先日、新聞でサギソウの記事を見て、猛暑の中、elfpapa&mamaで六甲山頂にある「六甲高山植物園」にサギゾウを見に行きました。
阪急六甲から六甲ケーブル下
ケーブルカーに乗り換えて、山上駅へ。この六甲ケーブルは、75年前の昭和7年に開業されました。六甲山上までを10分で結びます。
山上駅は、猛暑の市街地とは違って、とても涼しい風が吹いていました。
壁にかかっている温度計を見ると、24℃でした。
駅からは、神戸の市街地がよく見えました。ビル街が三宮あたり、右むこうが淡路島、左むこうは和歌山、海のうえにポートアイランド、神戸空港島がちょこっと見えます。
またバスに乗って、高山植物園に着きました。街は猛暑でも、六甲山では30℃を越える日はめったにないそうです。海抜865mの涼しさを利用して、1500種類の植物が栽培されています。
高山植物の夏の花の代表であるニッコウキスゲが、綺麗に咲いていました。
「ヒゴタイ」 昔は、よく見られたそうですが、現在は絶滅危惧種に指定されています。たくさんのトゲトゲは、じつはそのひとつひとつが小さな花なんですって。
ヒゴタイの赤ちゃんは緑色ですが、大きくなると綺麗な瑠璃色になります(elfpapaの腕ではこの色が出ません)。
「サギソウ」 その名の通り、シラサギが羽をひろげて飛んでいるような可憐な花です。この花も絶滅寸前だそうです。
「シラタマノキ」 5mm前後の小さな花が咲いた後に、この白い実ができるそうです。
公園内には、可愛い(名前がわかりません)花があちこちで咲いていました。
「キレンゲショウマ」 深山でごくまれにしか見ることのできない、珍しい花だそうです。
「フシグロセンノウ」 この写真ではわかりませんが、とても美しいオレンジ色の可憐な花です。この花の色を写真で出すために、毎年通っている人がいました。
「タカネナデシコ」 秋の七草のカワラナデシコの変種だそうです。これも可憐な花です。
猛暑が続く下界より一足先に、六甲山には秋の気配がただよっていました。
ハギ
キキョウ
トカゲ君も夏の太陽を避けて、日陰で一休みしていました。