OL澤田三智子、24歳、職場に毎日弁当を持って来ている。アッコ女子こと、黒川敦子部長(45歳、独身、長身、仕事ができる)より、弁当と、アッコ女子の一週間のランチのコースとを交換しようと言われる。三智子が弁当をアッコ女子の机の引き出しに入れておく。アッコ女子は三智子に、ランチ代と店の地図と頼むべきメニューを書いたメモを渡す。平坦だった三智子の人生が変化していく…<ランチのアッコちゃん> 転職した後の三智子とアッコ女子の話…<夜食のアッコちゃん> 合コン中の三十路OL満島野百合。卒業したお嬢様校の制服を着た子を見かけたと思ったら、昔の担任がその子を追いかけて来た…<夜の大捜査先生> 商社の社内ベンチャーの社長は豊田。一年前に辞めた佐々木玲美のことを思い出すと今でも苦々しい。愛嬌はあるものの、コーヒーメーカーやシュレッダーは壊すし、ものを覚えられない。すると、玲美が同じビルに戻ってきた。屋上でビアガーデンを始めると言う…<ゆとりのビアガ>
さすが、評判がいいだけのことはある。とっても楽しんで読めた。特に最初の二編が抜群に良かった。
いかにも「女性」が読みそうな小説だけれど、女性だけに独占させておくのはもったいない。ちょっと嫌なことがあったときに読んだのだけれど、読み始めると、そんな気分を払拭してくれた。栄養失調のときにうつ点滴のようだった。
今日の一曲
アッコと言えばやはり。和田アキ子で、「どしゃ降りの雨の中で」
では、また。
さすが、評判がいいだけのことはある。とっても楽しんで読めた。特に最初の二編が抜群に良かった。
いかにも「女性」が読みそうな小説だけれど、女性だけに独占させておくのはもったいない。ちょっと嫌なことがあったときに読んだのだけれど、読み始めると、そんな気分を払拭してくれた。栄養失調のときにうつ点滴のようだった。
今日の一曲
アッコと言えばやはり。和田アキ子で、「どしゃ降りの雨の中で」
では、また。
ごく普通のメニューをささっと、でも丁寧に作れたらいいなと思うのですが、なかなか難しいです。
4月からの新しい職場では、お弁当持参になりそうです。
ふるさんの記事を読んで、
続編「3時のアッコちゃん」を予約しました。
「ランチのアッコちゃん」も「3時のアッコちゃん」も、すべての短編にアッコ女子が登場するわけではなく、それに物足りないと言う読者の期待に応えて、「幹事のアッコちゃん」は全編アッコシリーズだということらしいです。
・男性はばりばり働くので来客にお茶など入れない。
・女性は入れ替えできる低収入の補助業務に就いているのでお茶を入れる。
・若い女の子の方が価値が高い・・・
そういう価値観が浸透しているのか、あるいは女性の方が繊細な仕事に向いているのでおいしいお茶を入れることができる?
今どきの若い女の子は、急須でお茶を入れることがあるのかどうかはわかりませんが(笑)・・・
さっき、そんなことを思いました。
女性の入れたお茶の方が美味しい、ということは特にないかと思いますが、気分として、おじさんは女性の入れたお茶を好むということはあるでしょう。セクハラだとか時代錯誤だとか批判を受けそうな好みかも知れませんが。私個人は誰が入れてくれたかよりも、どれだけ美味しいかのほうが大事ですが。
お茶汲みなどのアシスタント的な仕事は、一般職の女性がやるべきだという風潮は確かに存在しましたね。しかし男性と同等(あるいはそれ以上)の仕事をこなす女性たちは増えているのでしょうから、会社や業態によっては、そういう「誰でもできる仕事」は男にやらせておけ、ということになるのかも知れません。