昨夜歴史学者磯田道史さんの奇天烈な活動ぶりをＴＶで観た。小さい時から考古的なものへの異常なる関心ごとが、歴史一次資料をすらすら読んでしまう達人となり、それを記憶し、どんな所でも誰にでもたやすく、歴史の話を喋り出し止まらない。過去発生したことは、現在でも今後将来でも発生することがあると言い、地震の研究に打ち込み古文書に残る貴重な地震情報をメディアを通じて、発信している。歴史に興味を抱くボリュームが、普通の人の数百倍、数万倍なのかもしれない。関心があり、興味を抱き、面白いから益々、其れに没頭熱中するとそこには、記憶、分析、発信能力となっていくことを比較的身近に感じた。生まれつき天才とはおらず、努力のたまものが天才を生み出すが、本人自身がどれほど努力しているのかを他人は知らないだけである。当の本人は、愉しみ、喜びを心の中に感じながら、他人が見える努力を人の何倍、何百倍もしているのである。