別々の本なんだけれど、セットで読むといいのでレビューも一本で。スイスの一豪族にすぎなかったのに、気づけばヨーロッパの名門になって600年以上続いたハプスブルク家。名門ではあったのに、フランス王であったのは250年にすぎないブルボン家。それぞれの一族を描く絵画とともに歴史を軽くひもとく。
近親の結婚を繰り返した結果とか下世話な話から、マリア・テレジアの苦労など読みどころが多かった(なんと小学生の作文的な説明)なんでだか全く筆が進まないので(本書とは無関係)、ただオススメ本だとだけ言わせてくだされ。
本筋とは関係ないけれど、ルドルフ2世の肖像画のモチーフになっているウェルトゥムヌスという植物の神について、
おお。いい話だ。本来の自分自身を出すことが結局、恋愛(あるいはその他でも)においては、自らを幸せにする土台になるのかも知れない。
今日の一曲
カール1世だのフェリペ2世だの。何世何世と同じ名前を繰り返す。日本だって負けていない。「バビル2世」
では、また。
近親の結婚を繰り返した結果とか下世話な話から、マリア・テレジアの苦労など読みどころが多かった(なんと小学生の作文的な説明)なんでだか全く筆が進まないので(本書とは無関係)、ただオススメ本だとだけ言わせてくだされ。
本筋とは関係ないけれど、ルドルフ2世の肖像画のモチーフになっているウェルトゥムヌスという植物の神について、
ウェルトゥムヌスは果樹と園芸の女神ポモナをひそかに愛していたが、ポモナは言い寄る神々やサテュロスなどから逃れるため、自分の果樹園に籠もりきりだった。そこでウェルトゥムヌスは変身能力を発揮して、あるときは農民に、あるときは植木職人に、また葡萄摘みに、兵士に、釣り師にと変幻自在に姿を変え、彼女に接近しては口説いたが、ことごとく失敗する。ついには白髪の老婆に化けて、「夫にはぜひウェルトゥムヌスをお選びなさい。あなたと愛しているし、あなたが育てた果物をまっさきに手にするのも、季節神ウェルトゥムヌスですからね」と力説したのに、なおもポモナの心を動かすことはできない。がっかりしたウェルトゥムヌスがふっと本来の自分の姿へもどると…。
ポモナはその若々しく美しいウェルトゥムヌスのほんとうの姿に、たちまち恋してしまうのだ。こうしてふたりの神々は結ばれる。めだたし、めでたし。
ポモナはその若々しく美しいウェルトゥムヌスのほんとうの姿に、たちまち恋してしまうのだ。こうしてふたりの神々は結ばれる。めだたし、めでたし。
おお。いい話だ。本来の自分自身を出すことが結局、恋愛(あるいはその他でも)においては、自らを幸せにする土台になるのかも知れない。
今日の一曲
カール1世だのフェリペ2世だの。何世何世と同じ名前を繰り返す。日本だって負けていない。「バビル2世」
では、また。
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