どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝@東京都美術館』なのだ

2012年07月18日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

つけ麺を食べた ぼくらわ 東京都美術館に移動して 9月17日まで開催中<マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝>を見たのだ



ぼくらが 美術館に着いたのわ 13時過ぎで 入場待ちの行列が出来ていて 約50分くらい待ってから展覧会の会場に入ることが出来たのだ

でも 待っているのが 外とかでなくて 美術館の中だったので 思っていたよりわ 辛くなかったのだ




この<マウリッツハイス美術館展>でわ 約50点ほど 展示していて ぼくが気になった作品を 数点ご紹介するのだ

やっぱり この美術展で1番良かったのわ ヨハネス・フェルメールの描いた<真珠の耳飾りの少女>なのだ



ぼくらの念願で ずっとお会いしたかった作品なのだ  ふしぎな魅力があって ただただ うっとりで ぼくらわ なにも考えず 遠目から30分くらいずっと見ていたのだ

今回 ぼくらわ 『トローニー』という言葉を初めて聞いたんだけど トローニーわ オランダ語で頭部の習作の意味で モデルの胸から上を描いた絵画なのだ

この作品への導線わ 『目の前で少しだけ見れるコース』と 『遠目からじっくり見るコース』の2つに分かれていて 『目の前で少しだけ見れるコース』の方に いっぱい人が並んでいたので ぼくらわ 『遠目からじっくり見るコース』に行ったのだ

遠目からじっくり見る方でも 正面わ 結構人だかりが出来ているので 作品の右側の方から見れば 人わ 少なくなるので お子様や 女性わ 右側から見れば 少しわ 見やすいと思うのだ



もう1つの ヨハネス・フェルメールの作品の<ディアナとニンフたち>も素晴らしいのだ



2008年の夏にも展示していたのだけれど ぼくわ 初めて見ることが出来たのだ 中央の黄色の服を着ていて 足を洗ってもらっているのがディアナなのだ

これわ ディアナとニンフの休憩の場面が描かれているのだ ディアナとニンフたちが キレイだし 左側に ちょこんといる犬も可愛くて 好きな作品なのだ

今回 フェルメールの作品2点見れたから ぼくわ フェルメールの作品を 8点見れたのだ



ペーテル・パウル・ルーベンスの描いた<聖母被昇天(下絵)>も良かったのだ



これわ 日本人にわ おなじみの 『フランダースの犬』の最後の場面で ネロとパトラッシュが見たものの下絵なのだ

近くで見ていると 聖母マリアの衣が やけに立体的に見えるのだ



あと フランス・ハルスが描いた<笑い少年>も良かったのだ




ミュージアムショップを出て 降りるエスカレータの細長いフロアに <真珠の耳飾りの少女>の衣服を再現したのがあって お写真OKだったので えこうが撮ってみたのだ なので デジカメ(携帯)わ もって会場に入った方がいいと思うのだ(※撮影できるのわ これと 同じフロアにあるパネルのみなので ご注意なのだ)




<マウリッツハイス美術館展>わ 素晴らしい作品をたくさん展示していると思うけど やっぱり目玉わ フェルメールが描いた<真珠の耳飾りの少女>だと思うのだ 調べて見たら 今回と 2000年と 1984年の3回だけの展示だったみたいだし 今回を逃しちゃったら あと10年くらいわ 見れなくなると思うし これからもっともっと混雑しちゃうと思うので ちょっとでも気になる方わ お早めにご覧になった方がいいと思うのだ

あと 移動にわ エスカレーターを使用していて 一方通行?のように思えるんだけど エレベーターもあって 見たいフロアに戻ってこれるので 覚えておくといいと思うのだ 

ぼくらわ <真珠の耳飾りの少女>に うっとりで 大好きになったので あと数回 会いに行こうと思っているのだ





これから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京都美術館 <マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝> 9月17日(月・祝)まで

東京都美術館のページ
http://www.tobikan.jp/museum/2012/mauritshuis2012.html

公式サイト
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/





展示構成

第1章 美術館の歴史

第2章 風景画

第3章 歴史画(物語画)

第4章 肖像画と「トローニー」

第5章 静物画

第6章 風俗画

48点を展示していて、リニューアル前に比べたら、かなり見やすくなっていると思います。



気になった作品

11.パウルス・ポッテル 牧場の牛

家畜を描くのが得意な画家だそうです。


15.ヤン・ブリューゲル(父)とヘンドリック・ファン・バーレン 四季の精から贈り物を受け取るケレスと、それを取り巻く果実の花輪


ブリューゲルが草花を描き、バーレンが人物を担当している。アントワープでは、得意な分野の異なる画家の共同制作が行われていたそうです。花なども美しいのだが、人物の描写がキレイで、秘密の花園のように思えました。


16.ペーテル・ハウルルーベンス 聖母被昇天(下絵)


アントワープ大聖堂を飾る祭壇画の構図を決めるための下絵だったそうです。


17.レンブラント・ファン・レイン スザンナ

老人たちは描かれていないが、覗かれた瞬間、体を隠すスザンナが描かれていますが、スポットライトを浴びたかのようにスザンナに光が当たっている。


18.レンブラント・ファン・レイン シメオンの賛歌


スポットライトが当たっているかのようで、劇場のハイライトの一場面のようでした。


19.アーレント・デ・ヘルデル シメオンの賛歌

レンブラントの同タイトルの隣に展示。こちらの作品は、近景で人物のみ描かれてます。見比べると、光を効果的に使っているレンブラントの方がインパクトがありました。


20.ヨハネス・フェルメール ディアナとニンフたち


2008年に見て以来、4年ぶりの再会。やっぱり素晴らしい作品です。この作品は、最初のフロアの1番最後に展示されていて、結構な人だかりが出来てしまうのですが、こちらも右側から見れば、少しは見やすいかもしれませんよ。


21.ヨハネス・フェルメール 真珠の耳飾りの少女 (※画像は、一部分です)


やっと念願が叶いました。ずっと会いたかった作品です。どの場所から見ても、ずっと彼女と視線が合う気がしました。なんとなくですが、逆に見られている感じ?

テレビの<美の巨人たち>でやっていたのですが、この作品の元は、グイド・レーニが描いた<ベアトリーチェ・フィンチの肖像>なのでは?と放送していましたが、私もそうだと思いました。

一回りして、17時過ぎに、もう1度見たのですが、そのときは、人が少なくなってずいぶん見やすくなっていました。今回たまたまなのかもしれませんが、閉館間際なら、<真珠の耳飾りの少女>はゆったり鑑賞できると思います。


22.アンソニー・ヴァン・ダイク アンナ・ウェイクの肖像


隣に展示した夫の<ペーテル・ステーフェンスの肖像>が先に制作されてて、対の作品として制作したため、伝統的な配置と逆となっているそうです。本来は、男性が右側で、女性が左側だそうです。


24.フランス・ハルス 笑う少年


早いタッチで描いているようで、少年の表情がいい。


28.ホーフェルト・フリンク 椅子の傍らの少女

この画家は、レンブラントに師事したそうです。可愛らしい幼い少女が描かれ、右側に描かれているイスは、おまるが入る仕組みになっているそうです。


31.レンブラント・ファン・レイン 自画像


亡くなる年に描いた自画像だそうです。


33.レンブラント・ファン・レイン 羽飾りのある帽子をかぶる男のトローニー



34.ヤン・ブリューゲル 万暦染付の花瓶に生けた花


枯れてしまう花や、小さな命は、儚さの象徴だそうです。中国の磁器の花瓶の静物画って、はじめて見たような気がします。


35.アーブラハム・ファン・ベイエレン 豪華な食卓

かなり豪華な食卓で、美味しそうなものがたくさん並んでいます。描かれていた水差しに人物が映り込んでいたのですが、画家本人かも?って思いました。


42.ヤン・ステーン 恋わずらい


47.ピーテル・デ・ホーホ デルフトの中庭

フェルメールの小路を拡大したような作品でした。


48.ヤン・ステーン 親は倣って子も歌う



以前、Bunkamuraで、同じ画家で、同じ寓意のある作品を見たことがあります。さすがに構図が違ったと思いますが、家族の宴会?は同じでした。



この展覧会は、2週間くらいで、もう10万人以上が来場したそうで、7月21日~8月31日の金曜日以外は、閉館時館が1時間延長になって、18:30まで開館することになったようですし、ツイッターなどで、いろいろ調べてみると、9:30前に開場することもあったようでした。

待つのが嫌な方は、事前にチケットを用意して、開館前に美術館に行くか、それともご自身の見る時間を計算して、閉館時間の1~2時間前くらいに行って、人が少なくなるのを見越して、見に行くのがいいのかもしれません。

どるちの方でも書いてますが、<真珠の耳飾りの少女>は、今回を逃したら、日本では10~20年近く見ることはないのでは?と思えるので、ちょっとでも見たいなぁ。と思っている方は、行った方がいいと思いますよ。



巡回情報

神戸市立博物館 9月29日(土)~2013年1月6日(日)





この後わ 新小岩で途中下車して 大好きなラーメン(つけ麺)のお店<麺屋 一燈>で 食事をしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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2 コメント

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素敵な展示ですね (Koba)
2012-07-21 14:09:08
「真珠の耳飾りの少女」は是非見てみたいです!
でも、50分の待ち時間・・・。
くじけてしまいそうです
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ふしぎな魅力がありました。 (どるち & えこう)
2012-07-21 23:14:44
Kobaさん。

コメントありがとうございます。

さすがに50分待ちは、大変ですけど、待ったかいがありましたよ。

やっと会えた作品でしたし、この展示期間しか会えないと思っているので、休み休みでしたが、1時間以上眺めていました。

ぼくわ えこうに持ってもらっていたので ラクチンだったのだ 混んじゃうかもしれないけど 東京と神戸だけの展示なので 旅行ついでに ご覧になってみてわ いかがでしょうかなのだ?(どるち
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