昨日(1/20)の報道特集(TBS系)で放送していた『トランプ政権1年と白人至上主義』。
白人至上主義者のマシュー・ハインバック氏は、インタビューでこんなことを語っていた。
「政治や民主主義に期待していない。
これからは白人と非白人の内戦の時代になる」
「異なる人間がいるから争いが起きる。
だから白人が住む州と非白人が住む州に分ければいい」
完全な差別と分断の思想だ。
白人至上主義者とその反対者がデモで衝突し、白人至上主義者の車が突っ込んで反対者が亡くなったことに関しては、
「何の痛みも感じない。当然のことだ」
「衝突が起きて争いになったから、防衛のためにやったことだ」
ここまで来ると、人間の怖ろしさを感じるなぁ。
「移民が自分たち白人の仕事を奪うから排斥する」という理屈ならまだわかる。
でも、ハインバック氏は行き着くところまで行ってしまった感じ。
完全にナチズムの発想だ。
おそらくハインバック氏は非白人をガス室に送っても、何の痛みも感じないだろう。
人間はどこまでも残酷になれる。
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白人至上主義者をやめた人も紹介されていた。
元ネオナチバンドのヴォーカル・ミケーレス氏だ。
ミケーレス氏は自分の過去を振り返ってこう語った。
「〝憎むべきはこいつだ。暴力的になれ。お前は白人を救う戦士だ〟と思っていた」
「いけないことだとわかっていながら自分の内面と向き合えなかった」
「憎しみはドラッグみたいなもの。憎しみは人を興奮させる」
〝憎しみはドラッグみたいなもの〟
という言葉は、ヘイト問題の本質だよなぁ。
そして、これを募らせていくと、白人至上主義者のハインバック氏のように、心が壊れていく。
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現在、世界中に拡大しているヘイト思想。
極右・ナチズム。
果たして、日本はどうだろう?
嫌韓、嫌中。
安倍晋三を批判すると「反日」って言われるしね。
行き着くところまで行く前に食い止めなければ、怖ろしい社会になる。