※作品も出演者もけなしてはいませんが、
人によっては不快に思われるかもしれないということが
いただいたコメントで分かりました。
ファンの方は、スルーされた方がいいかも。
----この映画の原作の高森朝雄って、
いま話題の『タイガーマスク』伊達直人を生みだした
梶原一騎のもうひとつのペンネームなんだよね。
「おっ、そこからきたか。
この『あしたのジョー』は、
漫画があまりにも有名。
ぼくも『少年マガジン』で連載開始から終了まで
欠かさず読んだくらい。
そのブームの頂点は
第106話で力石徹が死んだとき。
2ヶ月後には、あの寺山修司も参加して、
『あしたのジョーファンの集い(力石徹告別式)』が開催。
その一週間後に起きた「よど号ハイジャック事件」では、
犯人グループが『われわれは明日のジョーである』という犯行声明も出した」
----へぇ~っ。話としてはオモシロいけど、
そろそろ映画の方に進んでよ。
「まあ、待って。
このことでも分かるように、
当時ならともかく、
いまや神聖犯すべからず――という感じで、
この原作の映画化はアンタッチャブル。
だれも手をつけようとはしなかった。
ぼくも、実を言うと平成での映画化には危惧があった。
いったい、だれがジョーを、
そして力石を演じるのか?」
----mmm。
「で、結論から言うと、
今の若い役者ではあのジョーを演じるのは難しい。
あまりにも時代背景が違いすぎる。
あっ、誤解されないように言うけど、
これは、山下智久がどうのということじゃないよ。
クールだのニヒルだのって感じは
確かに今の役者でも出せる。
ただ、決定的に違うのが言葉。
ふだんから使っている言葉のアクセントが
どうしても出てしまう。
キムタクに代表される今の若者ならではの
ちょっとぶっきらぼうな言葉遣いがね。
だから、カッコよすぎてしまうんだ。
彼らのスター的イメージが、ジョーからはほど遠い。
ぼくがジョーに抱いているイメージ、
それは、いくら熱くても、どこか寂しげ。
コートの中を北風が吹いているような…」
----へぇ~っ。
他のキャラはどうだったの?
「おそらく丹下段平を漫画そっくりに演じた香川照之、
原作を地で行くの壮絶な減量をして力石を演じた伊勢谷友介が
話題になると思うけど、
ぼくは白木葉子を演じた香里奈が
いちばんイメージに近かったな。
あっ、そうそう。
これ、真っ白な灰はもちろんのこと
ホセ・メンドーサが出るところまでも描かれていない。
もしかして続編も考えているのかもね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でも、昔も実写版があったらしいニャ」

※長谷部安春監督、石橋正次主演だ度

人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)

お花屋さんもよろしく。
人によっては不快に思われるかもしれないということが
いただいたコメントで分かりました。
ファンの方は、スルーされた方がいいかも。
----この映画の原作の高森朝雄って、
いま話題の『タイガーマスク』伊達直人を生みだした
梶原一騎のもうひとつのペンネームなんだよね。
「おっ、そこからきたか。
この『あしたのジョー』は、
漫画があまりにも有名。
ぼくも『少年マガジン』で連載開始から終了まで
欠かさず読んだくらい。
そのブームの頂点は
第106話で力石徹が死んだとき。
2ヶ月後には、あの寺山修司も参加して、
『あしたのジョーファンの集い(力石徹告別式)』が開催。
その一週間後に起きた「よど号ハイジャック事件」では、
犯人グループが『われわれは明日のジョーである』という犯行声明も出した」
----へぇ~っ。話としてはオモシロいけど、
そろそろ映画の方に進んでよ。
「まあ、待って。
このことでも分かるように、
当時ならともかく、
いまや神聖犯すべからず――という感じで、
この原作の映画化はアンタッチャブル。
だれも手をつけようとはしなかった。
ぼくも、実を言うと平成での映画化には危惧があった。
いったい、だれがジョーを、
そして力石を演じるのか?」
----mmm。
「で、結論から言うと、
今の若い役者ではあのジョーを演じるのは難しい。
あまりにも時代背景が違いすぎる。
あっ、誤解されないように言うけど、
これは、山下智久がどうのということじゃないよ。
クールだのニヒルだのって感じは
確かに今の役者でも出せる。
ただ、決定的に違うのが言葉。
ふだんから使っている言葉のアクセントが
どうしても出てしまう。
キムタクに代表される今の若者ならではの
ちょっとぶっきらぼうな言葉遣いがね。
だから、カッコよすぎてしまうんだ。
彼らのスター的イメージが、ジョーからはほど遠い。
ぼくがジョーに抱いているイメージ、
それは、いくら熱くても、どこか寂しげ。
コートの中を北風が吹いているような…」
----へぇ~っ。
他のキャラはどうだったの?
「おそらく丹下段平を漫画そっくりに演じた香川照之、
原作を地で行くの壮絶な減量をして力石を演じた伊勢谷友介が
話題になると思うけど、
ぼくは白木葉子を演じた香里奈が
いちばんイメージに近かったな。
あっ、そうそう。
これ、真っ白な灰はもちろんのこと
ホセ・メンドーサが出るところまでも描かれていない。
もしかして続編も考えているのかもね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でも、昔も実写版があったらしいニャ」

※長谷部安春監督、石橋正次主演だ度


人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)



ジョーも力石も本当に死なないで良かった。
あなた達はジョーから何を学んだのですか?
真剣に生きること。本気で戦うこと。
山下はそんなジョーファンと真剣に戦いました。尊敬します。
コメントありがとうございました。
あっ、ぼくは「ジョー」の特別なファンというわけではないです。
梶原一騎の描く世界が苦手で…。
役作りのため減量する役者は、
デ・ニーロを始め、
数多くいて、
それは尊敬いたします。
『毎日かあさん』の永瀬正敏なんか、
一瞬誰か分からなかったです。
鬼気迫るものがありました。
予想以上に面白くて、DVDが楽しみになりました。
両方のファンとしては気になっていろいろブログも回りましたが、いろんな感想の中、おおむね好評でほっとしました。
そんな中、ここにコメントをしようと思ったのは、ジョーのイメージが同じ感じだったからです。まあ、そのあとが違うんですけどね。私はジョーとPちゃんのイメージは重なるんです。Pちゃんって孤高なのね。内面に飢餓感を持っているというか、
映画でも、ラスト近くの無人のリングを見つめた後、喪服の葉子との別れ際の顔がすごくジョーだなって感じて大好きです。
香里奈ちゃんは、私も合っていたと思います。「2」をやってもらえないかなあ。Pちゃんも後半の方がよりシンクロすると思うのです。
役者さんってすごいですよね。その役になる為に必要とあらばやれることはやるというか、身体でやらなければできないこともあるんでしょうか。なんか、「ガラスの仮面」をリアルに皆さんやっているような、そんな気がします。
それから、私がいうのもなんですが、Pファンも極端なものの見方の人ばかりではないですから、あたりまえですが。ラムさんは大人な対応で感心いたしました。
Drupal.cre.jpとTBをやりとりしていただき、ありがとうございました。
さて、アタシは、今回の映画、新世紀版リニューアルだと思ってて、リメイク作とは思ってないです。
思うに原作マンガは、きっと、あの時代に雑誌に連載されたからこそ、あのように描かれたんだと思います。
70年代初頭には、色々な巨編マンガが終了しましたよね。『巨人の星』とか『ベルサイユのばら』とか。
つまり、いまさら原作をなぞるみたいな映画にはなってなくて、そこがよかった、と思います。
アタシも山下ジョーは、マンガのジョーと別キャラクターと思います。……、元々のジョーにもあった一面を大きく育てた、よく似た従兄弟みたいなキャラクターだと思うんです。
もちろん、それで良かったってつもりですけれど。
ただ、ラムさんのご意見と違って、アタシは、映画の白木葉子だめだったわー。やっぱ、お嬢様には思えなくて(ごめんなさい)。それを言ったら、白木財閥のお爺様も、財閥総帥っていうより、中小企業の社長さんみたいで、これはないわー、と苦笑しながら観てたのですが。
お越しいただいてうれしいです。
お返事が遅くなり、申しわけございませんでした。
最近、『ザ・ファイター』という映画を観たのですが、
ここではクリスチャン・ベイルが
『マシニスト』のとき以上にガリガリに痩せたばかりか、
頭髪を抜き、あろうことか歯並びまで変えていて、
一瞬、誰か分かりませんでした。
思うに、彼らアクターは
映画を自己表現の場と考えると同時に、
後世に残るアートとして捉えていて、
それを構成する一員として
「完璧」を目指そうとしているのでしょう。
やはり、そういう映画って迫力が違いますよね。
これからも、お時間が許すときがありましたら、
お立ち寄りいただけると幸いです。
>新世紀版リニューアル
なるほど。そういう考え方ってありですよね。
ぼくも、そういう観方をしなくてはいけないのでしょうが、
原作のイメージが強すぎて…。
白木葉子については、
いろんな意見があると思うのですが、
漫画チックな感じがして、
それがこの映画には合っている気がしました。