団塊太郎の徒然草

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企業が脱原発に舵を切った

2011-10-08 19:41:29 | 日記

「震災後、愛知へ」8社進出 東北や関東の企業、電力安定を期待

東日本大震災の影響で、愛知県へ進出した東北や関東地方の企業が、製造業を中心に計8社に上ることが県への取材で分かった。原発の再稼働が不透明さを増し、電力不足が懸念される中、愛知は他の地域に比べて電力供給に余裕があると判断されているためだ。

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)が全面停止中とはいえ、中電は他の電力会社に比べ原発の割合が低いことが背景にある。県は「さらに進出を決める企業はあるはずだ」と話している。

 県と名古屋市は、震災直後の3月末に「立地サポートデスク」を開設。震災で打撃を受けた企業や工場の受け皿になるとして、工場用地の仲介や資金援助などに関する情報提供に努めてきた。進出決定は月平均で1社を超すハイペースで、相談件数は9月末までに111件に上る。

 進出を決めた企業のうち、福島県二本松市に本社を置く金型部品製造「福島ワイヤー加工センター」(従業員16人)は豊川市内に7月、第2工場を開設した。自動車などの部品製造用の金型部品を造っている。福島第1原発の事故後、一部の取引先から「福島で生産した金型は使えない」と取引中止の通告され移転を決断。関連会社の工場が神奈川県内にあるが、東京電力の供給能力に不安があるため愛知進出を決めた。

 新たな製造拠点確保のため、一宮市のソニー工場跡地を取得したゲームメーカー大手、コナミ(本社東京、従業員5700人)の田中富美明・最高執行責任者も「決め手は中部電力の供給能力」と明言した。神奈川県座間市、神戸市に工場があるが、「違う電力会社管内で適地を探し、リスク回避を図った」と語った。

 愛知県を最大の電力消費地とする中電は発電に占める原発の割合が2009年度は14%で、沖縄電力を除く9電力の中で最も低い。28%の東電、45%の関西電力と対照的に原発が再稼働しなくても電力供給に余力がある

(中日新聞)

「クリーンで安定した電力」の「原発」が「危険で不安定な電力」として逃避が始まった。

企業が脱原発に舵を切った。


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