離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

グリーフの苦しみ

2017-08-05 00:00:01 | 日記
このブログを読んでくれているあなたは、

グリーフという言葉を知っているでしょう。

でも、世の中では、そう知られた言葉ではありません。

日本語では、「悲嘆」「グリーフ」といい、

「Grief」 と書きます。

死別や、離婚、リストラ、障害、生き別れ 

あらゆる喪失の悲しみを意味します。

グリーフカウンセラーは、海外ではかなり専門的な教育機関もあり、

専門家が多数いますが、日本ではまだまだ少ない。

震災や、いろいろな事故で、たまにはその名称も知られるようになりましたが、

いい加減な人たちも多く、信頼できる本当のプロは少ないのが現状。

傾聴ボランティア というのもありましたし、すばらしい取り組みですが、

残念ながら、トラブルが多かったのも事実。

傾聴(けいちょう) というのは、会社なんかでも研修があったりするくらいですが、

専門的なカウンセラーが、生涯かけて学んでいくほどに深く、難しいスキルです。

そんな日本では、まだまだグリーフの苦しみを真に理解できている人が少ないのです。

あなたも経験していると思いますが、

悲しみ、苦しみ、虚しさ、自殺願望などだけでなく、

眠れない、食べられない、仕事ができない、ぼうっとする

めまい、頭痛、下痢、便秘、動悸、おちつかない、不安感、孤独感、

記憶力の低下、細かい作業ができない、

自己嫌悪、自己肯定観の低下、内臓の不調、気分の高揚、落ちこみなど、

ありとあらゆる身体症状、精神への影響が出ます。

知識のない心療内科医では、あっさり、普通のうつ病と診断するくらいです。

ただ、うつ病とは全く違うものです。薬だけ飲めばよいというものでもない。

原因があるのです、深い喪失の経験があったから、こうなっているのですから。

とはいえ、身体の不調は不調なので、医者に行くことは大事です。

薬で対処可能なことはしておくべきだだし、定期的に確認しておくことは必要です。

あなたにとって、ほんとうに必要なことは、

この悲しみをどうにかすることではなく、時間は必要ですが、

ゆっくりと、、ほんとうにゆっくりと、日々を歩みながら、

心の落ち着きを取り戻していく作業。

悲しむ時間も必要なのです。無理にポジティブにすることも必要ありません。

ひとつずつ、段階を踏んで、この悲しみに折り合いをつけていくことが必要なんです。

あせっても、なかなかそううまくはいきません。

このブログで、あなたの心の整理の何かにお役に立てればと思います。



コメント (18)
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