Youtube を見ていたら、すごくいい曲がアップされてました(きっと違法だと思いますが)。
Jennifer Warnes(ジェニファー・ウォーンズ)の The Hunter というアルバムの1曲でした。
ザ・ハンター [ ジェニファー・ウォーンズ ]
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Jennifer Warnes という女性歌手のことを全然知らなかったのですが、調べてみると、『愛と青春の旅だち』の主題歌「Up Where We Belong」をジョー・コッカーとデュエットした人だということが分かりました。この歌のサビなら知らない人がいないほどの大ヒット曲ですね。
愛と青春の旅だち【Blu-ray】 [ リチャード・ギア ]
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さらに調べてみると、この「The Hunter」 というアルバム、オーディオマニア(プロの評論家を含めて)のオーディオチェック用のCDとして使われているんだそうです。
こりゃ、Youtube の音ではなく、本物の音を聞きたいということで、まず、 ハイレゾウォークマン 繋がりで、mora で探したんですが、なんと MP3 音質の物しかありません(1,500円と安いのですが)。
じゃ、レンタルCDはどうかと、TUTAYA の在庫を検索したら、偶然、三鷹北口店に あるとの情報。しかし、通販レンタルはできないとのことで、わざわざそんなとこまで借りに行って、また、返すのを考えたら、結局、購入することにしました。
更に驚いたことは、この「The Hunter」というCD、いろいろなバージョンがでているのです。
K2HDマスタリング(100kHz/24bit相当の音楽信号を16bitのCDに収める技術)版
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24K GOLD(蒸着膜に金(24K)を使用)CDのスペシャル仕様
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100枚の完全限定生産されたガラスCD(基板部分にガラスを使用)仕様
ディスクユニオンお茶の水駅前店のWEBから(定価126,000円が105,000円で出ていたもの、既に販売済み)
と、このアルバム、どんなにオーディオオタクに愛されてきたか分かりますね。
で、薀蓄はこれくらいにして、実際に聞いてみました。
1.ハイレゾプレーヤーのfoobar2000でWAVにリッピングします。
2.これをまず、TASCAM US-200を通して試聴しますが、まあ、普通のCDの音です。
3.フリーソフト の Upconv で、「44.1kHz / 16bit」のCD化に際し欠損したデータを再計算して予想、付け加えて「96kHz / 24bit」にアップサンプリングします。
これを、この間揃えたミニオーディオシステム、LEPY LP-V3S(中華アンプ)+ P1000-E(スピーカーボックス)+JBL GX402(コアキシャルスピーカー)と、ハイレゾウォークマン NW-A25 で、聴いてみます。
まず、音も素晴らしいのですが、入っている曲がどれも素晴らしいのです。
1992年に発売されたアルバムですから、J-POP では、平松愛理の「部屋とYシャツと私」、米米Clubの「君がいるだけで」、森高千里の「私がオバさんになっても」が流行っていた年です。
アコースティック楽器が中心のバックですが、エレキベース、シンセベース、シンセPADなども取り入れて(タイトなドラムもすごくかっこいいのです)、カントリー色が強くなくPOPな仕上がりが、すごく趣味に合うのです。
25年近く経っても、全く色あせない、評判通りのアルバムだと思いました。
あと、特筆すべきことは、ハイレゾウォークマンでイヤフォンで聞くより、スピーカーで聞いた方が、なんか耳になじむ音がするんですよね。理由は良く分からないのですが、これがリファレンスCDとして使われる所以なのでしょうか。
ハイレゾウォークマンで聞くときは、一切イコライザーなどを使わずに、素のままで聴くと、すごくリアリティーのある音がします。