ふるやの森

地球文明の再生に向かう
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ジョン・タイター物語 11

2006-11-05 12:07:23 | タイムトラベラー
私は、この時代の人間関係がますます険悪になっていることに気づいている。私は誰にも信じてもらいたいと思わないし、何も売ろうとしているわけでもない。信じてもらえないからといって、腹が立つわけでもない。ちょっと興味本位で伺うが、もしあなたがタイムトラベラーであるとすれば、どうやってそのことを信じさせることができるだろうか?
この点では皆さんも異論がないだろう。これまでの人類の歴史で、人間の性質が大きく向上した時代はないのである。これまで受けた質問で、まれではあったが次のような質問に好感を持った。“未来の家庭生活はどのようなものですか?未来社会は貧困にどう対処しますか?未来にもエイズ・妊娠中絶・ドラッグといった問題はありますか?”
なぜ私がチップ株について教えなければならないのだろうか?そうして利益をあげられるなら、自力で売買して利益を得る知性と見通し能力を低くしてしまうではないか。私が情報を与えて得る利益は、自力で売買している人々の利益を横取りして与えるだけのものではないか。
正確に自分の来た世界線にもどるというのは、不可能ではないが、なかなか難しい。もう一度トラベルすれば、元の家族とは別の家族と出会うことになるだろう。
別の世界線に移動するとき、時計と重力センサーの組み合わさったVGLというシステムが作動して、その世界に出る前に環境をサンプリングする。もし、そこにセメントブロックでもあれば、オリジナルの重力サンプルに比較的近い世界線に移ることになる。正確な時点にトラベルするには膨大な時間と労力がかかり、到着するまでじっと待たなければならないのだ。
John Titor A Time Traveler's Tale
タイター概略
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