頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『火山のふもとで』松家仁之

2014-09-02 | books
80年代に大学を卒業したぼく。建築を勉強した。大学院に残って研究を続ける気はなく、大手ゼネコンにも勤められそうにない。唯一尊敬する建築家は村井俊輔。しかし村井設計事務所は最近新人を採用してない。でも受けてみたら受かってしまった。事務所は夏の間は浅間山のふもとに場所を移して、全員そっちで仕事をする。そして、国立現代図書館の設計コンペに参加することになった。まだ新人なのに仕事を任せられた…

おー。これはいい。2012年に出た本なのにノーチェックだった。

いい設計とはどういうものなのか。そして瑞々しい青春のような光景。事務所の仕事の進め方、不思議な人間関係、そして恋。

爽やかなのに温かい。

こんな仲間と一緒に働きたいと心から願う人は多いだろう。そんなお仕事小説的な面もまたいい。

ええっと、読んだ後旅行に行ってしまってそれからだいぶ時間が経ってしまったため、それ以上よく覚えてない。すみません。でもすごくいい本だということは覚えてます。

火山のふもとで

今日の一曲

火山と言えば噴火。Edward Van HalenでEruption



では、また。

コメント    この記事についてブログを書く
« 店名にツッコんでください90 | トップ | 『ハリー・クバート事件』ジ... »

コメントを投稿