※このブログわ 2011年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ
<ピアチェーレ>でボリュームのあるパスタを食べたぼくらわ 府中駅から30分に1本の間隔で出ている『ちゅうばす』に乗って 府中市美術館に向かったのだ
府中市美術館のある府中の森公園わ サクラの木があって 今わ 結構咲いていたので 美術館に入る前に ちょっとサクラを見たのだ
ぼくの入っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
サクラを満喫してから 府中市美術館で 5月8日(日)まで開催している<江戸の人物画 -姿の美、力、美>の前期展示を見たのだ(前期わ 4月17日(日)まで展示なので ご注意なのだ)
今回わ 前期と後期で ほぼ総入れ替えみたいで 前期でわ 56点の作品が展示していていたのだ
ぼくの気に入った作品を数点 ご紹介するのだ
志村榛斎が描いた <見立江口君図>なのだ
解説をふまえて見ると 青みがかった目をした白象わ 笑っているように見えて可愛いし 遊女の頭にさしている たくさんのかんざしわ 仏様の光を表しているように見えてたのだ(※あとで えこうが解説文を載せるのだ)
曾我蕭白が描いた<蝦蟇仙人図>なのだ
蕭白のちょっと特徴のある変な感じ絵で 下に描かれている 3本足の跳びはねている蝦蟇が かわいらしいのだ
柳沢淇園が描いた<福禄寿図>なのだ
これわ 上をボーっと見ている福禄寿が描かれているのだ 神様に可愛いと言ったら バチが当たりそうだけど 3~4頭身くらいに描かれていて可愛らしかったのだ
林ろう苑の描いた<妖怪図>なのだ(※『ろう』の漢字わ 門構えにの中に 良が入る文字なのだ)
皆 変な顔で ぶちゃいくな妖怪たちが描かれて 見ていると 笑っちゃうのだ
今回 たくさんの人物画が展示してあって ぼくわ 愉快で面白いものに惹かれたけど 曾我蕭白の貴重な彩色の作品が展示していたり 円山応挙が光と影を描いた作品が展示していたりと 普段あまり見ない作品が展示してあって良かったのだ
ぼくらわ 後期展示も見に行こうと思っているのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
府中市美術館 <江戸の人物画 -姿の美、力、奇(前期展示)> 前期:~4月17日(日)まで 後期:4月19日(火)~5月8日(日)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/jinbutsu/index.html
作品リスト
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/jinbutsu/files/Tenziyoteihyou.pdf
展示構成
美の百様
「迫真」のゆくえ
聖の絵姿
ポーズ考
海の向こうの不思議とロマン
人という営み
かわいい
前期展示は56点を展示中です。(後期は、52点展示予定)
気になった作品
3.円山応挙 布袋図
大きなお腹の布袋様。この布袋様は、ユーモラスではなく、まさに神様といった感じ。ただ、胸毛と腹毛がすごかった。
10.祇園井特 観桜美人図
描かれている人たちに特徴があり、タイトルが美人画なのにそんなに美人じゃない!右奥の女性は、ちょっと怖いかも?
14.志村榛斎 見立江口君図
解説には、『鎌倉時代の歌人西行は、雨の夜、大坂の江口の遊里に一夜の宿を求めました。しかし遊女は、世を捨てた者が一夜の宿に固執してどうするのかと断ります。この話と遊女が実は普賢菩薩の化身だったという説話が結びつき、謡曲「江口」が生まれました。 仏教の普賢菩薩は白い象に乗っています。それを見立てた遊女の絵が江戸時代に多く描かれました。』と書かれていました。
解説をふまえて見ると、遊女の多めにさしている鼈甲の簪が仏さまの光を出しているように見えてきた。
26.太田洞玉 神農図
神農って、中国の伝説の皇帝のようですが、この作品は洋画のような西洋人っぽい顔立ちで描かれて、面白い。
27.葛陂古馮 関羽像
闇に浮かぶ、三国志の英雄の関羽が描かれいる。背景が黒くて見えづらいがかなりのインパクトのある作品でした。落款の下にも英語らしきサインが入っていたは、なんでだろう?
43.円山応挙 鍾馗図
鍾馗様って、荒々しいイメージがあるが、この作品は沈着冷静というか、大人しい感じで描かれていた。ちょっと気取ったポーズも面白かった。
45.谷文晁 法隆寺五重塔塑像図
これは、釈迦の涅槃の場面で弟子(従者)たちも描かれている。弟子(従者)たちは、釈迦の死を悲しんているのだが、表情が少し愉快である。
58.森周峰 蝦蟇仙人図
この蝦蟇仙人は、ずる賢そうな顔をしていて、蝦蟇も妖怪みたいでちょっと怖い。
60.曾我蕭白 蝦蟇仙人図
この蝦蟇仙人は、ユーモラスで、仙人と蝦蟇が一緒に遊んでいるように見えました。私は知らなかったのですが、蝦蟇仙人の操る蝦蟇って、3本足なんですね。
65.曾我蕭白 太公望・登竜門図
解説には、『紀元11世紀の周の時代の人物、太公望は釣り人でしたが、周の文王に見い出され、軍師として活躍した人物です。鯉と竜の図は、二つで「登竜門」、つまり、竜門の滝を登ることの出来た鯉は竜になるという話を表します。この三幅は、太公望の出世と、やはり立身出世の画題として喜ばれた登竜門の図に結びつけたものなのです。』と書かれていました。
曾我蕭白なのに、変じゃなくというか、普通に描かれていました・・・。
66.柳沢淇園 福禄寿図
私は知らなかったが、「福禄寿」は子供に恵まれる「福」と、財産に恵まれる「禄」と、長生きの「寿」の3つの幸せを表す神様と解説に載っていました。
76.円山応挙 元旦図
日本ではあまり意識して描かれることがなかった光と影が描かれた作品だそうです。
80.曾我蕭白 美人図
手紙を噛み千切る女性が野外で素足のまま・・・。見ていて怖く感じるけど、この怪しい女性は、可哀そうな気もする。解説に書いてあったのだが、蕭白の本格的に彩色してある作品は少なく貴重な一作らしいです。
83.林ろう苑 妖怪図(※『ろう』の漢字は、門構えにの中に『良』が入る文字です。)
変顔の妖怪や天狗が描かれて面白い。こんな感じなら、もし目の前に現れても怖くはない。
他にも、前期展示の伊藤若冲の描いた<伏見人形七布袋図>や、全期間展示の円山応挙が描いた<波上白骨座禅図>も良かった。
伊藤若冲 伏見人形七布袋図
円山応挙 波上白骨座禅図
たくさんの人物画が展示してあって、愉快で楽しいものがあったり、西洋の影響を受けた様な写実的なものなどがあって、見ていて面白かったです。
後期展示もまだ見たことがない、若冲の<付喪神図>が展示するそうなので、見に行きたいと思っています。
この後わ 市ヶ谷まで移動して 市ヶ谷と飯田橋の中間にあるミヅマアートギャラリーに行って 4月9日(土)まで見れた<鴻池朋子展 「隱れマウンテン 逆登り」>を見に行ったのだけれど そのことわ また 今度書くのだ
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