外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

意外と見つからない魚ゼゼラ

2011-08-27 21:35:52 | 滋賀の魚
どうも、集中講義のレポートが終わらないおかかです

このブログを見てくださっている人の中には滋賀にはどんな魚がいるのかなー

と疑問に思ってる人もいると思います 多分

そこでちょくちょく滋賀県の魚について紹介していこうかなと考えております

素人の知識で書いてるので内容を鵜呑みにせずハーンみたいな感じで見てください

今回紹介する魚はゼゼラです



いやー可愛い姿してますよね この気持ちが分からない方は正常です

全長は10cm程度のものが多いと思われます

雑食性でカマツカやツチフキと似ている小形の魚です

寿命は1年でアユ等と同じ年魚です 産卵後は死亡する個体が多いそうです

最近ではヨドゼゼラという新種も見つかったそうな

滋賀県でも発見例があるので神上沼でも期待です

普段は琵琶湖に生息していて産卵の時に河口や内湖に入り込んできます

神上沼では春頃に投網で時々捕獲されてました

普段は深い所に生息しているため産卵シーズンぐらいでないと見るのは難しいと思います

産卵シーズンだと適当に探していれば簡単に見つかる という訳でもありません

僕はバサーズに入って初めて見ました 

琵琶湖の漁なんかでは割と捕れるとの話が


ツンツンとつつくみたいに餌を食べる姿が可愛いです

飼育はとりあえず餌を与えることが第一です

餌を食べるのがドジョウやカマツカ等に比べるとかなり下手な感じがします

ついでに餌を見つけるのも下手です そのため餌が十分でないとすぐに痩せてしまいます

そのため餌を食べるスピードが速い魚との混泳・魚の数が多い水槽での飼育はお勧めしません

水槽だと1年以上生きることもあるそうです

4月にテラが捕獲したゼゼラを1匹飼育していますが今のところ問題無くこのまま長生きしてくれたらと思ってます

水質や温度にはあまりこだわらなくても良さげです

総合すると年魚で管理が結構難しいので飼育するのはやや大変かと思われます

神上沼のオオクチバスの胃の中からゼゼラらしきものが出て来た時はショックでした

少しでも在来魚の被害を減らすために活動を頑張っていきましょう それでは

投網投網投網!

2011-08-20 12:52:02 | 活動記録
こんにちは!

まるです( ・∀・ )

バサーズではレアキャラですね 笑

それでもバサーズの人とは学校で会うと挨拶してくれるのでうれしい限りです

とまぁ、そんなことはさておき

8月19日に神上沼で駆除活動をしてきました!

おかか、T田、リーダー、まるという面々です。

まずはじめに、もんどりの一種のお魚キラーを仕掛けに神上沼を歩いて回りました

仕掛け終わったらしばし、釣りを楽しみました(´ー`)

僕はこの時竿を持ってなかったので、リーダーの釣りを見学

釣果はワタカ×2、ブルーギル×2、オオクチバス×1

ワタカがミミズで釣れたことにはびっくりしました( Д) ゜ ゜

その後、お魚キラーを回収(`・ω・´)

入っていたのはフナの稚魚とギル、カネヒラでした。


今年はフナの再生産が多いためか、一つのお魚キラーの中に最大で61尾も入っていました


お魚キラー回収後、いよいよ投網!

実はわたくし、投網を打つのが大好きなわけです( ・∀・ )

上手か下手かはさておき

ということでリーダーと共にひたすら打つ!

ヨシ帯の間から打つ!沼に入って打つ!


そして一日の結果がこちらっ!駆除量は3.6kgでした☆

つかれたーっ。

投網で一気に疲れました(´・ω・`)

みなさん、お疲れ様でした。

初の神上沼活動でしたが、またエコキャンが被らなければ参加します!

それでは、レアキャラまるでした!

エコキャンのブログもよろしくね☆


神上沼出陣!! ~駆除方法の模索~

2011-08-17 23:32:53 | 活動記録
はじめまして☆リーダーです
ブログを見てくださっている皆様、ありがとうございます。

今日もまた神上沼へ外来魚の駆除へと出かけましたょ


今日はより効果的な駆除方法の模索ということで、
活きエビを用いた大型オオクチバス釣りを試みました

大型のバスほど在来魚に対する1個体当たりの捕食圧は高いので、
効率的に大型個体を駆除できないかと考え、試験的に釣りを行いました

が、、、

やはり、自然が相手。
思うように釣れず、2時間ほど2人で頑張ったのですが、20センチ程度のオオクチバス1尾と、50センチほどのカムルチー1尾だけでした;

活きエビだけでなく、泳がせ釣りやセミを捕まえて浮かせてみたり、
釣り方を工夫したのですが、全くダメでした。


その後、オオクチバスの生息状況を調べるために1時間ほど投網を打ったところ、
35センチほどのオオクチバスを頭に体長20センチを越える個体が4尾捕獲できました。


これにより、魚がいなかったのか・・・それとも釣り方が悪かったのか、判断しにくい結果となりました

とりあえず、今日一日の結論は「この方法の釣り方では効率良く釣れない」ということでした

まだまだ駆除方法を模索していかねばならないと感じました。


今のところ、投網が良いのですが・・・
投網は破れるんですよね;

沼における外来魚の効率的な駆除方法をご存じの方、コメントでアドバイスしていただけたら嬉しく思います。どうぞ、よろしくお願いします

《ワタカとフナ、コイ、カネヒラが投網で捕れました!カネヒラ抱卵中☆》

お魚キラーの投入作戦

2011-08-13 22:45:20 | 活動記録
はじめまして、T田です。

8月12日に神上沼へ行ってきました

テスト明けの久々の活動です。参加人数は5人と少なめでした


今回の活動では、お魚キラーを初投入しました☆

道路の温度計が34℃を示す中、神上沼の周りにお魚キラーを12ケ所設置し、1時間後に回収しました。

お魚キラーには、魚をおびき寄せる餌としてグルテンを入れました。

時間を計りながら入れて行き、回収時には水温を計る作業もしました。


結果は、

50尾近くのフナが捕まり、
コイやブルーギルも見られました


また、投網を用いての駆除活動もしました。
今回はバスが多く捕れ、久々に全長45センチの大型個体も捕獲しました


採捕された在来種は、全長35㎝ほどのフナや、
毎度おなじみ(?)絶滅危惧種のワタカでした


今回は、捕獲後の外来魚の胃の内容物調査で、捕食されて間もないオイカワやフナが
見つかりました。

↑フナです


↑オイカワです

改めて外来魚の食害について考えさせられました。
私たちの活動を通して、少しでも在来種に対する外来魚の捕食圧を抑えられたらいいなと思います。


久々にバスの大型個体が捕れ、お魚キラーでもそこそこ捕らえられたので、
満足のいく活動になりました

今回の活動の駆除量は5.6kgでした。










悲しみの駆除活動 ~大学環濠にて~

2011-08-12 21:50:24 | 活動記録
どうも、カナダです。

8/11に大学の環濠でオオクチバスの駆除を行いました。

この日行われた駆除方法は、環濠にかかる橋を挟むようにして刺し網を張った後、橋の下の魚を棒などを使って水音を立てて橋の下から追い出し、出てきた所を刺し網で捕獲という方法でした。



▲刺し網を環濠に張っていく作業風景之図

対岸に向かって徐々に刺し網を入れていく作業です。この作業中に環濠に棲むアヒルやカモが寄って来るので、それらに注意し追い払うのも大変でした。


▲刺し網に魚がかからないか見張る人々之図


▲橋の下から魚を追い出そうとする人々之図

この作業も地味に大変な作業です。棒を使って水面を波立てたりして魚を驚かせるのですが、水底にヘドロ抜き用の穴が空いているので足下に注意しなければなりませんでした。


このような作業を環濠をぐるっと一周回って行った結果、我々の捕獲した物は…

なんと、
大量のフナと50cmほどのニゴイのみだったのです。


▲刺し網に掛かったフナを外す作業風景之図

これは刺し網に群れで突っ込み掛かった4尾ほどのフナを外しているところです。環濠には多くのフナが生息しており、これらが網にかかってしまいました。


▲刺し網に掛かり捕獲されたニゴイ

環濠には鯉類も生息しており、このニゴイは橋の下から驚いて出てきた所を捕獲されました。他にもナマズの姿も確認されましたが捕獲はされませんでした。


さて、肝心のオオクチバスですが・・・
いました!なんと40cmほどのモノが橋の下から飛び出してきました。

この個体との戦いは長らく繰り広げられ、網を二重に張ったり刺し網で囲う範囲を広げたりといった策が講じられました。
その間、2回ほど網にかかったのですがどちらも抜け出されてしましました。

そして、二度目に網から抜けられ見失った後、橋の下に隠れたものと考え、橋の下から追い出そうとしたのですがその後見つけることはできませんでした。
中々の大物だったので、まさしく逃した魚は大きいといった感じです。


今回の失敗の原因としては考えられるものの一つとして、刺し網に穴があいていたことが考えられます。

オオクチバスは目が良く、その穴を通って抜け出してしまいます。終いにはフナでさえ逃げてしまうという始末…
そんな状況では掛かる魚もかかりません。

駆除活動後の網の補修作業、お疲れさまでした。


今回の活動は散々な結果でしたが、翌日の神上沼での駆除では新兵器も導入されます。
その成果・報告を楽しみにお待ちください!