※今回は、原作をお読みになっている方向けに書きました。
未読の方は、映画の核に触れる部分もありますので、
ご覧になってから、お読みいただいたくことをおススメします。
また、最初のアップから4時間後に補筆、修正いたしました。
(※8月31日に「劇場公開版」を観ました。)
----これ、「試写会バージョン」とかで
「公開バージョン」より12分も短いんでしょ?
ここで、ちゃんとした紹介できるの?
「うん。レビューということなら、
ちょっとどころか、かなり厳しい。
でも、この『ラムの大通り』は映画の案内が目的だからね。
『<最終章>』の見どころ、それに『公開バージョン』はここを期待…。
と、まあそんなことを喋ろうかと思って…」
----じゃあ、いきなり聞いちゃうけど、
『もうひとつの結末。もうひとりのともだち』って、
これはどういうこと?
ともだちが原作とは違うってこと?
「原作と違うのは『20世紀少年<第2章>最後の希望』の途中で、
すでに分かっていたことだよね。
この時点で、(注意深くぼかしながら言うけど)、
原作では、誰もがこの人が“ともだち”って思っていた人が
途中で消えて、あれっ違うよとなったわけだけど、
映画では結局そうなのでは…ということが見えてきた。
だから、このキャッチが『原作とは違う』という意味だとしたら、
もう自明のことを言っているにすぎない。
そういう意味では、もしかしたら『試写会バージョン』とは異なる、
“『公開バージョン』で明らかになる”という意味での
『もうひとつの結末。もうひとりのともだち』を指しているのかもしれない。
実を言うと、この『試写会バージョン』は
それなりに一つのエンディングを迎えて、
その誰もが“ともだち”と思っていた人が
やはり“ともだち”だったという形で決着を見る。
しかし、そこに至るまでが思いっきり改変されていて、
原作とは全然違う展開を見せる。
第一、ケンヂ(唐沢寿明)がともだちランドに入っていかないし…
と思ったら、このエンディングの後に『公開バージョン』の予告が…」
----ええっ。どういうこと?
わずか12分長いだけなんでしょ?
「そう。
その12分の予告が入るんだ。
さて、ここからは本編の見どころをいくつか。
(1) なぜ、『20世紀少年<第2章>最後の希望』で原作に比べて
ヨシツネ(香川照之)の活躍が少なかったか?これを観れば、なんとなく納得。
(2) カツマタくんらしき人の中学時代らしき姿がチラリ。
(3) 豪華すぎるゲスト。地球防衛軍に高島政伸、田村淳、
ライブ客にダイアモンド・ユカイ、吉田輝美、原口あきまさ、左右田一平、斎藤工。
そしてなんと、あの遠藤賢司(※『不滅の男 エンケン対日本武道館』参照してね)が、
ケンヂに自分の名前を言わせるという、憎い演出。
ミュージシャンでは高橋幸宏も出演。あっ、これは有名か。
(4) ユキジ(常盤貴子)が高須(小池栄子)を背負い投げ。
彼女は格闘家・武蔵演じる巌道館師範大も投げ飛ばす。
(5) クライマックスの一万人コンサート。ここでは唐沢のエアギターが炸裂!
(6) 空飛ぶ円盤、二足歩行ロボットをはじめとするCG。
なかでも70年代東京の街並みは、ともだちタワーとの対比で、魅せる。
こういうところかな。
『20世紀少年<第1章>終わりの始まり』で
ちょっとしか出てこなかった竹中直人も、
もう少しだけ見られる(笑)。
納得いかなかったのは氷の女王一派を全員イケメンにしたことかな。
映画が、少し安っぽくなった気がしてここは残念」
----で、どうするの?
公開バージョンは観に行くの?
「それは当然だよ。
真のラストを見届けないわけにはいかないからね。
原作で感じたフラストレーションが
映画では解消されるかどうかも気になるところ」
----この『試写会バージョン』も、ある意味フラストレーションだしね。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「しかし、完全版じゃない試写会ってどうなのニャ」
それでも、けっこうオモシロかった度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
人気blogランキングもよろしく
※画像は試写会のプレス。今回は卒業アルバム風です。
未読の方は、映画の核に触れる部分もありますので、
ご覧になってから、お読みいただいたくことをおススメします。
また、最初のアップから4時間後に補筆、修正いたしました。
(※8月31日に「劇場公開版」を観ました。)
----これ、「試写会バージョン」とかで
「公開バージョン」より12分も短いんでしょ?
ここで、ちゃんとした紹介できるの?
「うん。レビューということなら、
ちょっとどころか、かなり厳しい。
でも、この『ラムの大通り』は映画の案内が目的だからね。
『<最終章>』の見どころ、それに『公開バージョン』はここを期待…。
と、まあそんなことを喋ろうかと思って…」
----じゃあ、いきなり聞いちゃうけど、
『もうひとつの結末。もうひとりのともだち』って、
これはどういうこと?
ともだちが原作とは違うってこと?
「原作と違うのは『20世紀少年<第2章>最後の希望』の途中で、
すでに分かっていたことだよね。
この時点で、(注意深くぼかしながら言うけど)、
原作では、誰もがこの人が“ともだち”って思っていた人が
途中で消えて、あれっ違うよとなったわけだけど、
映画では結局そうなのでは…ということが見えてきた。
だから、このキャッチが『原作とは違う』という意味だとしたら、
もう自明のことを言っているにすぎない。
そういう意味では、もしかしたら『試写会バージョン』とは異なる、
“『公開バージョン』で明らかになる”という意味での
『もうひとつの結末。もうひとりのともだち』を指しているのかもしれない。
実を言うと、この『試写会バージョン』は
それなりに一つのエンディングを迎えて、
その誰もが“ともだち”と思っていた人が
やはり“ともだち”だったという形で決着を見る。
しかし、そこに至るまでが思いっきり改変されていて、
原作とは全然違う展開を見せる。
第一、ケンヂ(唐沢寿明)がともだちランドに入っていかないし…
と思ったら、このエンディングの後に『公開バージョン』の予告が…」
----ええっ。どういうこと?
わずか12分長いだけなんでしょ?
「そう。
その12分の予告が入るんだ。
さて、ここからは本編の見どころをいくつか。
(1) なぜ、『20世紀少年<第2章>最後の希望』で原作に比べて
ヨシツネ(香川照之)の活躍が少なかったか?これを観れば、なんとなく納得。
(2) カツマタくんらしき人の中学時代らしき姿がチラリ。
(3) 豪華すぎるゲスト。地球防衛軍に高島政伸、田村淳、
ライブ客にダイアモンド・ユカイ、吉田輝美、原口あきまさ、左右田一平、斎藤工。
そしてなんと、あの遠藤賢司(※『不滅の男 エンケン対日本武道館』参照してね)が、
ケンヂに自分の名前を言わせるという、憎い演出。
ミュージシャンでは高橋幸宏も出演。あっ、これは有名か。
(4) ユキジ(常盤貴子)が高須(小池栄子)を背負い投げ。
彼女は格闘家・武蔵演じる巌道館師範大も投げ飛ばす。
(5) クライマックスの一万人コンサート。ここでは唐沢のエアギターが炸裂!
(6) 空飛ぶ円盤、二足歩行ロボットをはじめとするCG。
なかでも70年代東京の街並みは、ともだちタワーとの対比で、魅せる。
こういうところかな。
『20世紀少年<第1章>終わりの始まり』で
ちょっとしか出てこなかった竹中直人も、
もう少しだけ見られる(笑)。
納得いかなかったのは氷の女王一派を全員イケメンにしたことかな。
映画が、少し安っぽくなった気がしてここは残念」
----で、どうするの?
公開バージョンは観に行くの?
「それは当然だよ。
真のラストを見届けないわけにはいかないからね。
原作で感じたフラストレーションが
映画では解消されるかどうかも気になるところ」
----この『試写会バージョン』も、ある意味フラストレーションだしね。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「しかし、完全版じゃない試写会ってどうなのニャ」
それでも、けっこうオモシロかった度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
人気blogランキングもよろしく
※画像は試写会のプレス。今回は卒業アルバム風です。
私なんて原作読んでませんので。
それが制作側の意図なら、この試写会バージョンは成功です。
っていうか、いっそのこと、最終章だけ試写やらなければよいのに。 笑
そうなんです。
これはまともなレビューは書けません。
さて、そのようなレビューが
世の中に出回らない中で、
どれだけのヒットを収めるか?
これはちょっとした見モノですね。
どう原作と違うのか、あたしは読んでないので、
さっぱり分からなかったのですが、
これはある意味そのフラストレーションが
楽しかったのかなぁ~なんて思っちゃいました。
こうゆうのってなんかオチとか分かっちゃうと
それはそれでちょっと脱力しますね~( ´艸`)
このコメントだと、もしかして<公開版>をご覧になっているのでしょうか?
としたら、お伺いするの怖いなあ。
月曜日に観に行こうと思っているので…。
ネタバレなしなのかなあ。
そっと、覗いてみようっと。
ところで、試写会版のエンドロールに、その
「カツマタくんらしき人の中学時代らしき姿」
の人がクレジットされていたかどうかが気になってます。
鑑賞後でもいいので、良かったら教えてくださいませんか?
(公開版にはバッチリ出ていました。)
2章でシマシマTシャツの彼に注目させようとしていたのでてっきり大幅な路線変更かと思ってましたが、『もうひとつの結末。もうひとりのともだち』って「完全に異なる」って意味でも無かったんですね。
原作での物足りなさを補完してくれたラストと思うのですが、完全版をご覧になったあとのえいさんの感想が気になります!
あ、月曜にご覧になる??
ならばウチの記事はまだ読まないでください。「カツマタくんらしき人の中学時代らしき姿」の俳優さんの名前をズバリ書いてますので。
カツマタくんらしき人の(いや、カツマタくんでしたね)
クレジットはまったく気づきませんでした。
というのも、あのクレジットも暫定だろうと、
まじめに観ていなかったんです。
それくらい、ちゃちな作りではなかったですか?
しかし、これだけ関係者が多いと仕方ないのかな?
今回、実はみなさんへのトラックバックのお返しは
読まないでそのままさせていただきました。
で、先ほど観てきて、
あわてて、みなさんのところへ。
驚きました。みなさん評価低いんですね。
その中で、たいむさんはぼくと同じような感想を抱かれている。
とても嬉しかったです。
>原作での物足りなさを補完してくれたラスト
ぼくもそう思いました。
このラストのことで、関係者の間にはバトルがあったようですが、
ブロックバスター・ムービーらしく、
ラストを分かりやすくしようという前提の下、
原作との整合性をつけようとしているところに、
なるほどなと思いました。
いやあ、実はぼくはあのエンドロール後の展開、
恥ずかしながら嗚咽が漏れそうになったのでした。
相変わらず胡散臭い雰囲気で。
でもあの人のああいうところ、結構好きです。
を描いてほしい!と期待してたので
私も嗚咽しちゃいましたよ~(同士;涙)
ラストもよかった・・。
原作で悶々した思いを補完してくれたと思ってます。
この3部作品。私すっごく楽しんじゃいましたです