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みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

アニメ「銀河英雄伝説」110話をとうとう見終わりました。

2023年11月27日 | エンタメ

 昨日 アニメ「銀河英雄伝説」110話をとうとう見終わりました。

 いつから見始めた(Amazon Prime)のか、分からないくらい日にちがかかってしまいました。

 約25分が本編110話、それに外伝(52話)もありますから、全体では70時間近く費やすことになったわけです。

 田中芳樹 の小説はだいぶ前に読んでいたのですが、既に細部は忘れてしまっていたので、最初から面白く見ることができました。というか、ビジュアル化されると、細部のディテールが理解できて、より面白い感じがしました。



 このごろの棒読み俳優と無能監督による、親戚総出演映画の原作実写化は、どれも駄作でがっかりさせられるのが常ですが、1988年~1997年にかけて作られたこのアニメは力の入れ方が違ったようです(徳間書店、キティフィルム、ケイファクトリー)。

 だいたい声優が超一流です。不敗の魔術師ヤン・ウェンリー(富山敬)皇帝ラインハルト( 堀川亮)ローゼンリッター隊長シェーンコップ(羽佐間道夫)毒舌パイロット ポプラン (古川登志夫)名将ビュコック提督( 富田耕生)老将メルカッツ提督(納谷悟朗)悪人ルビンスキー(小林清志)憲兵総監 ケスラー(池田秀一)反戦運動の旗手ジェシカ・エドワーズ(小山茉美)、ちょい役の ベーネミュンデ侯爵夫人(藤田淑子)まで一流ですからね。


シュザンナ・フォン・ベーネミュンデ

 昨今のアニメ声優は、男はただ声を張り上げるだけ、女は用もないのに裏声という、何を勘違いしているのかの横並び至上主義の聞くに堪えないものですから、実に安心して見られました。

 内容の面白さは原作のすばらしさによるところが大きいのですが、何よりも物語で語られる専制政治と民主政治の較べ合せが、そのまま現在日本の政治状況に重なっているところに作者の鋭い政治認識が窺えます。
 特に、国民のことを全く考えずに何万人もの犠牲を出す戦争に突っ走る寡頭政治。民主政治の腐敗の影にうごめく利権やカルト宗教など、アホの岸田首相に見せてあげたい(きっと理解できないと思うが)内容です。

 古いアニメなので、SD画質だし、宇宙戦艦のデザインや動きもぎごちないのですが、それを補って余りある内容のクオリィーでした。

 

 

 

 





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