団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

藻からバイオ燃料 日本も産油国?

2012-11-04 20:03:22 | 日記
日本が産油国に-。石油に代わるエネルギーの模索が続く中、夢のような話が現実味を帯びてきた。主役は「藻(そう)類バイオ燃料」。藻(も)には成長や細胞分裂の際に油を発生する種類がある。ただ、分裂速度が遅いため、大量の油採取はこれまで難しいとされていた。ところが2年前、爆発的に増殖が速い「榎本藻(も)」が発見され状況が変わった。



培養される榎本藻。粒のような一つ一つが藻そのもので、これが成長・分裂する時に油を発生する。槽の中のうねりが不思議な模様を描き、神秘的な緑の世界を作っていた =川崎市高津区のネオ・モルガン研究所(NML)


 榎本藻は神戸大の榎本平教授が発見したボツリオコッカスと呼ばれる藻の一種。光合成だけで増殖し、通常のボツリオコッカスと比べ1カ月後の総量は10万倍にもなる。作られる油の質は重油に相当するといい、光と水と二酸化炭素で燃料が作れることになる。

 実用化に向けた榎本藻の研究は民間のIHIとネオ・モルガン研究所(NML)などのグループが本格化。藻類は単位面積当たりのエネルギー生産性が高く、穀物系バイオ燃料と比べ100倍以上にも。穀物を燃料に回すと食糧の高騰や供給不足を招く懸念もあるが、藻類は心配ない。


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