,3番乗り場は1本の線路が共有)の構内です。側線には別のキハ120が止まっています。


階段を上ると左手にトイレ。改札を抜けると、右手にはKIOSK、左手にはみどりの窓口です。窓口は終日開いているようです。典型的な都会の駅のつくりで、自動改札が何台か並んでいます。ここで知ったことですが、この日(2010年7月31日)は木津川夏祭りが開催され、花火が打ち上げられたそうです。



南口に出ました。平成11年12月に改築された、和風の橋上駅舎です。旧駅舎を踏襲した形となっています。エスカレーターはないですが、改札内外ともエレベーターが完備しています。駅前からバスが発着し、タクシー乗り場もあります。



駅前の様子。2棟のマンションが聳え立っています。駅前広場には水辺をイメージしたモニュメント。また、庭園には動輪があり、かつて奈良まで直行していた大仏鉄道があったことを示しています。



ついでに北口に出ました。南口と同様に西側に出る構造です。南口ほど駅前広場が広くないですが、バスが発着し、タクシーの乗り場があります。駅前の飲食店の横にローソンがあり、本日の初アイスなどを購入しました。


16時32分発の439K(221系NC606編成)に乗車して木津に向かいます。僅か7分の乗車ですが、とにかくアイスを食べて火照った体を冷やします。この区間で関西本線の単線区間は終わりです。



16時39分に木津駅3番乗り場に到着。片町線と奈良線とのジャンクション駅で、2面4線の構内です。ですが、1,2番乗り場の島と3,4番乗り場の島は可也離れており、停止位置も異なります。


100mくらい歩かされてエスカレーターを上がると、左手にトイレがあり手前にKIOSK。典型的な都会の駅のつくりで自動改札が何台も並び、みどりの窓口は終日営業のようです。駅スタンプがあり、表題は「木津川の清流に育まれた町の駅」です。



まずは東口に出ます。木津駅は平成19年4月に橋上駅舎化されており、木津川の流れをイメージして流線形につくられているそうです。勿論、バリアフリー設備は完備。東口は橋上化に際して新しく設けられた入口で、最初から駅前ロータリーが整備されていたようです。



駅前の様子。長閑な水田地帯が広がっており、住宅地は離れています。



旧駅舎時代の地下道を利用したという自由通路を通り、西口に出ました。東口とは左右対称です。旧駅舎時代の平成12年11月に降り立ったことがありますが、その頃と比べても全然雰囲気が変わりました。1代前の木造駅舎は、現在よりも北側に建っていたそうです。



駅前の様子。駅前には京都府立山城病院が聳え立ち、いわばメディカルタウンが形成されています。24分しか滞在しなかった私が言うのも何ですが、周辺は住宅地が続いているようで、東口とは雰囲気が全く異なります。駅前ロータリーはまだまだ工事中です。


17時3分発の3445K(221系NC615編成)に乗車して奈良に1歩近付きます。



17時6分に平城山駅に到着。対面式ホームの2面2線ですが、上りホームは一段低いです。


それでは改札を出ましょう。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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