頭の中は魑魅魍魎

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父島旅行記その8(南島上陸)

2006-03-31 | 『父島旅行記』

南島というのが父島の南にある。すぐそばなんだが無人島。ここに上陸すると言うのがいちおう予定には入っていたが、

ホエールをウオッチ&ングしてる最中に、帽子取ると髪型がナイスな田中船長

南島には1日100人までしか上陸できません。いま現在60人突破したと無線で連絡ありました。本船は33人おりますので、ただちに上陸致します!

なぬ!?行列の出来る無人島なのか?

東京ウォーカーには載ってなかった。小笠原ウォーカーは売り切れてた。

で、僕らを3回か2回に分けて上陸した。僕ら第一班にはなべさんというどえらく渋くダンディな人がガイドとして同行した。サングラスをこれほどパーフェクトに着こなしているひとはまず北半球には存在しない。MISS PAPAYAは大きすぎるので小船に乗り換える。上陸すると、岩場を登り、見たこともない草花が出迎えてくれる。

タバコの花なんて初めて見たぞ。ほんとに僕らが吸う、あのタバコの花だ。密売とか密輸の匂いがしたが… ふるちん愛用のマイルド・セブン・スーパー・ライトはここから来てるのかと思うと感無量だった。

すると、前述のレンジャー・たまちゃんがまたいた。

あ、たまちゃんだ!と言ったらあからさまにイヤな顔していたのは気のせいか?

なんか説明を僕らにしてくれた。内容は忘れた。

しかし、無人島に朝から夕方までひとりかあ… 船が迎えに来てくれなかったから帰れないんだよな… 同行した酒井法子がつぶやいた。寂しすぎて死んでしまうわ 青いうさぎだから。

たまちゃんを放置して、とぼとぼ歩いて行くと、下の写真のような景色が眼前に光り輝く。

扇池といって、海から波がざぶうーんと押し寄せてくる。水がめっちゃキレイだし、ちょと今まで見たことない不思議な快感であった。

 

これが俺たち一行。なべさんと熱く語ってしまった。水蒸気が上がってるのが見えるだろう。30年ぐらい前(なべさんの記憶もかなりてきとー)から彼は父島に住んでるなど、為になる話をうかがった。忘れたが どっかになべさん&ふるちんがいるが、どうしても見たい人は虫眼鏡もしくは顕微鏡を使ってくれたまえ。なべさんだからと言って、なべかぶってる人を探しても無駄である。他にウエットスーツマンという愛すべきキャラがいるのだが、それについては後日「船内面白人特集」で語ろう。

上は前衛芸術家が上陸して3年がかりで作り上げた作品。というのももちろん嘘。名前は忘れたが、貝の化石だかが大量に撒かれている、んじゃなくて自然にこうなってる。地層を掘るとうじゃうじゃこの貝が出てくるとなべさんが言ってた。かなりシュールだ。この写真では分からないが左右に広く貝の会が盛大に開かれておる。

なんちゃら池と言う淡水の池もあった。なべさんがどうしてここに淡水の池があるか説明してくれたが、彼のサングラスウエアリングを自分のものにすべく努力していた俺の耳には届かなかった。そもそもぼそぼそ話すのだが…

扇池の前で昼飯。朝、パン屋でパンを買った。2個買おうとしたら、鬼がそんなに食えるわけねえだろ、ってことで1個にした。そして腹が減った。鬼のバカ!

昼食後、南島を後にして、ドルフィン・スイムと竜宮城へと向かう一行たち。南島は、もし万が一父島に訪れることがあったら、ぜひ訪問することを薦める。ただし泳いでは行けない。北島康介がチャレンジしたそうだが、3日3晩かかってやっと到着したのはサイパンだったと言うのは小笠原では知る者はいない。

 

今日の疑問

 

たまちゃんが、タバコの栽培に従事している

ってことはたぶんない

専売公社がJTに変わったことは知らないようだが


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6 コメント

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南島、おぼえてるでぇ~。 (複合汚染)
2006-03-31 18:21:33
写真懐かしく拝見しました。



たしか20年前私たちが行ったときは南島にサメが産卵に来ていました。



ガイドの方が「ほら、そこにサメがいますョ。」と平然と言ったので、良く見てみると目の前に大きな黒い影が!



こちらは陸上でしたが直線距離で3メートルくらいでしたので、かなり衝撃的でした。
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サメですか!!?? (ふるちん)
2006-04-02 00:42:08
サメが産卵!



ちょっと待ってください?

サメって卵産むんですか?

いるかとか鯨のような哺乳類ではないんですか?ビジュアル的には同系統かとおもってたんですが… ほんとに目の前に来たらびびりますよね。残念ながらサメには会えませんでした。(苦笑)
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 (MO)
2006-04-12 10:56:14
はじめまして



小笠原にはまってしまい、7年位前から1年おきにでかけているものです。ふるちんさんおもしろいですなー

鮫池にいたのは、ホワイトチップシャーク(眠り鮫)という大人しい鮫で昼間は海底で寝ていて、潜って傍まで行ってもなにもしません。いたずらすると噛み付く事もあるそうですが・・・もうちょっと暖かくなるといっぱいいますよ。(母島にもたくさんいた)

以前加山雄三が自分の船で小笠原に来て、鮫にいたずらして、噛み付かれ、自衛隊のヘリだか、飛行艇だかで内地の病院に運ばれたとかいう噂話を聞きました。

(ホンとかどうかわからないけど7年くらい前の話

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MOさま、ようこそ! (ふるちん)
2006-04-13 18:18:49
間違いなく、面識のないMOさま!

コメントありがとうございます。こういう見ず知らずの方のコメントはすごく嬉しいです。

鮫池ですか… 私の頭の問題なのか、全く記憶にありません。でも、ちょっといたずらしてみたいですね。

加山雄三らしいエピソードですね。さすが若大将。石原都知事も小笠原が好きらしいですが、聞いたところでは25時間も船に乗ることはなく、自衛隊のヘリで来るとか。



MOさんは小笠原に詳しいのであれば、我がくだらなブログには間違いだらけなのがよーくお分かりだろうと想像します。笑って見過ごしていただくのもよし、指摘していただくのもよしであります。ぜひ、また遊びに来て下さい!!



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鮫池とは・・・ (MO)
2006-04-14 23:26:03
南島に上陸するところです。
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鮫池 (ふるちん)
2006-04-16 02:30:16
全然分からなくて、鬼さんに聞いてみてのですが、彼女も記憶にないそうです。



たぶんガイドさんがはしょったのでしょうか?

南島に上陸するところというと、ちょっと浅瀬で、岩がいっぱいあるところですよね?あそこで鮫が出たら相当こわいですね。泣いてしまいそうです。
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