みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

’79 ストラトキャスター オリジナル 復帰計画。

2014年09月05日 | MUSIC

先日

この際、ラージヘッド・ストラトキャスターの年代を徹底的に調べてみる。

ということで、ボディー中をひっくり返して、正真正銘 1979年製 ということが確定されたのですが...。

新たな疑問が。

「フェンダーは1975年あたりで、ピックガード等のプラスチックを白色から黒色に切り替えられており、この移行中のギターに白と黒のプラスチック部品の混合、組み合わせを見ることができる。おそらく1977年のストラトは、部品を混ぜているが、それ以降は、すべて黒色でなければなりません。」という、結構信頼できるWEB情報が。

 確かにWEBで、1979年のストラト・サンバーストの画像を検索すると、74年ストラトのような、白3-plyのピックガードの画像が出てきません。例外なく黒なのです。

(1974年)

 (1976年)

 (1979年)

更に、

1.ひっくり返したピックガードのポッド部分にあるはずのアルミの絶縁シートが貼られていない。

2.ピックガードの裏にシリアルナンバーの書かれたタグが貼ってない。 

 その代わりにタグが貼ってあったであろう場所のボディーにタグの跡が残っている。

3. ピックアップの配線コードがタイラップで固定されている。オリジナルにタイラップが使われているとの情報はないので(1960年代ごろからタイラップはあったようですが)、後年にピックアップまわりをいじった可能性がある(ピックアップはオリジナルですが)。

4.黒の3-plyのピックガードやノブは発売当時評判が悪く、白のものに交換された例が少なからずあるとのこと。

等から、3-ply 白のプラスチック部品は後年交換されているものと判断しました。

 せっかく、トレモロバックプレートを黒から白3-plyに交換し、トレモロアームキャップをエイジドに変えたオリジナル復帰計画が水の泡となってしまいました。

 あのとき、結構オリジナルの画像を集めたのに、なんでもうちょっと追求しなかったのでしょうか。

 白のピックガードのギターは、ST-54 83DMC があるので、これと差別化を図るのと、まさに 1954年から1980年あたりまでの fender の変遷を一挙に手に入れたいということで、愛機 ’79 ストラト をオリジナルと推定される風貌に戻してやることにしました。


 早速部品を調達します。

 ピックガードは3-plyの黒です。ピックアップカバーも黒で、マグネットポールピッチ 10.4mmのものです。この YJB PARTS さんのパーツは廉価なのに精度や品質が良かったので、今回もできるだけこのブランドで調達しました。

 トレモロアームキャップは、3/16インチ(4.763mm)ではないかと思われるので、ちょっとブカブカかもしれませんが、接着剤で調節可能なので、送料節約のため同じ YJB PARTS さんの5mmで我慢しました。

ノブ類は Montreux で。

 3-plyの黒のバックプレートはなかなかありません。これだけ楽天でなくAmazonで購入しました。 

バックパネル NO.2 TREMOLO BACK PLATE FOR SC BK

バックパネル NO.2 TREMOLO BACK PLATE FOR SC BK
価格:604円(税込、送料別)

 見納めに、写真を撮っておきます。結構しぶくて、かっこいいんですけれど。替えちゃっていいのでしょうか?

 みっちゃんも、何をやっているのかとAmazonの箱の中から呆れています。

 このところ、ピックガードなどをひっくり返す作業をしていたので、交換作業はスムーズに進行。1フレットにカポをかませてネックを外すと弦を外すことなくピックガードを変えられるのがコツですね。

 完成です。トレモロ部分が少し干渉したのでやすりでピックガードを削って調整した以外はぴったりでした。さすが YJB PARTS さん。Montreux は正式な Fender USA のサードパーティーだと思いますので心配ありません。

 

 精悍なイメージとなりました。

  CBS フェンダーも、きっとその時の音楽シーンに合わせてデザインを変更していったのではないかと思います。

 この時代のFender Stratocaster には、モノグラムのストラップがぴったりですね。

 

’54 ストラト ばかりでなく、この子も心機一転、可愛がってあげなくては。


コメント
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