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ドラマ『おひとりさま』&おひとりさま雑考

2009-10-18 | film, drama and TV

女子高の日本史教師の観月ありさ。いわゆるおひとりさまとして、自由気ままな日々。そこに校長の真矢みきの息子(たぶん昔捨てたと推定)の小池徹平が臨時教師としてやって来た。草食系とおひとりさまのコミカルな様を描く。

面白いかと言われたらNOと答える。録画したのを観ながら、ストレッチ始めたり、あげくの果てには私は洗濯物を干していた。つまり音だけ聴いていた。ということは現象面が、つまりそれほど面白くはなかったということを証明している。

しかし最後まで観た(聴いた)のだから嫌悪感は覚えなかった。しかし来週以降は録画してまでは観ないだろう。なぜなら<近頃流行の草食系とおひとりさま>をぶつけておけばいいだろう的な安易な作りが見え隠れするので。

おひとりさまで思ったが、

1.内田樹氏が言う「そういう人がいることには何ら問題がないが、社会の構成要員としてあまりにも多くなると息苦しくなる存在」がそのおひとりさまかも知れない。みながおひとりだと人類は滅亡してしまうがそれはおいておいて。そんな人ばかりの社会はなんだか嫌だ。

2.モテ系女子なんて言葉もあるのだから、<彼氏彼女の出来ない>and/or<彼氏彼女を作りたくない>おひとりさま と<彼氏彼女が欲しい>普通の人たちとの2極分化が見られるようでそれはそれで面白い。

3.人間は社会的な生き物であるので、一人であるということがあまりにも肯定されてしまうと必ずその揺り戻しがあると予想する。10年もすれば、おふたりさまブームとか、いやいや3Pブームがやって来るかも知れないぞ。そのときに備えておくべし。どうやって?

4.「おひとりさまですか?」ときかれたら、「いいえ」と答えよう。いついかなるときでも。



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