「陰謀論」とは、世界は少数のグループによって密かに支配されていて、彼らが国際的事件を操作しているという説である。そのグループの名前はそっとこうささやかれる。
イルミナティ
それは何を意味するのだろうか？イルミナティとは何者だろうか？
彼らは本質的には国際金融カルテルで西ヨーロッパと北アメリカに基礎を置く企業体である。その名前は何世紀も血統をさかのぼる一族の称号である。その最も重要な一族は、ロスチャイルド、ロックフェラー、モルガン、ラザード、シュローダー・スキフである。この組織の設立者はおそらくロスチャイルド家の子孫のメイヤー・ロスチャイルド（１７４３－１８１２）であろう。その後この一族の男系の子孫は少なくても２世代にわたって同族結婚を続けてきた。一族は、フランクフルトはもちろんウイーン・ロンドン・ナポリ・パリに銀行を設立して、中世以来ヨーロッパの政府や君主に高い利率で金を貸して、彼らを永久に借金漬けにした。特に戦争中に大きな利益をあげてきたのは彼らである。
ヨーロッパの政府と君主たちは税率を上げて国民の不評を買うより銀行から借金するほうを好んだのである。これが、赤字国家財政の起源である。その当時から世界の近代国家は永久の借金漬け状態にされてきた。そして、国家から利益を搾り取ってきた者たち・・・それこそが、これから正体を暴露する国際金融組織なのである。
１９世紀までにロスチャイルド家は強大な権力を手にしていた。彼らは法と秩序を守る風を装いながら、ずるがしこく狡猾な方法で富を蓄積していった。その顕著な例がワーテルローの戦いであった。ロスチャイルド家は戦争の状況を見張るスパイを置いて、ウエリントンが勝つと知るとすぐにロンドンに使者を送った。それは、ウエリントン自身の使者より数時間も早い到着であった。そして巧妙に持ち株を売りさばいた。株価の動きを見て、ナポレオンが買ったと勘違いしていっせいに売りに出たと見るや、今度はただ同然の株を買い込んだ。このようにしてロスチャイルド家は莫大な資産を手にしたのである。
ロックフェラー家もまたイルナミティの重要なメンバーである。ロックフェラー家の中心人物は、Ｊ．Ｄ．ロックフェラーで、オハイオやペンシルバニアのスタンダード石油、エッソ石油で財産を築いた他、鉄道会社も経営していた。ライバル会社が設立されると、彼は自分の会社の列車を踏み切りに止めて営業を妨害した。彼の経営戦略はあらゆる手段を使って競争相手を排除して利益を独占する方法であった。彼は、この陰険で狡猾な経営戦略によって莫大な資産と名声を手にした。晩年の彼はやつれて険しい外見を装おうとして広告会社を使って自分のイメージを良くしようと努めた。たとえば、可愛い子どもをつれてゴルフをしている姿をテレビで放映するというような・・・それは、当時の大衆を惑わせるには効果的な演出であった。
ロックフェラー家の最近の関心は、世界最大の企業：エキソンや、チェイスマンハッタン銀行の管理であるようである。これらの企業は週に数兆ドルの収益を上げているのである。すでに何兆ドルも手にしていながら、なぜさらに資金が必要なのだろうか？明らかに彼らは、いっそうの権力を握って人類を支配することを目論んでいる。だが、いったい何を目的として誰の名で人類を支配しようとしているのだろうか？
「イルミナティ」とは、「光明を与えられた者」という意味の堕天使ルシファーの別名である。
（絵は古代エジプト宗教儀式）
ルシファーの性格は、高慢・詐欺・非永久性と特徴づけられる。イルナイティは１７７０年にババリアで、ロスチャイルド家の支援を受けて、ユダヤ人哲学者メンデルソンの弟子アダム・ウェイシャウプトによって設立されたことが明らかにされている。イルミナティの組織的基礎はフリーメイソンに置かれていた。フリーメイソンはイルミナティの仲介によって１８世紀の西洋世界の最上層を占め続けた。フリーメイソンは秘密結社で、極端な場合は違う階層のメンバーの動向については互いにわからない。中層と下層のメンバーには「温厚」「善行」が奨励されるが、組織の目的と最上層の言動は闇に包まれている。
フリーメイソンとユダヤ教は、その起源をエジプトの秘教組織にさかのぼることができる。そしてそのことが、大部分がユダヤ人である（と言われる）イルナミティをフリーメイソンへと惹きつけるのである。イルナミティの大部分がユダヤ人であるという説は今日では議論の的になる主張である。人種的偏見を持たずにこの問題を考察するなら、彼らはユダヤ人だとも言えるし、ユダヤ人ではないとも言える。ユダヤ人ではないという一つの例は、ジョージ・ブッシュ大統領である。彼は明らかにユダヤ人ではないが、典型的なフリーメイソンである。
Who Are The Illuminati?(ソースは現在削除)
